物理公式の覚え方を知りたい人必見!覚え方のコツと気をつけたいこと

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苦手な科目として挙げられることの多い物理は、大学受験の難関の1つです。ただ、受験ではたくさんの科目を学習する必要があり、物理だけに時間を割くことは難しいでしょう。物理は覚えることも多いため、受験では不利に働くと考える人もみられます。それを理由に、文系に転向した学生もいるかもしれません。では、物理の苦手意識を克服する方法はないのでしょうか。この記事では物理公式の覚え方について詳しく解説します。

1.物理公式の難しさ

物理が苦手と感じる理由には、物理公式の難しさが挙げられます。アルファベットと数字が組み合わされ、複雑なものも多いことから、見ているだけで頭が痛くなると感じる人もいるようです。では、どうして物理公式は理解しづらいのでしょうか。ここからは物理公式の難しさについて紹介していきましょう。

1-1.物理公式が覚えられない

物理公式が難しいと感じる理由の1つには、公式が覚えられないことがあるでしょう。物理公式は物理の基礎であり、問題を解くためには公式を問題文に当てはめる必要があります。よって、公式を覚えていないことには物理で点数が取れません。しかしながら、アルファベットの羅列が多い物理公式を覚えるのは非常に大変な作業です。簡単には覚えられないと感じる人も多く、物理を勉強する上での難関として位置づけられています。物理公式は、教科書に書かれている優先順位の高い公式を覚えることや、問題集を解くことで身につけていくのが基本です。教科書では優先的に覚えるべき物理公式が赤字や太字で書かれていることが多く、それらを参考に、覚えていく順番を決めます。

1-2.覚えた物理公式をいつ使えば良いか分からない

難しい物理公式を苦労して覚えたにもかかわらず、それらをいつ使えばいいか分からないことも物理公式を難しいと感じる理由の1つです。問題集を読んでもどの公式を当てはめればいいか分からず、問題を解けずに終わってしまうこともあるでしょう。公式を覚えても、どの問題で使えばいいのかが理解できていないことには、覚える意味がありません。受験では与えられた時間内にたくさんの問題をこなす必要があります。ですので、物理で1つの問題に時間をかけすぎると、すべての問題が解けなくなる可能性が高くなるでしょう。

より多くの問題をこなすことは点数アップにもつながりますので、問題を見ただけで使う公式がイメージできるまで、公式を理解しておくことが大切です。また、問題文からどんな現象が起きているのかという点にも注目しなければなりません。それができないことには、解き方を理解していても答えが合わなくなることもあるでしょう。例を挙げると、電気の問題で直列の公式を使うイメージが浮かんだとします。しかし、実際には並列の公式が問われている問題の場合には、別の解答になってしまうのです。

2.物理公式の覚え方とは?

物理公式は同じようなアルファベットの羅列であることから覚えにくく、覚え方が非常に重要なポイントとなります。ただ、どのような勉強をすると覚えやすくなるのでしょうか。ここからは、物理公式の覚え方を詳しく紹介しましょう。

2-1.物理公式の導き方を覚える

物理公式を覚えるときには、公式そのものだけでなく、どうしてそのような公式が成り立っているのかという点に注目し、公式の導き出し方も覚えることが大切です。公式の導き出し方を覚えると、仕組み全体が理解できるようになります。簡単な問題を解いているときは、公式さえ覚えていれば分かることもあるでしょう。しかし、問題が複雑になると、どの公式を使うのがいいのか分からなくなります。そんなとき、公式の導き出し方を覚えておくことで、難しい問題でも解けるようになるのです。さらに、公式の成り立ちも覚えることができれば、より記憶が強化されます。公式を忘れにくくなり、たとえ忘れてしまったときでもその場で導き出せるようになるでしょう。物理の問題では、導出過程が出題されることが珍しくありませんので、導き方を覚えておくと点数のアップにもつながります。

2-2.覚えた公式を使って問題を解いてみる

物理の公式の覚え方には、覚えた公式を使って実際に解いてみるという方法もあります。公式を覚えたからといって、それが実際に使いこなせるとはいいきれないでしょう。そのため、物理公式をインプットすると、問題を解くというアウトプットが必要になります。これらをセットとして行うことで、より理解が深められるのです。物理公式が自然に浮かんでくるほど身につけたいというのであれば、より多くの問題演習をこなし、公式を使う機会を増やしましょう。

最初は練習問題や例題などの簡単な問題から解いていくようにし、慣れてきたところで難しい問題にも挑戦します。はじめから応用問題をしてしまうと、公式の使い方に工夫が求められることから、普通に公式を当てはめるだけでは問題が解けなくなります。あくまでも自然に公式を覚えるため、問題を解くということに注目し、たくさんの問題演習をこなしていきましょう。また、問題を解くうえで間違ったところがあれば、きちんとチェックし、そこを復習することが大切です。問題を解き、復習するという作業を繰り返し行うことで、自然と公式が身につけられるようになるでしょう。

