勉強の集中力を高める食べ物や飲み物を紹介!摂取時の注意点は?

未設定

受験当日まで毎日コツコツ勉強を頑張るためには、集中力を維持することが大切です。しかし、長時間勉強しているとどうしても気が散り、集中できなくなるという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。そのようなときは、集中力を回復させる食べ物や飲み物を摂取してみるのもひとつの方法です。そこでこの記事では、集中力を高められる食べ物や飲み物について詳しく解説します。

1.勉強中に摂取すべき成分

まずは、勉強中に摂取するといい注目の成分についてカフェインとブドウ糖、ビタミンCの3つを挙げ、それぞれ詳しく解説します。

1-1.カフェイン

受験生のなかには勉強しながら眠気と戦ったことがある人も多いのではないでしょうか。眠気覚ましとして知られている成分で、有名なのはカフェインです。コーヒーやエナジードリンクなどに多く含まれ、深夜に勉強するとき眠気を覚ますため摂取する人も多くいます。ただし、過剰摂取すると勉強が終わって就寝しようと思ったとき、カフェインの影響で眠れなくなる可能性があります。身体にもよくないため、効果を得ようとして必要以上にがぶ飲みしたり、コーヒーとエナジードリンクを重複して摂取したりなど、飲み過ぎには注意が必要です。

普段カフェインを摂取している人が急に摂取を中断すると、頭痛や倦怠感などの症状が現れる可能性もあります。また、カフェインは摂取してすぐに効果が発揮されるわけではありません。効きはじめるまでに約30分はかかるため、コーヒーなどを飲んでから一旦20分程度の仮眠をとるといいでしょう。その後、カフェインの効果が出てきたところで勉強を再開すると、効率よく眠気覚ましとして勉強に生かすことができます。

1-2.ブドウ糖

ブドウ糖は脳にとって唯一のエネルギー源です。不足すると集中力が低下してしまうため、集中力を持続させるためにはブドウ糖を定期的に摂取する必要があります。特に長時間勉強しているときに気が散ってしまう場合や、頭が疲れる感覚を覚えたときは、素早く脳のエネルギーになるブドウ糖を摂取したいところです。ただ、通常の食事でも食べた後は血液中にブドウ糖が増えます。糖分を取り過ぎるとさらに急激な血糖値上昇を招き、血糖値を下げようとしてインスリンが分泌されます。その結果、再び血糖値が低下して脳にブドウ糖が行き渡らず、集中力が低下することもあるため、食べ過ぎには注意しましょう。

1-3.ビタミンC

ビタミンCは免疫力アップや疲労回復に効果があるといわれています。受験生にとっては風邪は大敵です。どれだけ頑張って勉強しても本番の試験の日に風邪をひいてしまえば台無しになります。また、試験までの間の生活においても、風邪をひいていれば勉強も十分頑張れません。そのため、疲労回復や免疫力アップを期待できるビタミンCは、風邪予防もかねて受験生がぜひ摂取しておきたい栄養素だといえるでしょう。

また、自律神経を調整してくれる効果も期待できる成分であり、勉強、勉強でストレスを感じやすい受験生にとってビタミンCはストレス軽減にも役立ちます。それだけ身体や精神に必要な栄養素でありながら、ビタミンCは体内では作られません。日頃の食べ物や飲み物から効率よく摂取するようにしましょう。

2.勉強中におすすめの食べ物

まさに勉強している真っ最中には、どんなものを食べれば効果的なのでしょうか。そこで、ここからは勉強中におすすめの食べ物について4つピックアップし、詳しく解説します。

2-1.チョコレート

チョコレートには脳のエネルギー源となるブドウ糖が多く含まれているため、勉強中に集中力をアップさせたい場合は即効性があります。しかも、カフェインの一種である「テオブロミン」という成分も含まれているため、眠気覚ましの効果も期待できます。つまり、チョコレートは勉強中に摂取したい栄養素のうちの2つ、ブドウ糖とカフェインを同時に摂れる優れものなのです。ただし、チョコレートを食べて効果が現れはじめるのは摂取後30分くらいからで、ピークは1時間後、その後2時間すれば徐々に効果が落ちてきます。そのため、長時間勉強するときは、摂取するタイミングを考慮して計画的に食べるようにしましょう。

2-2.ナッツ

チョコレートのような甘いお菓子などに比べて少ないものの、ナッツ類にもブドウ糖が含まれています。ただ、甘いお菓子から摂取したブドウ糖が急激に血糖値を上昇させるのに比べると、ナッツ類を食べたときはあまり血糖値が急に上昇しません。血糖値が急激に上昇するとインスリンも多く分泌されて眠気を引き起こすことがありますが、緩やかに血糖値が上がるナッツ類ならば眠くなることも少なくて済みます。少量食べただけでも適度な満腹感があり、脳を活発にしてくれる効果も期待できるため、小腹がすいたときに食べられるよう、食べきりサイズを用意しておくのがおすすめです。

2-3.ドライフルーツ

ドライフルーツは糖質を多く含んでいるうえ、ビタミンCや食物繊維も豊富な食べ物です。また、噛み応えのあるドライフルーツを食べることで、脳を刺激して集中力を上げることにも役立ちます。特に、ビタミンCの豊富なキウイやイチゴ、オレンジ、リンゴなどのドライフルーツを選ぶと不足しがちな栄養素を効率よく補いながら免疫力アップも期待できます。ただし、糖分の過剰摂取は避けた方がいいですから、できるだけ果物そのものの甘みのみで、加糖されていないものを選んだ方がいいでしょう。

