家で勉強できない人必見!その克服方法とは

未設定

「学校や塾では勉強ができるのに、家ではどうしても勉強できない」という人はいませんか。成績を上げて受験に打ち勝つには、集中して勉強する時間を増やしたいものです。しかし、ただ勉強机に向かっているだけでは、勉強がはかどるわけではありません。この記事では、家で勉強するためのコツについて説明します。勉強できない理由別に克服方法を紹介するので、勉強しやすい環境を整えましょう。

1.家にいると勉強できない理由とは

学校や塾などでは勉強できるのに、家に帰ると勉強できない理由はどうしてなのでしょうか。家にいるときに勉強できない理由について説明します。

1-1.リラックスしてしまい眠たくなる

家でリラックスしているうちに眠たくなり、勉強ができない場合があります。学校の勉強を終えて帰宅するころには、お腹がすいている場合もあるでしょう。部活や遊びなどで、ほどよく疲れがたまっている人もいます。家庭が暖かく快適な場所であるほど、一時的な休憩のつもりが長々とリラックスしがちです。しかし、油断してはいけません。リラックスしているうちに、次第に眠気にさいなまれ、勉強する気がなくなってしまうでしょう。学校や塾などと比べ、家庭には圧倒的に緊張感が足りません。そのため、集中できる環境を自ら作る必要があるのです。

例えば、勉強をする場所を明確に決めましょう。家に帰ってきてから、いつまでもリビングにいるのは避け、速やかに勉強するための場所に移動するのです。勉強する場所は、自室だけでなく自分が集中できればどこでも構いません。自分が決めた場所や、机では勉強しかしないなどルールを決めておけば、勉強する気分が高まるでしょう。このように、リラックスして眠くなる前に勉強にとりかかるようにしてください。

1-2.机の上や部屋が散らかっていてやる気が起きない

机の上や部屋が散らかっているとやる気が起きず、勉強の妨げとなります。気が散るのは、漫画やスマホのような娯楽グッズのせいだけではありません。教科書や参考書が散らかっていたり、ゴミが落ちていたりといった場合も集中は途切れます。しかも、自分では集中できていると思い込んでいても、潜在的にあらゆる情報を脳は処理しているのです。したがって、散らかった部屋で勉強すると脳に必要以上に負担をかける可能性が高まるでしょう。まれに、どういった環境であろうと勉強に集中できる人もいますが、そのような人ばかりではありません。勉強以外の情報はなるべく取り除いておきましょう。

散らかっていると、勉強するスペースの確保も大変です。掃除から始めるようでは、勉強への意欲が低下してしまいかねません。部屋や机の上を整理整頓し、勉強へのやる気を損なわない環境をキープすることは重要です。

1-3.別の誘惑があり勉強する気が起きない

スマホや漫画など誘惑するものが目に入り、勉強する気が起きない場合もあります。勉強の習慣がない人ほど、勉強にとりかかるハードルは高くなりがちです。気が向かない勉強よりも、どうしても楽しいことに気をとられてしまうでしょう。できるかぎり、スマホや漫画、そのほかの趣味の物などが目につかないように環境を整えることが重要です。机の上には、勉強に必要な物しか置かないようにしたり、勉強中はスマホの電源をオフにしたりといったルールを作り少しずつ集中できる環境を作ってください。

また、誘惑をはねのけて勉強にとりかかったとしても、「早く勉強を終わらせて漫画を読みたい」「お菓子を食べたい」などと考えている状態では効率よく勉強できているとはいえません。誘惑で心がいっぱいの状態では、勉強にも集中できずモチベーションが低下します。勉強への意欲を高めるには、明確な目標を設定しましょう。「今日はこのページの単語を覚える」「明日はこの公式を使った問題をマスターする」など、達成すべき具体的なラインを決めたほうが、誘惑に負けにくくなります。

1-4.勉強する時間を決めていないため後回しになる

勉強する時間を決めていないため、つい勉強を後回しにする人もいます。また、勉強しているといっても、テレビの音や雑談が耳に入る状況はよくありません。勉強には、メリハリが重要です。時間を決めて、「この時間はなんとしても勉強する」といったように頑張ってください。最初は、30分や1時間など、少しの時間でも構いません。その時間だけは、あらゆる娯楽を断ち切って勉強に集中しましょう。継続するうちに勉強の習慣がつき、勉強をやり遂げたという自信も味わえます。

2.家で勉強できるようにするために

勉強できない理由がわかったところで、家で勉強するための方法について解説します。

2-1.スマホや漫画は手に届かない場所へ置く

スマホや漫画は、手に届かない場所に置きましょう。目に入らないだけでは対策として不十分です。机の中やかばんの中にしまったとしても、つい普段の癖で気にかけてしまうでしょう。もし、スマホに友達から連絡があれば、「早く連絡を返さないと申し訳ない」という気持ちになるかもしれません。その流れでSNSを見てしまい、インターネットを延々見続けるといった事態もありえます。少しでも誘惑を遠ざけるためには、スマホの電源をオフにし、手の届かないところにスマホをしまっておきましょう。

