慶應大学の受験科目を学部別に徹底解説!偏差値や対策しやすい学部も紹介
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2020.05.19
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更新日:2020.05.18
英語の参考書として圧倒的地位を築いているのが、ネクステージです。受験生に限らず、高校生であれば聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。学校の指定参考書として配られることも多いネクステージですが、せっかくであれば有効的に活用したいものです。そこで、今回はネクステージを隅から隅まで使い倒せる、おすすめの使い方をご紹介します。
目次
ネクステージは、学校で配られたり有名で定番の参考書であったりするため、とりあえず買って手元にある人も多いのではないでしょうか。ただ、ネクステージは問題数が多く、章も分かれているため、「どのように活用すれば良いのかわかりづらい」と感じている人もいるかもしれません。定番といわれるだけあって、ネクステージの実力は本物です。同じネクステージを使う人でも、有効的に使えた人とそうでない人では、学力に圧倒的差が生まれます。英語のエッセンスがまとまったネクステージの使い方をマスターしましょう。
ネクステージを知らない人のために、ここで特徴をご紹介しておきます。ネクステージは、英文法参考書として有名で、多くの受験生に支持されてきました。また、文法だけでなく単語や熟語・構文なども収録されており、時間のない受験生が効率よく勉強できるようになっています。ただ、効率よく勉強できる設定のため、ある程度基礎は理解しておかなければ難しく感じるかもしれません。目安として、偏差値50くらいはある人が無難です。
ネクステージを使いこなせば、センター試験で8割以上を狙ったり、2次試験の対策をしたりすることとしても使えます。問題数は1,464問あり、センター試験の過去問題を中心に作られています。ネクステージの勉強がそのままセンター試験対策にもなるため、一石二鳥です。問題数も多く感じるかもしれませんが、分野別に細かく分かれているためそれぞれ区切り良く、集中して取り組むことができます。
実際に、ネクステージを使って勉強したことがある人からは、「ネクステージが最強の文法参考書」という評価もあります。しかし、注意すべき点は「基礎を固めてから取り組むと良かった」という意見もあることです。解説を見てもわかる通り、丁寧に解説されているわけではありません。基礎を理解していることを前提での解説のため、初めて文法を勉強するのにネクステージからはじめると理解できないでしょう。文法参考書でありながら、問題集的な面も含まれているので、しっかりと基礎を学んでから取り組むほうが有効的に使えそうです。
ネクステージの良いところは、なんといっても様々な英文法の問題形式に対応している点と、難易度が3段階で表示されているところです。定番の参考書として名高いのには、しっかりとした理由があります。それぞれの良いところについて順番に確認してみましょう。
問題数が多いだけあり、選択問題から整序問題など様々なパターンが収録されています。文法は知っているだけで点数になることもあり、特にセンター試験では序盤に文法の知識があるだけで解ける問題がありました。また、大学の中にも知識問題である程度の点数を取ることができるところもあり、侮れません。その意味では、多くのパターンに触れることができる点はアドバンテージとなります。似たような問題形式だというだけで、解ける気がする場合もありますし、場数を踏んでおいて損はありません。
また、文法書ながら英文解釈の章もあります。英文解釈は、1冊参考書を選んで勉強しておくべき内容です。しかし、時間がない人にとっては効率よく勉強できる方法として、ネクステージの英文解釈の章を読むこともおすすめ。試験に出やすいポイントのみに絞っているため、もちろん網羅性は低いですが直接得点につながりやすい対策方法です。
ネクステージは、問題数学多くすべてを解ききるのに時間がかかります。しかし、受験までに時間がない人にとっては自分に合った対策だけをしたいはずです。そんな人にもネクステージは有効です。問題の横に難易度が3段階で表示されており、自分の強化したいレベルや試験前の対策に使えます。1つ目の「基礎」は、中学英語程度の知識で答えられるいわゆる言葉通りの基礎です。2つ目は、「標準」で高校で学習する範囲を満遍なく理解していれば解ける問題で基本のもの。3つ目は、「発展」で大学入試で差がつきやすい問題です。
時間がない中、基礎を固めたいなら基礎・標準のみ学習するのでも良いでしょう。また、試験前に一通り復習したい場合は、発展のみを復習するといったことも、有効にネクステージを使う方法です。時間がある場合でも、すべての分野で基礎を勉強してから標準、発展とレベルごとに進めていっても良いでしょう。ネクステージは、難易度にあわせて自分の進めたいように進められるのが魅力です。
