慶應大学の受験科目を学部別に徹底解説!偏差値や対策しやすい学部も紹介
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大学受験では、試験科目や配点が学部によって異なるケースは少な...
2020.05.19
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更新日:2020.05.18
「ネクステ」の略称で知られるネクステージ(Next Stage)は、これまでに多くの受験生が活用してきた定番の参考書です。英文法や語法が網羅的に学べるとして高い人気を誇っています。ただし、分量が非常に多いことから、うまく活用するためにはネクステの構成や学習方法を知っておくことが必要です。本記事では、ネクステの特徴や効果的な学習方法について解説します。
目次
まずは、ネクステがどのような問題集なのか、基本的な構成や対象レベルといった概要を解説します。
ネクステとは、桐原書店が出版しているNext Stage(ネクステージ)のことで、大学受験向けの英文法や語法の問題集です。初版以来受験生に長く愛用され、2014年11月には4版が発行されています。圧倒的なボリュームで英文法や語法問題を網羅しているほか、イディオムや会話表現、アクセントまで幅広くカバーしているのが大きな特徴です。ネクステ1冊を徹底的にやりこめば、センター試験(2021年1月より大学入学共通テスト)から二次試験まで、大学受験の文法や語法問題にしっかり対応できるだけの力がつくでしょう。本体には、音声CDのほか赤シートが1枚付属しています。
ネクステは、左ページに問題文、右ページに正答と解説が記される見開き2ページの構成です。右ページには、考え方や注意点などが項目ごとに整理されて記されていて、理解すべきポイントと覚えるべきポイントが明確になっています。問題集のなかには、解答や解説を巻末や別冊にまとめているものがありますが、それではあちこち見なければならず、非効率と感じる人もいるでしょう。ネクステは、問題の隣にすぐに解説・解答があるため、すぐに答えや要点を確認できて効率的に学べます。
扱う分野は、「文法」「語法」「イディオム」「会話表現」「単語・語彙」「アクセント・発音」の6パートです。文法とイディオムは、それぞれに約500問とかなり充実しており、そのほかの各分野についても100問以上の問題が掲載されています。文法・語法の問題集としては珍しく、アクセントや発音まで学べる点もネクステの特徴の一つです。
ネクステは、良質な問題集として人気ですが、問題を解くには基本的な文法や語法がすでに身についている必要があります。そのため、中学レベルの英語も自信がない人には不向きでしょう。すでに、一通り英文法や構文を学び基本的な知識が身についている人であれば、基礎を固めるのに有効です。応用問題も掲載されているので、基礎段階からもう一段レベルアップしたい人にも良いでしょう。センター試験(大学入試共通テスト)で頻出の文法・語法問題を網羅しているので、すでにしっかり知識が身についている人が自分の実力を確かめたり、総復習として活用したりするのにも適しています。
ただし、ネクステのレベルは中堅レベルの国公立大学やMARCHレベルです。そのため、それよりも難関の大学を目指すには多少心もとないといえます。難関大学を目指す学生は、早い段階でネクステを活用して基本を固めたあとに、さらに難易度の高い教材を使うと良いでしょう。
数多くの受験参考書があるなか、ネクステが長く受験生の定番であり続けるのには、この問題集にしかない特長があるからです。ここでは、どのような特長があるかを具体的に紹介します。
ネクステの大きな特長は、英文法や語法、会話表現、単語などの分野に分かれ、それぞれの問題がかなりのボリュームで掲載されている点です。ただ単に数が多いだけではなく、大学入試頻出の問題が厳選されています。各分野のなかで、特に圧倒的な量を誇るのが文法・語法です。また、ほかの文法・語法の問題集ではあまり扱っていない会話表現やアクセントまでカバーしている点も、ネクステの特長といえます。そのため、ネクステを1冊やりこめば幅広い英語力を養うことができ、受験に向けて対策することが可能です。
大学入試では、受験生の英語力を測るためにさまざまな形式で問題が出されます。ある程度の英語力があっても、出題形式に慣れていなければ戸惑ってしまい、解答に時間がかかることも珍しくありません。そのため、受験対策で英語を勉強するのであれば、さまざまなタイプの問題を解くことに慣れておく必要があります。その点、ネクステは問題の出題形式が大変豊富です。4択型空欄補充問題、語句整序、連立完成、正誤指摘、適語補充などの形式があり、覚えた知識をさまざまな角度から検証できます。
ネクステで多様な出題形式に慣れておけば、センター試験(大学入試共通テスト)や二次試験で出題されるさまざまな問題の形式に対応できる力を身につけられるでしょう。
英語の参考書のなかには、さまざまな色が使われてカラフルな印象を与えるものもあります。一方、ネクステは黒以外には重要なポイントに赤色が使われているのみで、非常にすっきりした構成で目に優しい見やすいレイアウトです。この赤字部分は、付属の赤シートをかぶせれば見えなくなります。そこで、一通り学習が終わったら赤シートを使って「重要項目を理解しているか」「暗記事項をきちんと覚えているか」などが確認できるため、学習に活かせるでしょう。
