日本史の覚え方にはコツがある!暗記が苦手な高校生におすすめの勉強法

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たくさんある科目のなかでも、日本史は暗記することが多い科目のひとつです。そのため、暗記が苦手な高校生は特に、日本史の効率的な覚え方をマスターしたいと考えているでしょう。日本史の効率的な覚え方を把握して、得点につなげていきましょう。この記事では、日本史を上手く覚える方法や覚え方のコツ、暗記に役立つ参考書などについて解説していきます。

1.日本史という科目の特徴

日本史は、自国の歴史について詳しく学んでいくことが目的の科目です。そのため、「日本史は丸暗記の科目」というイメージを持っているのだとすれば、考え方を少し変えてみると勉強が楽しくなる可能性があります。現代の日本では、グローバル化が急速に進んでいるという背景があるため、自国の歴史を知ることの重要度は年々増しています。このような理由から、文系・理系にかかわらず、日本史は高校生の間にしっかりと学んでおくべき科目といえるでしょう。

ただし、ほかの科目と比較すると、日本史は覚えることが多く、暗記の重要度が極めて高い科目です。特に、理系の人のなかには「数学などの勉強時間を多く確保したいので、日本史はそれほど時間をかけて勉強することができない」という人も多いため、効率良く学習する方法を身に付けておくことが欠かせません。加えて、日本史は年号を語呂合わせで覚えたり、丸暗記をしたりするだけでは対応できない分野もあるのです。日本史で高得点をとるために、効果的な学習の仕方を把握しておきましょう。

2.日本史で覚えるべき3つのこと

日本史では暗記が重視されますが、教科書の内容をすべて丸暗記しなければテストで点がとれないというわけではありません。日本史で覚えなければならないことは、たった3つです。一つ目は、用語です。人物名や事件名、作品名などの用語は、正確に覚えておく必要があります。用語の漢字まで覚えておくと、テストで困る心配はありません。

二つ目は、用語の意味や内容です。用語だけを単体で覚えていても、テストで得点につなげることは難しいばかりか、知識としても不十分であるため、あまり意味がありません。教科書や参考書などをしっかりと読み込み、用語を見ただけで内容までしっかりと説明できるようにしておきましょう。最後に、年号です。それぞれの事件や出来事がいつ起こったのかを把握しておくと、テストで大変役に立ちます。テストでは年号の並び替え問題がよく出るので、出来事を時系列で覚えておくことが大切です。

3.日本史が覚えられない人にありがちなこと

日本史の暗記が苦手な高校生がやりがちなこととしては、複数挙げられます。ここでは、日本史がなかなか覚えられない人にありがちなパターンについて紹介します。

3-1.暗記に特化した勉強をしていない

日本史の勉強をするとき、暗記に特化した勉強法を行っていなければ、用語をはじめとする重要事項を覚えることはできません。日本史では教科書の丸暗記をする必要はないものの、覚えなければならないことはたくさんあります。そのため、ある程度の時間暗記に特化した勉強をしなければ、得点につなげることは難しいでしょう。

たとえば、日本史で高得点がとれない人のなかには、「教科書に軽く目を通しただけ」という人もいます。教科書を数回読んだだけでは暗記は不十分であり、すぐに忘れてしまう可能性が高いため、「覚える作業」に時間を費やすことは欠かせません。また、インプットを行った後は、問題集などを活用してアウトプットをする必要があります。1度覚えた知識がしっかりと定着しているかどうかを確認するためにも、アウトプットの作業は重要です。

3-2.丸暗記しようとしている

日本史の暗記が苦手な高校生のなかには、教科書を丸暗記しようとしている人もいます。このタイプの人は暗記に特化した勉強はしているものの、丸暗記だけでテストを乗り切ろうとしています。そのため、「用語は書けるにもかかわらず、意味内容までは理解できていない」などの問題につながりやすいのが、この勉強方法のデメリットです。用語をそのまま覚えただけでは、歴史の流れを理解することが重要という意味において不十分です。日本史を得意科目にしたいなら、日本史の流れのなかで用語を捉えるようにして暗記すると良いでしょう。

