部活で疲れて勉強と両立できない人のための勉強法を解説！

高校生になると勉強も部活もハードになり、中学以上の努力が求められます。両方を頑張りたいと思っていても、いずれかに支障をきたしてしまうケースは少なくありません。そして、そのようなタイプには共通点があります。この記事では、高校生活において勉強と部活の両立はできるのか、できるとすればコツは何なのかを解説します。

1.勉強と部活を両立できない人の特徴

そもそも勉強と部活の両立ができないタイプには特徴があります。以下、具体的に示していきます。もしも当てはまる点があればこれから改善していきましょう。

1-1.ハードな練習で疲れている

高校レベルの部活は運動系、文化系に関係なくハードです。毎日、夜まで練習し、翌朝も早くから出かけていくことも少なくありません。また、休日も部活で埋まってしまいます。こうした生活を続けていると、疲労はたまっていき勉強をする体力が残りません。また、部活がうまくいっていないと精神的にも疲れていきます。穏やかな気持ちで机に向かえず、「こんなことをしていていいのか」と考えてしまうので効率を落としてしまうのです。

勉強に集中できないままだと、そもそものモチベーション自体持続できません。やがて、勉強よりも部活に意識が傾いていきます。その結果、勉強と部活の両立ができなくなってしまいます。

1-2.家に帰ると寝てしまう

部活を頑張っている人は、常に体力との戦いです。たとえ、身体を激しく動かすわけではないタイプの部活であっても、真剣にやっていれば精神的なスタミナはすり減っていきます。そのうえ、早朝練習までしているとなれば睡魔に襲われるのも無理はありません。部活後に勉強をするつもりであれば、家に帰ってから睡魔を抑える必要が出てきます。

しかしながら、勉強と部活を両立できない人は、眠くなったらすぐ寝てしまう傾向が顕著です。そして、起きたときには集中力が消えていたり、時間が無くなったりするのです。部活をやっている高校生のスケジュールは余裕を持っていないので、わずかな時間を睡眠にあててしまうと勉強は難しくなっていくでしょう。

1-3.部活で塾に通えない

予習復習を徹底したり、受験に備えたりするには塾を利用するのも一般的な方法です。塾では学校だけだと深く掘り下げないような内容にまで踏み込むので、学力向上へとつながります。また、生徒に勉強方法の指導までしている塾も珍しくありません。ただし、部活をやっている高校生は塾に通う時間そのものを確保できないでいることもありえます。部活の方針次第では、毎日のように練習をしなくてはなりません。ときには、宿題のような最低限の学習時間さえ確保するのが難しくなることもあります。

1-4.上手く時間を使えない

勉強を手際よく進めるのは、本人の資質によるところも大きいといえます。自分で計画を立て、それを実行していく能力があれば勉強と部活の両立は可能です。部活をしている以上、自由に使える時間は少ないので自己管理能力は不可欠なスキルです。もしもわずかな時間が見つかったとしたら、迷うことなく勉強に使うくらいの意識が求められます。

しかし、部活から家に帰ったとき、リフレッシュをしたくなる人は少なくありません。つい、テレビやスマホ、ゲームに時間を割いてしまうパターンです。そして、無駄な時間の使い方をしているうちにモチベーションも下がり、結局勉強をしないまま1日を終えます。こうした日常を繰り返していくと、勉強の時間をほとんどとれなくなるでしょう。

1-5.勉強を諦める

高校生の中には、勉強を諦めて部活に集中してしまう人もいます。いくら本人が両立させていたつもりでも、成績が伸びないとやる気を出していくのは困難だからです。そうなったとき、自分が好きなこと、得意なことだけをやっていきたいと考える学生は少なくありません。その結果、部活だけを頑張って勉強を諦めるという発想に至るのです。ただ、この方法だと部活でも成果を出せなかったときに、後悔してしまいかねません。つらい時期があったとしても、部活と勉強を両立させる方法を探るべきです。

2.勉強と部活を両立させるための睡眠対策

部活をした後は、疲れが極限に達しています。その状態では眠気対策を立てなくてはなりません。眠いまま勉強をしてもやる気が起きず、効率的でもないからです。ここからは、勉強と部活の両立に欠かせない、睡眠の話をしていきます。

2-1.朝型生活に切り替える

部活から帰った後、眠気を防ぎきれない学生はたくさんいます。眠気の原因が疲労である限り、その状態を完全に回避するのは難しいといえるでしょう。いっそ、夜は勉強しないのもひとつの方法です。そのかわり、朝に勉強をするというスタイルに切り替えていくことが重要です。たとえば、部活から帰った後、21時のような早い時間に寝てしまいます。そして早朝4時ごろに起き、学校に行くまでの時間で勉強をします。家に出るのが8時、身支度が1時間としても2、3時間は勉強できる計算です。しかも、睡眠時間は邪魔されません。