また、ネクステには音声CDも付属しているため、聴いて学ぶこともできます。このCDに収録されているのは、アクセント・発音と会話表現です。しかし、桐原書店の公式サイトから専用サイトに飛ぶとCD未収録の音声データが視聴でき、リスニングやディクテーションなどに活用できます。音声を聴くことは、リスニング対策になるだけではなく、記憶の助けにもなるでしょう。このように、学びやすい工夫がされている点もネクステの特長の一つです。
ネクステを使って学習していても、うまく活用できていない受験生は珍しくありません。せっかく使うなら、できるだけ効果的な使い方をしたいものです。ここでは、ネクステを使ってどのように学習するのが効果的なのか、4つのポイントを紹介します。
ネクステに限らず、これと決めた参考書や問題集は1周して終わらせるのではなく、何周も繰り返してやりこむことが大切です。1周して終わり、ほかの参考書や問題集に次々に手を出すといったことはやめましょう。なぜなら、1周しただけではそこに書かれていることをすべて理解・暗記することは難しく、中途半端な知識のまま終わってしまう可能性が高いからです。繰り返すことで書かれている内容が深く理解できるようになります。特に、ネクステは英語の幅広い分野をカバーしているため、1冊をとことんやりこむことで受験英語に対応できる総合的な力を身につけることができるでしょう。
ネクステに取り組むときは、最初は一通り問題を解いてみることが大切です。1周目の目的は、どこまで正しく解けるか、自分の実力を知ること。問題を解いて解答・解説を確認したら、印をつけて後で正解したか間違えたかがわかるようにしておきます。各問題の横にチェックボックスが3つ並んでいるので、「正解であればマル、不正解であればバツをつける」などすると良いでしょう。すべて解き終わったら、得意なところと不得意なところがわかり、重点を置いて学ぶべき分野が見えてくるので学習計画が立てやすくなります。
問題を解いて正誤を確認したあとは、解説にも目を通します。不正解の問題はもちろん、正解した問題も解説を飛ばしてはいけません。なぜなら、よく理解していないのにも関わらず、適当に答えたら正解したということもありえるからです。ネクステには、基本的な問題も多く収録されているので、解説を読むことで復習になり基礎をしっかり固めることもできます。一番もったいないのは、問題の正答を確認するだけで終わることです。解説を読み、背景にある文法や定番表現などを把握するようにしましょう。正答にたどりつく筋道を把握することで、要点をより深く理解できるようになり記憶の定着にもつながります。
2周目、3周目と解いていくうちに、「この問題ばかり何度も間違える」「解説を読んでもどうも理解できていない」というものが出てくるでしょう。そのときは、文法書など別の教材を用意して、理解できるまで詳しく調べることも必要です。苦手な分野を重点的に学ぶことで、効率良く効果的に英語を習得できます。文法書なら、例えば「総合英語Forest」や「ロイヤル英文法」などは受験生からの評価も高く、優れた参考書です。どちらも索引が充実していて、調べたい分野をすぐ引けるなど辞書的な使い方がしやすくなっています。
また、平易な表現でわかりやすく詳細に解説されているので、理解しやすいでしょう。アクセントや会話表現については、ネクステ付属のCDを徹底的に使えば効果的に学習できます。
ネクステは、大学入試に頻出する重要な問題ばかりを集めた問題集です。何度も繰り返し解き、問題の形式やよく出る構文、単語、熟語などに触れることが実力アップの近道となります。ただし、ネクステは収録されている問題集が1400問以上と非常に豊富です。そのため、特に1周目はテンポよくどんどん進めていく必要があります。そこで、問題を解くときに1問ずつじっくりと時間をかけるのではなく、30秒ほど考えても答えが出てこないときは解説を読み、また問題を解くというサイクルを繰り返しましょう。スピーディに解答していくことを意識します。
1周目が終わったら、たまたま正解しただけの問題や不正解の問題を中心に、2周目、3周目と挑戦しましょう。最低でも3周は繰り返すことが望ましいです。なお、2周目からは、わからなかったところやあいまいなところは別の文法書の該当箇所を読むなどしてしっかり調べるようにしましょう。いろいろな問題集に広く浅く手を出すより、1冊を繰り返し学ぶほうがより効果が得られることが多いため、徹底して反復することが大切です。
ネクステは、英文法・語法の問題集ですが、会話表現や発音などを含む幅広い分野を網羅しています。難易度は、中堅国公立大学からMARCHレベルですが、難関大学を目指す人にとっても基礎を固めるのに有効です。難関大学のなかでも、特に慶応大学を目指すなら高い英語力を身につけなければなりません。個別指導塾の「下克上」には、慶応大学に短期合格するメソッドがあり、それぞれに合った勉強方法を指導してもらえるためおすすめです。
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