勉強ができる人には理由があった!特徴や実践すべき勉強方法を紹介

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勉強をしても成績が上がらない、勉強の仕方そのものがよくわからないなど、学習の成果が得られず困っている人もいるのではないでしょうか。勉強は、いくつかのコツを押さえれば理解が進むようになります。そこで、ここでは、勉強ができずに悩んでいる人を対象として、勉強ができる人の特徴やノートの取り方、実践すべき勉強方法などを紹介します。

1.勉強ができる人の特徴とは

勉強ができる人とできない人とでは、何が違うのでしょうか。ここでは、勉強ができる人に見られる特徴について紹介します。

1-1.暗記が得意

勉強ができるようになるには、暗記と理解が大切です。英語でいえば、単語のスペルなどはひたすら暗記することが大切です。しかし、重要構文を丸暗記するだけでは使いこなせるようにはならず、身についたとはいえません。「どうしてその構文が文章においてそのように機能するのか」を理解して初めて、長文に出てきたときに読めたり英作文で使ったりできるようになるのです。勉強ができる人は、暗記して終わって良いところと理解すべきところとの線引きがきちんとできていて、両方を同時に行っています。

勉強ができる人は、授業中にぼんやり話を聞いて過ごすことはしません。集中して先生の話を聞き、理解に努め、要点を頭に叩き込んでいきます。すると、テスト勉強の際に慌てて重要事項を覚える必要はなく、授業中に覚えたことのなかから必要な情報を思い出せるようになるのです。テスト前に理解や暗記をする必要がなく、練習問題を解くのに時間をかけることができるため、テストで結果が出やすくなります。

1-2.セルフコントロールが得意

何かを学び続けるためには、モチベーションをいかに維持するかが重要になります。どうしてもやる気がでないときもあるでしょう。勉強ができる人はセルフコントロールが得意で、勉強におけるモチベーションの上げ方をよく理解しています。やる気を維持する方法は人それぞれです。たとえば、模試の偏差値や定期テストの点数など具体的な数値を上げるという明確な目標を設定することで、集中して勉強できる人もいるでしょう。数値目標の設定だけではやる気の向上に結びつきづらい人は、報酬やペナルティを設定するのも良い方法です。

たとえば、今度のテストで80点以上とったら好きなアーティストの曲を買うなど報酬を決めるのも良いでしょう。反対に、80点未満だったときは楽しみにしていた映画に行くのを諦めるなどペナルティを課すのでも構いません。注意したいのは、報酬とペナルティのどちらが良いということではない点です。ご褒美があるとやる気の出やすい人に厳しいペナルティを課したところで、やる気にはなれないでしょう。自分に合った方法を選ぶことが大切です。勉強ができる人は、自分にとってもっともモチベーションが上がる目標設定が上手にできています。

1-3.探求心がある

勉強ができる人は、一般に探究心や好奇心が強いことが多いです。教わった内容や学んだ事柄に対して「どうしてこうなるのか」と興味が持てると、勉強の質は大きく変化します。誰でも、音楽やゲーム、スポーツなど自分が興味のあることに対しては深く知りたいと思い、実際によく覚えられるものです。勉強に対しても「もっと知りたい」という知的関心を抱くことができれば、自然により深く学ぼうという気持ちが働き、苦にせず勉強ができるようになります。

2.勉強ができる人になるための方法

学校に通っている以上、勉強できるようになりたいものです。ここでは、勉強ができる人になるための方法について紹介します。

2-1.暗記のコツをおさえる

勉強ができない人は、学んだことや教わったことをただ覚えようとする傾向があります。しかし、覚えるだけでは忘れやすく、また応用することもできません。そこで、暗記すべきものと理解までして終わるべきものとを判断することが大切です。ただし、慣れないうちはどちらになるのか判断するのが難しいこともあるでしょう。その場合は、以下の「覚えるべきこと」リストを参考に、暗記に努めると良いでしょう。
・国語:漢字、古典、漢文句法
・数学:公式、定理
・英語:単語、英文法
・化学:化学式
・物理:物理量の定理
・社会:基本的に教わることすべて

暗記するときは、覚える事柄を何か別のものと関連づけると良いでしょう。たとえば、acceptを覚えるときは、反対語refuseや類語receive、派生語acceptable、acceptanceなどもまとめて覚えてしまうなどです。特に、似たカテゴリーのものはまとめて関連づけると、カテゴリー全体がより記憶に残りやすくなります。断片的に覚えるよりも、まとめて覚える方が思い出すときもスムーズにいくでしょう。

2-2.目標を明確にしてモチベーションをあげる

何事も明確な目標がないとやる気が出ないものです。これは勉強も同じで、「しなければいけないから嫌々やっている」では集中できず、勉強ができるようにはなりません。そこで、勉強する目標を何か1つ明確にしましょう。目標は「今度のテストで8割以上得点する」「偏差値を10アップさせる」「○○大学に合格する」など、どのようなものでも構いません。目指すべき目標がはっきりすれば、するべきことが見えてくるので、やる気の向上につながります。勉強のために勉強をするのではなく目標に到達するために勉強をするので、モチベーションが高くなり、成果が出やすくなるでしょう。