漫画も同じです。一度読んだことがあっても、何度も同じ漫画を読み直した経験がある人もいるのではないでしょうか。少しだけお気に入りの漫画を読んで気分を変えようとして、そのまま読みふけってしまうかもしれません。漫画やスマホ以外のものにも気をつけてください。勉強を退屈に感じていると、普段ならあまり興味を感じないものにも気をとられてしまいます。勉強に集中するために、あらゆる娯楽を遠ざけましょう。

2-2.部屋を綺麗に片付ける

部屋は、綺麗に片付けましょう。できるかぎり、勉強に関係ない物は目につかないように隠したいものです。物が多いだけでも集中を遮られるので、この機会にいらない物を捨てましょう。片付けが苦手な人のなかには、部屋に物が多い人もいます。まずは、必要ない物を捨てるだけでも、部屋がスッキリするでしょう。また、せっかく部屋が綺麗になったとしても、その状態をキープできなければ意味がありません。1日に5分でもよいので、毎日部屋を掃除する習慣を身につけましょう。

部屋を綺麗に保つにはコツがあります。まず、出した物をすぐに片付けましょう。すぐにしまえば、片付けにかかる時間は一瞬ですみます。しかし、まとめて片付けようとすると、相当な時間がかかるでしょう。おっくうに感じると、そのまま散らかった部屋に逆戻りです。また、一時的な荷物置き場を作るのもよいでしょう。特に、服をあちこちに脱ぎっぱなしにしたり、カバンを置きっぱなしにしたりする人におすすめです。荷物置き場を作れば、物が散乱するのを抑えられ、部屋の状態をキープしやすくなるでしょう。

2-3.決まった時間に何時間勉強するか決める

勉強するタイミングと時間を決めましょう。この時間だけ頑張ろうと思えば、集中を保ちやすいです。なお、最初のうちは10分や20分といった短い時間から始めるのがおすすめです。勉強する習慣がない人にとっては、勉強すること自体が大変なことです。頑張ろうと意気込んでも、目標が高すぎると挫折してしまうかもしれません。小さな目標を立て、成功体験を積み重ねるうちに自信がつきます。加えて、集中力も鍛えられるでしょう。勉強する時間帯も重要です。必ずしも、帰宅直後に勉強しなくても構いません。

夕方から夜に勉強するのが向いている人もいれば、いったん寝て疲れを回復し、深夜に起きて勉強する人もいます。また、静かな明け方に勉強したいという人もいます。自分にあった時間帯を見つけられると、勉強がはかどるでしょう。なお、勉強の前後にやることを決めておくと、ルーティーンとして定着しやすくなります。例えば、夜に勉強する場合には、「お風呂のあとに勉強を始め、勉強終わりにストレッチをしてから寝る」という風に、スケジュールを組むのはいかがでしょうか。ほかにも、勉強の前に「音楽を聴く」「コーヒーを飲む」などさまざまなやり方が考えられます。リズムを作って、勉強を習慣化させましょう。

2-4.決まった教科だけをやる

決まった教科のみを勉強するようにしましょう。同時に、複数の教科を勉強できる人はいません。机の上に何冊もあらゆる教科を置いていても、スペースが狭くなるだけでしょう。机に物が多いほど集中がそがれ、効率が悪くなるという問題もあります。さらに、積み重なった書籍に圧迫感を覚え、気が重くなる人もいるでしょう。1教科が終わったら、次の教科に移るようにしてください。なお、勉強を始めるときはハードルが低いものから取り組むのがおすすめです。英語なら単語を10個覚えたり、数学なら基本的な公式を復習したりするといったことなどからとりかかるとよいでしょう。簡単にできるものから始めると、勉強に対する抵抗感が緩和されます。

3.家で勉強できるようになったら

家には誘惑が多いので、なるべく短時間で集中できる勉強が向いています。例えば、復習問題です。解答がわかっている問題を解き直すのであれば、それほど時間をとられないでしょう。もしわからない場合でも、翌日、学校で先生などに質問すれば効率よく勉強できます。英文を音読するのも短時間で済むのでおすすめです。英語の言い回しは、声に出したり紙に書いたりすると定着しやすくなります。しかし、学校や塾での音読はためらわれることもあるでしょう。

その点、家にいれば周りを気にする必要がないので、堂々と取り組めます。また、テストや受験を想定し、時間を区切って演習問題に挑むのもおすすめです。30分や1時間など限られた時間であれば、おのずと集中して取り組めるでしょう。時間をかけて解くのでは意味がないので、時間を決めて取り組むようにしてください。家で勉強をする人としていない人とでは、勉強時間に大きな差がでます。3時間の勉強を1年間続けると、1000時間です。

一方、夏休みの1カ月間、毎日10時間勉強したとしても、たったの300時間しか勉強できません。毎日少しずつ勉強を積み上げるほうが、勉強量を稼げます。また、毎日勉強する習慣をつけることで、集中力も鍛えられるでしょう。

とにかくルールを決めることが大事!第三者のちからを借りるのもあり

家で勉強する習慣を定着させるには、勉強に集中するためのルールを作り、少しずつ守っていくことが大切です。自分の意思が弱く勉強できない場合は、両親などに協力してもらうのもよいでしょう。また、個別指導の塾に通うのも検討の余地があります。家で勉強できれば勉強時間を多く稼げます。受験に打ち勝つために、家で勉強する習慣を作りましょう。

関連記事

PickUp記事