三浪した大学生の日常や就活の実態とは?三浪しても成功した有名人を紹介

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三浪していると、大学に入ってから現役生と同じように学生生活を送れるのか、就活に差し支えることはないのかなどの不安を感じることもあるでしょう。そこでこの記事では、三浪した人の学生生活や就活の実態を紹介します。また、三浪経験のある有名人や三浪中の受験生に向いている塾についても解説しています。三浪しているからと将来を悲観的に考えず、前向きに受験勉強に取り組みましょう。

1.三浪した学生の大学生活の実態

はじめに、三浪して大学に合格した人がどのような学生生活を送っているのか、その実態を見ていきましょう。

1-1.年齢差を気にする人は少ない

三浪して大学に合格した人がまず気にするのは、周囲との年齢差ではないでしょうか。三浪で受かった場合、現役生とは3歳差ということになります。高校まではクラスメイト全員同い年であることが多いため、3歳離れていると周囲となじめるか不安に思うかもしれません。しかしながら、大学生活では講義以外にもサークル活動やアルバイトなど、年齢の異なる人と接する機会がたくさんあります。そのため、他人との年齢差を気にする人は意外と少ないと言えるでしょう。特に、難関大学や有名大学には浪人して入ってくる学生も多いため、三浪でもそれほど目立ちません。

なお、大学生活を送るなかで上手に周囲と馴染むためには、年齢差を利用して友人に命令したり強気な態度を示したりするのは避けたほうが良いでしょう。そのような行動を取ると周囲からの信用を失い、どんどん人が離れていきやすいので注意が必要です。年齢差があっても、同じ学年の人とは対等に接するようにしましょう。

1-2.「三浪」を個性に変えられる

大学には非常に多くの学生がいるので、友人や知人を作るのも大変です。まずは自分のことを覚えてもらうために、ほかの人とは異なる個性をアピールする必要があります。そんなときに役立つのが「三浪」です。三浪して大学に入る学生はそんなにはいません。そのため、自己紹介のときに三浪であることを述べれば、周囲の印象に残るはずです。三浪で入学したことをコンプレックスに感じてしまうかもしれませんが、学生生活でそれを隠さず、早い段階でカミングアウトすることで個性に変えられるのです。

三浪だとバレるのを恐れて年齢を隠していても、いずれは周囲に知られてしまう可能性が高いでしょう。時間が経ってからバレると周囲の人からも気をつかわれることになりますし、後ろめたさを抱えながら隠し続けるのも精神衛生上良くありません。かえって三浪したと明るく暴露してしまったほうが周囲の学生たちも気をつかわずにすみ、同じく浪人した学生が集まってきて仲良くなれることもあります。

2.三浪した学生の就活の実態

三浪しても、気の持ちようで充実した大学生活を送ることができます。それでは、三浪した場合の就活はどうなるのでしょうか。

2-1.大手企業の内定をもらう人もいる

同じ浪人生でも、一浪・二浪の場合は就職に影響することは少ないといわれています。一方、三浪の場合は多少影響する可能性があることを覚えておきましょう。企業によっては三浪の場合は新卒扱いにならず、選考基準を満たさないことがあるので注意が必要です。もちろん、これは一部の企業に限る話であり、すべての企業が学生の年齢や経歴にこだわっているわけではありません。三浪していても新卒採用を受けられる企業がほとんどで、なかには大手企業から内定をもらえる人もいます。三浪していることをあまり心配しすぎないようにしましょう。

三浪した学生が就活を成功させるためには、そのことをコンプレックスに思うのではなく、むしろ前向きに捉えてアピールすることが大切です。先にも述べたように、三浪して大学に入った人はあまりいません。そのため、三浪というほかの人とは異なる経験をアピールすれば、自己PRにオリジナリティを出せます。三浪するあいだにどんな苦労をしたのか、結果としてどう成長したのかなどの視点から自分という人材をアピールすれば、就活で良い結果を得られるでしょう。

2-2.在学中の努力が重要

就活では、三浪がマイナス要素のひとつになってしまうことも少なくありません。それを覆すためには、在学中にさまざまな活動を行い、面接官にアピールできるような経験を積むことが大切です。たとえば、早い段階からインターンに参加して実際の職場を経験したり、海外に留学して広い視野を身につけたりするなども良いでしょう。これらの経験は自分を成長させるので、就活においても武器になります。このほかにも、社会人になってから役に立つスキルを身につけることで、三浪という個性も好意的に評価してもらえるようになります。

マイナス要素だと思われやすい三浪をプラス要素に転じさせるためには、大学に入学したことに満足せず、その後も積極的に努力を重ねていくようにしましょう。

3.三浪経験のある有名人

大学内には同じく三浪した学生があまりいないかもしれませんが、世の中には三浪経験を持ちながら活躍している人がたくさんいます。そこでこの段落では、三浪経験のある有名人を4人取り上げて紹介します。

