文転したい人必見!理系でも行ける文系大学5選!入試科目や配点も徹底解説

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これから大学受験を受験する人たちの中には、理系を選択しているけれど、文系大学への進学を考えている人もいるでしょう。ここでは、実際に理系を選択している人でも受験できる文系大学を紹介しています。さらに、その中でも特に受験におすすめの大学5校について解説しています。この記事を読むことで、理系を選択している人でも受験しやすい文系大学が見つかるでしょう。

1.大学における文系学部と理系学部について

最初に、大学における文系学部と理系学部にはどんな学部があるのかを確認してみましょう。

1-1.文系学部

文系学部の主要な学部は、人文科学と社会科学に大別できます。そこから、さらに学ぶ内容によって学部が細かく分かれています。大学での主要な文系学部は、文学部・外国語学部・心理学部・歴史学部などとなっています。文系と理系どちらを選ぶかには、高校での学習科目の違いが影響します。文系の場合は、高校では主に国語・英語・地歴公民をメインとして学習していた人が選択することになるでしょう。また、文系と理系の違いはセンター試験にも現れます。

文系科目は、センター試験の1日目に行われ、主要な科目は国語、外国語は英語/ドイツ語/フランス語/中国語/韓国語、地歴公民は世界史A/世界史B/日本史A/日本史B/地理A/地理B/現代社会/倫理/政治・経済/倫理、政治・経済となっています。

1-2.理系学部

理系学部は、自然科学がメインの学部となっています。そこからさらに農学部・工学部・理学部・医学部・歯学部・薬学部などの学部に派生します。大学で理系学部を目指すのは、高校で主に数学1A・数学2B、さらに数学3と理科2科目を履修していた人です。また、センター試験では、理系は主に数学①では数学1/数学1・数学A、数学②では数学2/数学2・数学B/簿記・会計/情報関係基礎、理科①では物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎理科②では物理/化学/生物/地学を受験することになります。

2.理系でも文系大学を志望できるのか?

一般的には、高校で理系科目をメインに履修していたなら大学も理系大学を受験し、文系科目をメインに履修していたなら文系大学を受験することになります。しかし、中には高校では理系科目を受験していても大学は文系大学を受験したいという人もいます。では、理系でも文系大学を志望できるのでしょうか。結論からいうと、理系でも文系大学を志望・受験することは可能です。ポイントとなるのは「受験可能な科目を履修できているかどうか」となります。

文系と理系では必要となる受験科目が違います。例えば、国公立大のセンター試験では、一般的に文系なら5教科8科目、理系なら5教科7科目が必要です。私立大の一般入試および国公立大の2次試験では文系は国語、地歴公民、英語、理系は数学、理科、英語が必要となります。理系から文系大学の受験を希望している場合は、国語及び地歴公民を履修している必要があるのです。

3.理系でもいける文系大学5選

理系から文系の大学を選ぶ際には、理系からでも受験しやすい大学を探す必要があります。ここでは、理系からでも受験しやすいおすすめの大学5校の偏差値や入試科目などについて解説しています。

3-1.京都大学経済学部

理系から受験できる文系大学として有名なのが、理系入試を行っている京都大学経済学部です。経済学は数字を取り扱う学部なので、本格的に勉強しようとするなら微分積分は必要不可欠です。しかし、実際には経済学部に入学する学生のほとんどは文系となっています。そこに理系から経済学部を受験する優位性があるのです。高校で理系科目を履修した状態で経済学部に進学すれば、一般的な経済学部生に圧倒的な差をつけることができます。さらに、大学に入ってからの高度な内容にも十分ついていけるでしょう。京都大学経済学部の偏差値は67.5となっています。

センター試験入試科目は以下のとおりです。
・国語(配点50)
・地理・歴史・公民(世界史B、日本史B、地理B、「倫理、政治・経済」から2科目)(配点50)
・数学(「数学1・数学A」「数学2・数学B」)(配点50)
・理科(物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2科目)(配点50)
・外国語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から2科目)(配点50)

また、二次試験科目では、国語、地理、数学、外国語が出題されます。

3-2.一橋大学経済学部(後期試験)

一橋大学経済学部は、実質的に東大理科を受験した人の滑り止めとなっています。受験科目の設計が理系の学生でも受験できるようになっているのはそのためです。理系入試となっているのは後期日程だけですが、高い合格率を期待するなら、文系、前期日程で経済学部を受験したほうが勝率は高いでしょう。一橋大学経済学部のセンター試験入試科目は以下のとおりです。
・国語(配点40)
・地歴・公民(世界史B、日本史B、地理B、「倫理、政治・経済」から各1科目)(配点40)
・数学(「数学1・数学A」、「数学2・数学B」、「簿記・会計」、「情報関係基礎」から1科目)(配点40)
・理科(物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2科目、又は物理、化学、生物、地学から1科目)(配点40)
・外国語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目)(配点40)

また、二次試験入試科目は以下のようになっています。
・数学(数1・2・3・数A(全範囲)・数B(数列、ベクトル)(配点400)
・外国語(英語 コミュニケーション英語1・2・3、英語表現1・2)(配点400)

