勉強の疲れを取る方法!疲れの原因と対処法を解説!

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大学受験に向けて毎日勉強に励んでいると、疲れを感じやすいものです。疲れを感じたとき、どう対処すべきか知っておくことが、勉強を続けるうえで重要になります。疲労を感じると勉強に集中しにくくなったり、大切な体にも負担がかかったりするおそれがあるため、注意が必要です。この記事では、勉強で疲れてしまう主な原因や、疲れたときの対処法について紹介します。

1.なぜ勉強で疲れたと感じるのか?

長時間勉強をすると、「疲れ」を感じる人も多くいます。そもそも、なぜ勉強をすると疲れてしまうのでしょうか。その理由について見ていきましょう。

1-1.目が疲れる

勉強が疲れたと感じる大きな原因の一つが、「目の疲労」です。目は脳と密接につながっている、重要な器官です。脳はさまざまな情報を選び取る作業を繰り返していますが、そのほとんどの情報は視覚から入手しているといわれています。勉強をしているときは教科書の文章を読んだり、ノートに文字を書いたりして、目を酷使している状態です。そして、目が疲れると脳も疲れを認識してしまい、大きな疲労を感じやすくなるのです。また、目が疲労している状態で無理に酷使してしまうと、めまいや頭痛などの症状を招くおそれがあります。勉強に集中するのは大切なことですが、目の使いすぎには十分注意しましょう。

1-2.体が疲れる

長く勉強をしていると、「体が疲れる」と感じることも多いでしょう。これが、勉強疲れの原因になっていることがあるのです。集中して勉強するためには、脳にたくさんのエネルギーを送る必要があります。そのためには、スムーズな血液の循環が欠かせません。しかし、勉強はイスに座り、長時間同じ姿勢で黙々と取り組むケースが多くみられます。このような同じ姿勢を長時間続けると、体の血流が滞りやすくなるといわれているため、注意が必要です。血流が滞ると全身に十分な酸素が行き渡らない状態になり、結果として疲労を感じやすくなるのです。

1-3.心が疲れる

体だけではなく、「心の疲れ」も勉強疲れを感じる大きな原因の一つです。人は生きているなかで、誰しも何らかの不安や悩みを抱えているものです。不安や悩みがあると勉強中にも無意識に思い出してしまい、常にそのことを考えている状態になります。すると、脳のスイッチがオンの状態になり、勝手にエネルギーを消費してしまうのです。また、悩みを抱えながら勉強すると途中で思い出してしまうなど、集中力の低下を招いてしまいます。それに対抗しようとして、「勉強に集中しよう」と強く思うと余計にエネルギーを使ってしまい、大きな疲労を感じてしまうことがあるのです。

1-4.決断で疲れる

勉強をしていると、多くの「決断」をすることになります。この決断が疲労の原因になっているケースも少なくありません。1日で使える脳の集中エネルギーは決まっています。このエネルギーを一定量使うと、極端に集中力が落ちてしまうのです。

この脳の集中エネルギーは、「決断の回数」によって多く消費されてしまいます。たとえば、「今日の晩ご飯は何を食べよう」「何時まで勉強しよう」「お風呂はいつ入ろう」というような日常の小さな決断でも、エネルギーは消費されてしまうのです。この決断する回数が多ければ多いほどエネルギーが使われ、集中力が落ちる原因につながります。その集中力が落ちた状態から勉強に集中しようとすればするほど、体は疲労を感じてしまうのです。

2.勉強で疲れたときにおすすめのリフレッシュ方法

大学受験を成功させて志望大学に合格するためには、勉強を続けなくてはいけません。勉強に疲れたときの対処法を知っておけば、無理なく学習を継続できます。勉強で疲れたときに役立つリフレッシュ方法について見ていきましょう。

2-1.何も考えずにぼーっとする

勉強で疲れてしまったときは、「何も考えない時間をつくる」ことがおすすめです。何も考えることなくぼーっとすると、脳をまったく使わない状態になります。すると、効率的に脳を休ませられるのです。ただ、ぼーっとしているときに、「勉強をしなくていいのか」「受験は成功するのだろうか」など、さまざまな不安や悩みが思い浮かんでくることもあります。この状態が続くと、疲労が回復しにくくなるため注意が必要です。心身をリラックスさせるためにも、なるべく悩みごとなどは考えないようにしましょう。

さらに、何も不安や悩みが思い浮かばないよう、リラックスしやすい環境を整えてから実践することも重要です。部屋の電気を消したり音楽をかけたりするなど、自分にとって心が安らぐ空間をつくりましょう。

2-2.運動する

おすすめのリフレッシュ方法の一つには、「運動」が挙げられます。日頃から軽い運動をすることによって、体全体の血流をスムーズにしやすくなるのです。軽いストレッチやウォーキングなど、日常生活で無理なく続けられる運動を習慣化すると良いでしょう。また、勉強が思うように進まないときは、外に出ることもおすすめです。近くまで散歩したり、コンビニで買い物をしたりすると、程良い運動になります。こうした少しの運動はいつでも行えるため、勉強に行き詰まったときに試してみると良いでしょう。