なお、最初は「○○大学合格」などの大きな目標を掲げるより、「次の小テストで70点取る」などの小さな目標を立てることが望ましいです。1つ1つ目標を達成して得られる達成感を積み重ねることで、モチベーションを維持しやすくなります。

2-3.間違った問題を徹底追及する

暗記した内容を確認したときや問題を解いて答え合わせをしたとき、間違っていることもあるでしょう。そのときは、そのままにしてはいけません。「どうして間違えたのか」「どこに誤りがあったのか」を徹底的に掘り下げることが大切です。正答にいたる道筋を知ることができ、理解を深められます。間違えた問題は、その場ですぐに解説を確認した後、数日おいて再度挑戦することが大切です。正解するまで繰り返しましょう。正解したのであれば、その問題は理解できているということなので、何度も繰り返さなくても構いません。

2-4.読書をする

勉強ができる人になるためには、短時間でも良いので毎日継続して何かを学ぶことが大切です。ただし、休みの日でも教科書やノートを用意して机に向かうのは面倒と感じる人もいるでしょう。そのようなときにおすすめなのが、読書です。本を読むと、テーマになっている知識が習得できる、語彙量を増やせるといったことのほか、想像力や思考力を養うこともできます。これは、文字は音声や映像よりも得られる情報量が少なく、読み手は不足した情報を自ら考えて補いながら読み進める必要があるためです。この過程で想像する力や考える力が養われます。

読書をするかわりに、新聞を隅から隅まで読むのも良いでしょう。十分な時間がとれず難しいときは、興味が持てそうな紙面の1カ所だけでも良いので、毎日継続することが望ましいです。

3.勉強ができる人のノートの取り方

勉強ができる人と勉強があまりできない人とでは、ノートの取り方に違いがあります。ここでは、勉強ができる人のノートの取り方を紹介します。

3-1.方眼ノートを使う

勉強ができる人のノートは、概してきれいに整理され要点が見やすくまとまっています。授業で先生の板書をノートに書き写すときも、見たままを書くのではなく、後で見返したときにすっと頭に入るように工夫されていることが多いです。情報がどれだけ整理され見やすくなっているかで、学習の効率も変わります。そこで、工夫して書くためにおすすめなのが方眼ノートです。方眼ノートは、横線だけが入っている一般的なノートとは異なり、等間隔に縦横の罫線が入っています。

縦横に罫線が入っていることで余白やインデントを整えやすく、内容に合わせて縦書きでも横書きでも使えます。図やグラフも採り入れやすいです。情報が整然と整理され、見返したときにわかりやすいノートを作ることができます。頭の良い人の多くが方眼ノートを使っているといわれています。

3-2.授業内容+αをノートにとる

授業中にノートをとるときは、後で見返したときに習ったことが思いだせるように書くことが大切です。そこで、ノートには板書だけでなく気づいたことも書き込むようにすると良いでしょう。たとえば、先生の説明を聞いて面白いと感じたことや疑問に思ったこと、気がついたことなどです。また、先生が補足的に説明したことや重要そうな発言などもノートに書き留めます。このような工夫をすることで、覚えるべき項目にほかの情報が紐づけされて記憶に残りやすくなります。特に、自分の感情を紐づけしておくと印象に残りやすく、後で思い返しやすくなります。

3-3.視覚的に理解しやすいノートを作る

授業でとったノートは自宅で復習する際に使います。もし、板書がそのまま走り書きされただけで情報の整理がされていない状態であれば、復習しようと思っても内容がよくわからないといったことになりかねません。視覚的に見やすく、理解しやすいとり方をすることが大切です。そのためには、まずはできるだけ文字を丁寧に書きましょう。書くのが苦手でも、丁寧に書けば見やすい文字になります。また、大見出し、小見出し、本文の文字を1つ分後ろにずらすなど、自分なりの「書き方ルール」を作り、視覚的に見やすくなるよう意識して書くことも大切です。

難関大学に合格した人のノート術では、あえて余白を残す方法がよく知られています。行をあけずに小さな文字でびっしりと書いたりすると、読みづらいだけではなく大事なポイントも把握しづらいです。適度な余白があることですっきりと見やすくなり、さらに復習していて気づいたことや後で得た知識などを書き足すことができます。重要事項を目立たせるためにカラーペンで字を書いたり付箋を貼ったりする人もいますが、これは色や付箋が多すぎて見づらくなったり勉強よりもノート作りに時間がかかってしまったりする恐れがあります。凝り過ぎないように注意しましょう。

今日から実践して勉強ができる人になろう

勉強ができる人は、勉強に必要なことだけを効率良く実践しています。これまで勉強が苦手だった人も、目標を設定する、ノートの取り方を工夫するなどすることで後天的に勉強のできる人になることは可能です。指導塾の「下克上」には、どんな偏差値からでも成績を上げるメソッドがあります。まずは公式LINE@に登録し、説明会に参加してみてはいかがでしょうか。受験生に役立つコンテンツの配信を受けることもできます。

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