3-3.九州大学経済学部経済工学科

九州大学経済学部経済工学科も、理系から文系の大学に進学したいという人におすすめの大学です。全学教育なので、1年生の段階では他学部との合同講義が多く、文系・理系の比率が偏りがちです。しかし、経済工学科は文系・理系の比率が同じくらいなので、理系から文系の勉強もしたいという人には経済工学科はおすすめの学科と言えるでしょう。九州大学経済学部経済工学科のセンター試験科目は以下のようになっています。

・国語(配点100)
・地歴・公民(世界史B、日本史B、地理B、「倫理、政治・経済」から1科目)(配点50)
・数学(数学1・数学A、数学2・数学B、「簿記・会計」、「情報関係基礎」から1科目)(配点100)
・理科(物理、化学、生物、地学から2科目)(配点100)
・外国語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目)(配点100)

また、二次試験入試科目は国語、数学、外国語の3つとなっています。偏差値は、55.0です。

3-4.神戸大学経済学部(数学選抜)

神戸大学経済学部(数学選抜)も、理系から文系の大学に行きたい人に適した大学です。理系の大学からの就職となると、就職先はどうしても限られてしまいます。反面、経済学部であればさまざまな業界に就職することができるのです。自分のやりたいことのために経済学部に行きたい人にはおすすめの選択肢と言えるでしょう。また、まだやりたいことが決まっていない人にとっても理系から文系の大学へ進学することには大きなメリットがあるのです。

神戸大学経済学部(数学選抜)のセンター試験科目は以下のとおりです。
・国語(配点100)
・数学(数学1、数Aと数学2・数学B、簿記、情報から1科目)(配点100)
・地歴・公民・理科から3科目選択で合計100点(地歴公民を2科目の場合75点、理科1科目の場合は25点。理科2科目の場合は75点、地歴公民1科目は25点)
・外国語(英語)(配点100)

また、二次試験入試科目は数学(配点400)です。偏差値は、67.5となっています。

3-5.慶應大学経済学部

慶應大学経済学部は、数ある理系の人にもおすすめの文系大学の中でも特に魅力的な大学と言えるでしょう。慶應大学経済学部は、理系の生徒なら受かりやすいため、理工学部志望の学生が併願で受験するケースが非常に多くなっています。しかし、実際に入学するのは東大・京大・一橋・東工大といった有名校の受験に合わせて、滑り止めとして慶應大学経済学部を受験した学生がメインとなっているのです。そのため、慶應大学経済学部を第1志望とすると前述のような有名校の学生と戦う必要が出てきます。

慶應大学経済学部の一般入試A方式試験科目は以下のようになっています。
・外国語(コミュニケーション英語1・2・3、英語表現1・2
・数学(数学1・2・数学A・B)
・小論文
偏差値は67.5です。

4.理系でもいける文系大学なら慶應大学経済学部がおすすめな理由

理系でも受験可能な文系大学の中でも、慶應大学経済学部はほかの大学に比べて入試科目が少ないのでおすすめです。慶應大学経済学部の入試科目は、数学・英語・小論文のみとなっています。そのため、科目を絞っての受験勉強がやりやすいのです。この点は、理系向けの入試体制になっていると言えるでしょう。さらに、慶應大学経済学部は国立大学との併願での受験もやりやすいので、理系から文系大学に行きたい人には都合がいいのです。

5.慶應大学を目指すなら下克上で勉強しよう

理系でも受験可能な文系大学を攻略する方法として、「下克上」があります。ここでは、下克上を利用するメリットについて解説していきます。

5-1.慶應大学合格を射程圏にする独自メソッドがある

理系から受験可能な文系大学でおすすめとはいえ、慶應大学合格が難関であることには変わりありません。しかし、大学受験個別指導塾「下克上」には低偏差値からでも慶應大学合格を実現するための独自メソッドがあります。下克上では、ただ単に受験対策を行っているだけではありません。勉強方法から指導・改善することで効率よく受験勉強を進められるようになる独自メソッドを用意しています。これによって効率の良い受験勉強のやり方を身につければ、無駄のない最短ルートで大学合格を実現できるのです。

5-2.慶應大学合格者を出す実績がある

大学受験個別指導塾「下克上」には、確かな実績があります。前述の慶應大学では、経済学部の合格実績はもちろんのこと、ほかにも文学部・商学部・医学部・環境情報学部・経営学部・法学部などにおいて多数の合格者を輩出しています。公式サイトの合格実績によれば、そうした合格者は、最初から成績優秀な生徒ばかりではありません。「一般受験の勉強は9月末までやっていない」「指導開始時センター英語7割」「数学の偏差値52」といったような状況から合格している生徒が多数いるのです。こうした状況からも合格者を出している下克上の実力がわかるでしょう。

理系でもいける文系大学を目指そう

理系からでも受験可能な文系大学はあります。ただし、試験科目に履修していない科目がある場合は入念な受験対策が必要になるので注意しましょう。また、理系から文系大学への受験に挑戦する際は効率の良い受験勉強が必要不可欠です。そこでおすすめなのが大学受験個別指導塾「下克上」となります。下克上では、LINE@にて説明会の参加登録を募集しているので理系から文系大学への受験を考えている人はぜひ参加登録してみましょう。

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