2-3.仮眠をする

疲れがたまって勉強ができないというときは、思い切って「仮眠をとる」ことも良い方法です。疲れている状態で無理に勉強を続けても、かえって非効率的になり、時間をロスしてしまう原因につながります。体や頭がだるかったり重かったりするときは、我慢せずに仮眠をとって休むと心身の回復に役立てられるでしょう。ただし、疲れているからといって、あまりにも長い時間寝てしまうことは避けたほうが無難です。長い睡眠をとると、起きてから勉強に集中できるようになるまで、時間がかかってしまうことがあります。10~15分などの短時間の睡眠をとることが大切です。起きられるか不安な場合は、タイマーをかけておくと安心でしょう。

2-4.気分転換する

ある程度勉強が進んでいたり目標が達成できたりした場合は、「気分転換」のために自由な時間を設けるのも良いリフレッシュ方法です。丸1日好きなことをして過ごすと、良い気分転換になるでしょう。友人と遊んだり映画を見たりするなど、やりたいことを楽しむと心も体もリフレッシュできます。定期的に心身をリフレッシュさせることで、「また勉強を頑張ろう」というモチベーションの維持につなげられます。

3.勉強に疲れたときにやってはいけないこと

勉強に疲れたときは、やってはいけないことがあります。それは「目を酷使する」ことです。スマホやゲームに熱中しすぎたり、テレビを長時間見過ぎたりすることは避けたほうが良いでしょう。こうした媒体の画面を長時間見続けると、目の疲れにつながります。そのため、このような気分転換の方法はなるべく避けることが無難です。また、これらの娯楽は一度楽しみだすと、短時間でやめることが難しい傾向にあります。娯楽に長時間を費やしてしまうと、貴重な勉強時間が減る原因になるため、注意が必要です。

このような誘惑に打ち勝つためには、娯楽品をなるべく目に入れないようにすることが肝心です。ゲームなどの娯楽品を目に触れない場所に片付けておくと、勉強に集中しやすい環境をつくれます。

4.勉強で疲れにくくするためには

毎日勉強を続けるためには、疲れにくい生活習慣を身につけることも重要です。勉強で疲れにくくするためにはどうすれば良いのか、ポイントをチェックしていきましょう。

4-1.睡眠時間を確保する

勉強で疲れにくくするためには、「睡眠時間をきちんと確保する」ことが重要です。疲労がたまらないようにするには、1日の疲れを体に残さないようにする必要があります。疲れを取り除くためには、「良質な睡眠」が欠かせません。1日に7時間を目安として、しっかりと睡眠を取るようにしましょう。なかには、「勉強をしなければならない」というプレッシャーから、睡眠時間を削ってしまう人もいます。しかし、睡眠不足が続くと勉強に集中しにくくなり、かえって学習効率が悪くなるおそれがあります。そのため、次の日の勉強に集中できるよう、十分な睡眠をとることが大切なのです。

睡眠の質を高めるためには、寝る前の習慣が重要になります。寝る前にパソコンやスマホを操作すると眠りにつきにくくなり、睡眠の質が低下する原因になるため、避けるようにしましょう。寝る前に温かいものを飲むと体が温まり、眠りにつきやすくなります。

4-2.毎日の食事を意識する

勉強による疲れを遠ざけるためには、「毎日の食生活」が重要なポイントとなります。疲労を回復させるためには、十分な栄養を取る必要があります。そのため、毎日の食事を意識することが重要なのです。ダイエットなどで食事制限をしている場合、栄養不足に陥る可能性があります。すると、体が疲れやすい状態になり、勉強に集中できないおそれがあるため気をつけましょう。また、脂っこいものを食べ過ぎると、消化に時間がかかり、良質な睡眠がとれなくなる可能性があります。効率的に勉強を行うためには、消化が良くバランスの整った食生活を意識することが肝心です。

具体的には、「ビタミンD」「カルシウム」「ビタミンB1」などの栄養素をとると、疲労の軽減に役立つとされています。食材から栄養をとることが難しい場合は、必要に応じてビタミンやミネラルなどのサプリメントを活用するのも良いでしょう。

4-3.1日の生活リズムを一定にする

疲れにくい体を目指すためには、「1日の生活リズムを一定にする」ことが重要です。毎日違った生活リズムで過ごすと、体がそのリズムに合わせようとして、大きな負担がかかってしまいます。その結果、体が疲れやすくなってしまうのです。なるべく疲れをためないためには、規則正しい生活を心がける必要があります。1日のうち食事の時間はいつにするのか、また睡眠はどの時間にとるのかなど、決まったリズムになるように心がけましょう。同じ生活リズムで過ごすと体への負担が減り、勉強に集中しやすくなります。

勉強で疲れたときはしっかり休もう!

勉強を長い時間続けると、そのぶん体全体に疲れがたまってしまいます。集中して勉強するためには、きちんと休む時間を設けることが重要です。ただ、疲れの原因が勉強方法にある場合は、勉強のやり方そのものを変えてみる手もあります。全国で受講できる学習塾の「下克上」では、シンプルな勉強方法をマンツーマンで指導してくれます。気になる人は「LINE@」への登録を検討してみてはいかがでしょうか。

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