3-1.吉村作治

エジプトにて第18王朝のファラオ、アメンヘテプ3世の祭殿である「魚の丘遺跡」の一部などを発掘したとして有名な考古学者・吉村作治も三浪した1人です。彼は東大を目指して浪人していましたが、三浪したのちに早稲田大学へ入学します。しかし、早稲田大学にはエジプト考古学を学べる環境がないと知り、在学中に当時の教授と共にエジプト研究会を設立しました。そして1966年、大学3年生のときに日本人として初めてエジプトの現地調査に参加し、約半年間かけてほぼエジプト全域に広がる遺跡群を調査しています。

大学卒業後も、彼はエジプト考古学の研究を続け、200体のミイラや太陽の船など、数々の貴重な遺跡の発掘に成功しました。また、2010年6月には早稲田大学から名誉教授の称号を授与されるなど、その功績は高く評価されています。古代エジプト文明を世に広めるため、講演会やテレビ出演なども行っているほか、eラーニングを活用した教育の普及にも力を入れている人物です。

3-2.米村でんじろう

サイエンスプロデューサーとしてテレビでも人気の米村でんじろうも、学生時代に三浪しています。彼は高校3年生のときに父親を亡くし、授業料が安い国立大学を志すも受験に失敗、浪人生活を送ることになったのです。その後、工場で働いたり牛乳配達のバイトをしたりと、苦労を重ねながら東京学芸大学に合格しています。彼は大学院まで進み、卒業後は教師として働いていましたが、科学の楽しさを広く伝えるために独立しました。1998年に「米村でんじろうサイエンスプロダクション」を設立し、科学を楽しく学ぶためのサイエンスショーや実験教室を行っています。

そんな彼が一躍有名になったのは、NHKの番組出演でした。彼が行う科学を利用した楽しい実験は、子供だけでなく大人の心もつかんだのです。代表的なのは空気砲の実験でしょう。丸く穴を開けた段ボールの箱に線香の煙を入れ、箱の両側をたたくとドーナツ状の煙が出てくるというものです。この実験はテレビでも行われ、大きな話題を呼びました。その後、サイエンスプロデューサーとしてさまざまな分野・媒体で活動しています。

3-3.槇原敬之

有名ミュージシャンの槇原敬之も三浪経験があります。彼は高校時代から音楽活動をスタートさせており、二浪のときにはすでにプロデビューを果たしています。それでも浪人生活を続け受験に挑戦したのは、親が大学進学を希望したことや、親に迷惑をかけたのでせめて大学には合格したいという思いがあったからだそうです。そして三浪した結果、彼は青山学院大学に合格しました。しかし、音楽活動が忙しかったためか、大学は中退しています。

そんな彼が浪人中に生み出したのが、1991年のヒット曲「どんなときも」です。当初は映画の主題歌として依頼されたそうですが、そのタイミングがちょうど大学の合格発表を待っているときだったため、自分への応援歌として制作したといわれています。

3-4.井上陽水

槇原敬之と同じくミュージシャンとして有名な井上陽水は、最初から音楽の道を目指していたわけではありませんでした。彼の実家は歯科医院を営んでおり、彼も家業を継ぐために歯科医を目指していたのです。そのため、九州歯科大学を受験しましたが、なかなか合格できずに三浪しています。しかしながら結局合格できず、上京してミュージシャンを目指すことになりました。

「アンドレ・カンドレ」という芸名で歌手デビューした当初はあまり売れませんでしたが、22歳のときに井上陽水名義でリリースしたファーストアルバム「断絶」がスマッシュヒットします。さらに、その2年後に発表したサードアルバム「氷の世界」がミリオンセラーとなり、人気歌手の仲間入りを果たしました。その後も「いっそセレナーデ」や「Make-up Shadow」、音楽の教科書にも掲載された「少年時代」など、数々の名曲を生み出しています。

4.三浪中の受験生にもおすすめの塾

三浪中で絶対に合格したい受験生は、個別指導塾の下克上を利用してみてはいかがでしょうか。下克上は、勉強が苦手な生徒を慶応大学に合格させることを目指す塾です。まず正しい勉強法を徹底的に教え込むことから指導しているので、これまで勉強が苦手だった生徒でも優秀な成績がとれるようになります。また、下克上では塾での授業は無駄が多いと考え、参考書をもとにした勉強が中心です。塾に通う必要がなく、全国どこにいても受講できます。さらに、ネットや電話でマンツーマンの指導を受けられ、進捗管理やフィードバックも行っているので、効率的に勉強できるのも魅力です。

実際に、下克上では2018年8月から三浪中の受験生を指導し、2019年度の受験で筑波大学に合格させた実績があります。短時間で受験生を合格に導いてくれるので、次こそは失敗したくない三浪中の人にもふさわしいでしょう。

三浪でも不安を感じる必要はない

三浪しているからといって、大学に入学してから周囲とうまく馴染めないのではないか、就活の際に不利になるのではないかなどと不安に思う必要はありません。三浪は個性に変えられますし、在学中に努力すれば大手企業に入社できる可能性もあります。確実に大学合格を目指したい人は、効率的な勉強方法で偏差値アップを実現する個別指導塾の下克上を利用してみてはいかがでしょうか。

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