2-3.応用問題を何度も繰り返す

物理公式は応用問題を何度も繰り返すことで覚えられます。覚えた物理公式を使って簡単な問題が解けるようになると、実践的な応用問題に取り組みましょう。応用問題も何度も反復することが大切で、回数を重ねることで知識として定着させます。ただ、応用問題は難しいため、物理公式をしっかりと覚えてから始めないことには、途中で挫折してしまう可能性も高いでしょう。簡単な問題の場合には、自然に公式を思い浮かべられるレベルにまで勉強しておく必要があります。

一度しっかりと理解したと思っても、時間が経てば忘れてしまうことも少なくありません。そうならないためにも、分からなかった問題には印をつけ、時間を置いてから解き直す作業が大切です。このような勉強を続けることで物理公式が理解できるようになり、分からない問題がなくなります。応用問題を解くには過去問題や参考書を使うのがいいでしょう。これらを用いて何度も解き、実際に使える知識として身につけていくことが大切です。

2-4.公式を使う意図を意識する

物理公式は、公式を使う意図を意識しながら覚えることも重要なポイントです。応用問題を始めると問題の内容が非常に複雑になり、簡単な問題を解いていたときには思い浮かんでいた公式も、すぐに思い出せなくなることがあります。問題によってはいろいろな公式が使えるものもあり、どの公式を使えば早く答えが導き出せるのかを考える必要も出てくるでしょう。そんなときに重要なのが、これから使う公式がなぜ必要となるのかという点です。問題が難しくなればなるほど、公式を使う順番に迷いが生じてしまうこともあります。順番をあやふやにしたまま問題を解こうとしても、正解にたどり着けないことは多いものです。公式を使う意図を意識して問題を解く習慣をつけると、どの公式を当てはめるべきかが自然に思い浮かぶようになるでしょう。その結果、問題を解くスピードや正確性が高められます。

3.物理公式を覚えるときの注意点

ここまで物理公式を覚える方法を紹介してきましたが、これらをすぐに実践するのは早いといえます。なぜなら、覚えるときに注意しなければならない点がいくつかあるからです。そこで、物理公式を覚える際の注意点について紹介しましょう。

3-1.アルファベットと数字の丸暗記をしない

物理公式を覚える際には、アルファベットと数字を丸暗記してはいけません。物理公式はアルファベットと数字の組み合わせて構成されていますが、これらの羅列は非常に多いため、覚えるのには時間がかかってしまいます。そういった理由から、物理公式を覚えにくいと感じる人は多いでしょう。だからといって、公式を丸暗記しても、何を意図しているのかがくみ取れなくなり、暗記に失敗する可能性が高くなるのです。物理公式を覚えるときは、公式を一度日本語に置き換えてみるのがいいでしょう。日本語にすると意味がわかるようになり、覚えやすくなります。それでも覚えるのが難しいという場合には、自分なりの語呂合わせを作って覚えるのも1つの方法です。ただし、語呂合わせを作るのには手間がかかり、それを覚えるのにも時間が必要でしょう。二度手間となることが多く、時間がかかることは知っておかなくてはなりません。

3-2.問題は解いたままにしない

物理公式を覚えるときの注意点には、問題を解いたままにしないというのも挙げられます。問題は何度も繰り返し解くことが大切であり、1度解けたからとそのままにしておいては公式が覚えられないことも多く、同じミスを繰り返してしまう恐れがあるでしょう。よって、公式が覚えられるまで解き続ける必要があるのです。また、問題を頭のなかだけで解くことでも何度もミスする可能性が高まります。問題を解くときに使用した公式や図は書き出し、解法を残しておくようにしましょう。この解法はどこで間違えたのかを振り返るときに参考になります。

3-3.分からないときは相談する

物理公式を覚えるときには、いくら考えても分からないところが出てくることがあるでしょう。考えても考えても問題が解けないというのは珍しくありません。そういった場合には、学校の先生や塾の先生に相談してみるのも1つの方法です。自分より知識のある人に直接聞くことで、すぐに問題が解決できるでしょう。受験勉強に使える時間は限られていますので、少しでも早く解決し、先に進むことが大切です。ただし、どこが分からないのかを明確にしておかないことには、先生も適切な回答が出せないでしょう。ひとことで分からないといっても、公式自体が理解できていないのか、どうしてこのような現象が起こるのかといった点が分からないのかが伝わりません。そのため、自分は何が分からないのかをしっかりと考え、先生が回答をしやすいようにポイントをまとめておくことが大切です。

物理公式の覚え方で重要なのは公式の意味を理解すること

物理公式は、簡単な問題を解きながら覚えていき、それができるようになれば応用問題を繰り返すといった方法で知識を定着させて覚えます。ただ、物理に苦手意識を持っている場合には、物理の勉強方法を指導してくれる人に相談してみるのも1つの方法です。下克上はシンプルな勉強方法を用いて数多くの受験生の成績を向上させた実績があります。気になる場合にはLINE@へ登録してみましょう。

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