ネクステージの、もう一つの魅力は、見開き2ページ構成となっているところです。左に問題、右に解説と解答が書かれているため、右側を赤シートで隠せば解答が消えて問題を解く前に解答を見てしまう気持ちにブレーキをかけることができます。単語帳のように、赤シートを活用できることはとても便利です。一通り解いた後で、本当に理解したうえで解答できていたのか確認することもできます。
ネクステージは、多くの受験生が使う文法書ですが、特にどのような人に向いているのでしょうか。まず、文法の基礎はある程度終わらせておく必要があります。ネクステージは、解説が簡潔でわかりやすく作られています。一方で、なにも文法について理解できていない状態で解説を見ても理解できないため、時間の無駄です。また、文法以外にも単語の知識も必要になります。問題文の意味をそもそも理解できない状態で、解説を見ながら進めていっても意味がありません。
進度が遅いばかりでなく理解できないため、なにも身につきません。目標とするレベルとしては、中堅国公立やMARCH志望の人です。ネクステージは、この1冊だけで文法の基本が身につきます。難関大志望の人でも、ネクステージの知識を使って応用すれば良いだけです。また、センター試験のような共通試験を受ける人にとって、センター試験の過去問から作られている点は魅力的です。「英語を得点源にしたい」「しっかりと基本を身につけたい」といった人は、ネクステージで学習を取り組んでみましょう。
ネクステージがいくら素晴らしくても、身につけられなければ意味がありません。ここでは、効率的な使い方と本気で取り組む人はどのような工夫をしているのかについてご紹介します。どの科目にも共通して使える内容でもあるので、ぜひ英語以外にもこの方法を応用してみてください。
ネクステージは、問題数が多い分、一通り解くのも時間がかかります。しかし、勉強の基本は反復です。1度間違えた問題を間違えないよう、その日のうちにもう1度解き直す癖をつけましょう。さらに、間違えてしまうのであれば理解が足りませんし、もしかしたら苦手な分野かもしれません。自己分析のためにも、その日の復習と時間を空けた復習の2パターンが必要です。3カ月程度経過してから、もう1度解いてみましょう。基本的に間違えたことのある問題のみで良いです。しかし、心配な人は正解した問題も含めてすべて解き直してもよいでしょう。
もしかすると、まぐれで正解したものも含まれているかもしれません。3カ月後に解き直しても正解できるのであれば、しっかりと知識が定着している証拠です。忘れないよう、3カ月スパンを目安として反復しましょう。ネクステージに時間をかければかけるほど、文法の知識がどんどん身についていきます。時間を無駄にしないよう、間違えた問題に絞って復習し理解する癖をつけていきましょう。
意外にもやっている人が少ないのが、間違えた問題にチェックをつけることです。間違えるということは、その問題に必要な知識が身についていないことが明らかでしょう。時間をかけて復習しようとしたときに、どこを間違えたかわからなくなったり、間違えた問題を探すのに時間を取られたりしたことはないでしょうか。受験勉強において、間違えた問題を探す時間は無駄です。しかし、はじめから間違えたときにしっかりとチェックをつけておけば、復習もスムーズになります。
また、復習の際さらに間違えた場合はチェックを増やすなどすると良いです。自分の弱点があぶり出されるうえ、復習する際はチェックが多いものから行うと効率的でしょう。たまたま正解してしまった問題についても、自分に正直になってチェックしておくと今の実力を把握しやすくなります。チェックした問題は、Forestなどの基礎文法集を見て根本から理解しましょう。
ネクステージの解説だけでは、根本の仕組みの理解まで及ばない可能性が考えられます。また、同じ章で多く間違えるのであれば、その分野の理解が進んでいない証拠です。ぜひ基礎文法集に戻ってからネクステージに取り組みましょう。
問題を和訳するには、「単語力」「文法力」「構文解釈力」といった3つの能力が必要です。それらの力が総合的に身についていないと和訳はできません。そのため、自分の実力を確認する意味でもおすすめです。右側のページには、和訳がしてありますので、合っているかどうかもすぐに確認できます。また、和訳のスピードも受験には必要です。普段から訓練しておくと、速読の練習にもなります。文章を正確に読みつつ速読できると、英語を生かして受験することができるでしょう。そのためにも、ネクステージの構文解釈の章か、構文解釈の参考書を同時に勉強すると良いです。文にも読み方があるため、まずはその基礎も理解しておきましょう。
ネクステージは、基礎文法を身につけた人におすすめです。基礎文法を把握していれば、実際の文や試験でどのように出てくるのか理解できます。ネクステージ1冊を完璧にすると、問題数が多く網羅性も高いため、多くの大学受験で勝負する力がつくでしょう。3カ月ごとの復習を繰り返すことで、確実に英語力を養うことができます。
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