2-4.卵

卵はカロリーが少なめながら、良質なタンパク質や脂質を効率よく摂ることができます。ビタミンやミネラルも含まれているため、小腹がすいたときにはおすすめの栄養食です。また、卵黄部分には自律神経を調整する働きを持つレシチンが含まれています。勉強ばかりでイライラしがちになったり、ストレスを抱えやすくなったりする受験生のイライラ解消に役立つ食材です。また、レシチンは神経伝達物質の合成に不可欠な栄養素であり、記憶力や認識力を高めてくれる効果も期待できます。勉強の合間ならゆで卵や卵焼きのほか、スープや雑炊に入れて食べてもいいでしょう。

3.勉強中におすすめの飲み物

水分摂取は汗をかきやすい時期だけではなく、勉強中の疲労や集中力回復も促してくれる可能性があります。そこでここからは、勉強中におすすめの飲み物について、4つ挙げて詳しく解説します。

3-1.ミネラルウォーター

水分不足で悪影響を受けるのは身体だけではなく、脳も同じです。水分が不足すると疲れやすくなったり、集中力が低下したりするため、水分補給は忘れず行いましょう。ただ、ジュースなどを飲み過ぎると余計な糖分を摂取してしまうこともあるため、水分補給を目的とする場合はミネラルウォーターにしたほうが健康的です。ミネラルウォーターにはブドウ糖やビタミンなどは含まれていないものの、脳を活発に働かせ、集中力や記憶力を高めてくれる効果を期待できます。冷えが気になる場合は、温めて飲むことでお腹に優しく水分補給することが可能です。

3-2.コーヒー

コーヒーにはカフェインが多く含まれているため、眠気覚ましや覚醒効果を期待して飲むのに最適な飲み物です。また、コーヒーの香りにはリラックス効果もあるといわれています。そのため、コーヒーは勉強中に眠くなったときや大事なテスト前などに、眠気を覚ましながら適度にリラックスしつつ、勉強に集中できる飲み物としておすすめです。なお、緑茶や紅茶にもカフェインが含まれているほか、こちらはリラックス効果が期待できるテアニンも含んでいます。コーヒーが苦手という人は、緑茶や紅茶を試してみるのもいいでしょう。

3-3.炭酸水(無糖)

無糖の炭酸水はミネラルウォーターと同じように余計な糖分を含まず、水を飲むときと同じ効果を得ることが可能です。それに加えて、炭酸水には血管を拡張させ、血行促進の効果もあります。血行が促進されれば脳にもよく、疲労回復や眠気覚ましにもつながるため、勉強するときにおすすめの飲み物です。

3-4.フルーツジュース

フルーツジュースには糖分はもちろん、フルーツが持つ天然のビタミンやミネラルなどの栄養分も多く含まれています。しかも、ジュースは固形の食べ物に比べて消化もしやすく、糖分の吸収も早いため、勉強するときに集中力を高める目的で手軽に飲むのに最適です。特にビタミンCが多く含まれるリンゴやバナナなどのジュースにすれば、リラックス効果や免疫力を上げる効果も期待できます。

4.勉強中に食べ物・飲み物を摂取するときの注意点

勉強するときに効果的な食べ物や飲み物といっても、摂取の仕方には気をつけないとかえって勉強の妨げになることもあります。そこで、勉強中に飲食するときの注意点を詳しく解説します。

4-1.消化の良いものを摂取する

食事をしたり飲み物を飲んだりすると、身体のなかではまず消化することにエネルギーを使い、胃の中が活発になります。そのため、消化の悪いものを食べたときは、なかなか脳にまでエネルギーがまわりません。その結果、眠気に襲われ、勉強にも集中できなくなる可能性があります。脂っこいものは消化が悪くなることが多いほか、調味料のなかにも消化に負荷のかかるものがあります。また、たとえ消化がそれほど悪くない食べ物や飲み物だとしても、お腹いっぱい食べたり飲んだりしては消化に時間がかかります。眠気で勉強に集中できなくなるのを避けるためには、腹八分目を心がけることも大切です。

4-2.添加物に注意する

受験生の食生活では添加物にも注意することが必要です。ジュースは糖分や栄養分の補給を手軽にできる飲み物ですが、市販されているもののなかには化学調味料などの添加物が大量に含まれていることもあります。添加物が多い食べ物や飲み物は過剰に摂取すると、胃にダメージを与えかねません。その結果、かえって集中力が低下したり眠気を誘発したりすることがあるのはもちろん、健康に悪影響を及ぼすこともあります。そのため、添加物の取り過ぎには十分注意し、毎日3食の食事はもちろん、勉強の合間に摂取する食べ物や飲み物でも、できるだけ自然なものを選ぶことが大切です。

集中力を上げる食べ物や飲み物を摂取して勉強しよう!

水分や栄養は脳を働かせるために欠かせないものです。勉強中に不足しがちな水分や栄養分は食べ物や飲み物から効率よく摂取するように心がけましょう。ただ、しっかり水分や栄養を摂り、集中して勉強できる環境を作り出しても、勉強方法そのものが悪いと意味がありません。もし、今の勉強方法を考え直したいのならば、数多くの学生を指導してきた実績があり、全国どこでも受講できる下克上のLINE@に登録してみてはいかがでしょうか。

関連記事

PickUp記事