そのほか、早く登校してしまえば学校で勉強もできます。同じような生活をしている友達のほか、先生もいるので分からない点をすぐ質問できます。

2-2.自分なりの睡眠対策を用意する

部活をやっている学生にとって、学校の授業は貴重な勉強時間です。家で長時間勉強をしなくても、授業さえしっかり受けていればテスト対策になることも珍しくありません。そもそも家での勉強時間が少ないので、授業に集中するのは必須です。したがって、授業中の居眠りは避けたいところです。眠るまではいかなくても、眠気のせいで集中力を低下させれば授業内容が頭に入ってこなくなるでしょう。

対策として、授業前にガムやミントタブレットを口にするのはおすすめです。また、親指と人差し指の間など、眠気を覚ますツボは体のあちこちにあります。押しながら授業に臨むのもよいでしょう。自分なりの睡眠対策があれば、緊張感を持って授業を受けられます。

2-3.仮眠をする

どうしても眠いなら、我慢せずに仮眠をとりましょう。中でも、睡魔に襲われやすいのは家での自主学習です。先生がいないので緊張感も薄れやすく、つい居眠りしてしまうことは珍しくありません。しっかりと「仮眠をとる」という気持ちでリフレッシュすれば、眠気は離れていきます。すっきりした頭で勉強に取り組めるので、効率性も上がります。

ただし、仮眠のとりすぎも考えものです。長時間眠ってしまうと脳が完全に休憩してしまうので、目覚めた後もなかなかスムーズに回転しません。また、やる気も失われてしまいます。それに、勉強時間を削られるのも問題です。仮眠をするときはアラームをセットするなどして、15分以内に留めましょう。

3.勉強と部活を両立させる時間の使い方

限られた時間をどこまで有効活用できるかが、勉強と部活を両立させる決め手です。時間配分を日常的に意識し、両立へと取り組みましょう。以下、時間の使い方について解説します。

3-1.無駄なことで時間を使わない

部活をしている人は、どうしても使える時間が限られています。そのため、無駄に時間を過ごすことを減らさなくてはなりません。帰宅部の面々よりもスケジュールを意識して生活しましょう。たとえば、誘惑に打ち勝つことは非常に重要です。部活が終わった後、遊びやテレビ、スマホといったさまざまな誘惑が降りかかってきます。しかし、勉強をするにはそれらの時間を減らさないといけません。強い気持ちで机に向かう習慣をつけていきます。

それでも、適度に自由時間がなければリフレッシュできないでしょう。勉強で小さな目標を決めておき、達成後には自分へのご褒美を用意します。「過去問で90点を取れたら1時間だけゲームをする」などの考え方をしていると、やる気も上がっていきます。

3-2.スキマ時間を活用する

勉強時間を確保するには、スキマ時間の活用方法が鍵を握ります。どれほど忙しい人でも、日常にスキマは必ず生まれます。部活をやっている学生ならよりいっそう、暇なときに何をするか考えましょう。たとえば、バスや電車通学であれば、移動中に勉強をする時間ができます。単語帳をめくるなどの行為は場所もとらず、短時間でも成果を出せます。また、学校での休み時間も貴重です。短い休み時間も合計すれば2時間程度になるので、決して無視はできません。

そのほか、起床直後や就寝直前など、探せばスキマ時間は出てきます。自分の１日を振り返っていけば、勉強に使える時間はもっと見つかるでしょう。

3-3.集中しやすい時間帯に勉強する

勉強をするからには集中力を発揮しないとなりません。長時間、だらだらと続けていても知識が身につくことはないからです。人には得意な時間帯とそうでない時間帯があります。自分の生活リズムを考えながら、最適な勉強時間を組んでいきましょう。自分の集中力が向上する時間帯を見つけられれば、短い間であっても効率的に勉強はできます。

たとえば、寝覚めのよい人なら朝を使って勉強するのが得策です。一方で、夜型の人も少なくありません。翌日に予定さえなければ、深夜帯に勉強しても大きな支障はないといえます。また、学校の昼休みなど、大勢の生徒がいる中で勉強した方が調子の出る人もいます。自分の特性に合った勉強方法で部活との両立を目指しましょう。

4.勉強と部活を両立させる正しい考え方

本気で勉強と部活を両立させるなら、目標に向かって突き進めるだけの意思が問われます。しかし、学生生活を続けていると、周囲からの誘惑も少なくありません。遊びの誘いがあったり、学校での自主勉強中に話しかけられたりすることもありえるでしょう。ただ、両立のためにはこのような声に流されない心を養うべきです。ときには「付き合いが悪い」と思われたとしても、自分に正直な振る舞いを心がけなくてはなりません。

また、限られた時間内での勉強においても効率性を重視していきます。独学でやるよりも塾などを利用するほうが、同じ時間を有効活用できるでしょう。そこで、勉強方法も含めて指導してくれる「下克上」がおすすめです。気になる人は、下克上のLINE@に登録して情報をキャッチしましょう。

勉強と部活を両立させるために全力で1日を過ごそう！

部活をやっている人が勉強も両立させるのは簡単といえませんが、両者をどちらも頑張って志望校に受かった事例もたくさんあります。ただし、睡魔や忙しさにしっかり対策がとれていないと、両立はなかなか実現しないでしょう。本格的に両立をさせていきたいのであれば、自分に合った塾へと通うなどして速やかに行動を起こしていくことが肝心です。