4.日本史の覚え方は2ステップ

暗記したことをしっかりと定着させるためには、高効率の覚え方を把握しておくことが欠かせません。日本史の暗記は、次に紹介する2ステップに分けて行うとより効率的です。

4-1.ステップ1. ストーリーごとインプット

まずは、各用語をストーリーごとインプットするところから暗記を始めていきましょう。日本史の重要事項は非常に多いので、歴史の流れのなかに各用語を位置付けながら覚えることが大切です。たとえば、「この事件は何に影響を及ぼしたのか」や「なぜ、この事件は起きたのか」などをしっかりとつかみながら暗記していけば、1度覚えたことを忘れにくくなります。この作業をするときには、歴史の流れのなかで、ほかの出来事と関連づけながら暗記していくことがポイントです。

高校で行われる日本史の定期テストに関しては、教科書に書いてある用語を丸暗記するだけでも乗り切れる場合があります。しかし、模試や受験などでは、用語の丸暗記では対応できない可能性が高くなります。ストーリーごと暗記するという方法なら、用語の意味内容までスムーズに覚えられるので、模試や受験にも十分対応できるでしょう。

4-2.ステップ2. アウトプットして定着

日本史の勉強では暗記が必要ですが、インプットだけでは不十分です。インプットからアウトプットまでをワンセットで行うと、テストで高得点につなげやすくなります。アウトプットして知識を定着させるためには、ステップ1で暗記した知識を頭から引き出して使う練習を繰り返し行いましょう。このとき、一問一答形式の問題集を使うと効率良くアウトプットできるようになります。また、アウトプットをする目的のひとつとして、自分が分かっていないところを明確にするということが挙げられます。そのため、問題集を解くときには教科書などは見ずに解くことがポイントです。そして、答え合わせをした後、間違えたところについては「なぜ間違えたのか」をしっかりと分析しておけば、再び同じ設問で間違える可能性が低くなります。

5.日本史を面白く覚えるコツ

日本史を覚えるときには、少しでも面白く暗記ができるように工夫してみましょう。ここからは、日本史を面白く勉強するコツを紹介します。

5-1.ドラマのように歴史を捉える

日本史を「ただの勉強」として捉えてしまうと、必要な知識がなかなか頭に入ってこず、重要事項の暗記も大変になる恐れがあります。しかし、日本史を人間ドラマのひとつとして興味を持って学んでいくと、出来事の順序や人間関係などを自然と覚えられる可能性が高いといえます。日本史の勉強法で悩んでいるときには、普段テレビでドラマを見るときと同じような視点でストーリーを眺めてみましょう。このように学習すれば、日本史に対する苦手意識が軽減できます。

5-2.史跡に足を運んでみる

日本史の暗記をするときには、城や寺院などの史跡に関係する文化史を覚える必要がありますが、文化史の暗記に苦労している高校生は少なくありません。文化史の暗記が難しい場合には、城や寺院などのスポットに実際に足を運んでみて、自分の目で文化財などを見てみるという暗記の仕方もあります。この方法で日本史を勉強すると、記憶に残りやすいというメリットがあるのです。実際にそれぞれのスポットに出かけられない場合でも、インターネットなどを活用して関連情報を調べるなどして、記憶をより定着させることができるよう工夫しながら勉強してみましょう。

6.日本史の暗記に役立つおすすめ参考書

効率的に日本史の勉強を進めていくためには、参考書をしっかりと活用しましょう。ここでは、暗記に役立つ参考書を2冊紹介します。

6-1.『山川 一問一答 日本史』

『山川 一問一答 日本史』は、日本史一問一答編集委員会(編)、山川出版社の参考書です。この参考書では、教科書に掲載されている重要な用語について、一問一答の形式で問う問題が収録されている点が特徴です。また、この参考書では重要度が3段階に設定されており、それぞれのレベルに合わせての活用もできます。『山川 一問一答 日本史』の場合は、重要事項をインプットした後のアウトプットに適しています。この参考書を使って何度も問題を解いていけば次第に知識が定着していき、効率良く暗記を行うことが可能です。

6-2.『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』シリーズ

『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』シリーズは、金谷俊一郎(著)、東進ブックスの参考書です。この参考書は日本史の重要事項を納得して覚えることを目的としており、因果関係に焦点を絞っている点が特徴です。また、イラストを交えて解説しているので、理解がしやすいというメリットもあります。これまでストーリーを細分化して暗記を進めている人は特に、これまでに学んだ知識をつなげる必要があります。この参考書は日本史学習に欠かせない土台を固めたいときに適しています。

7.覚え方のアドバイスをもらうなら「下克上」がおすすめ

日本史の暗記が上手くいかないと悩んでいる場合、我流の学習方法にこだわりすぎてしまうのはあまり効率的ではない場合が多いです。日本史学習に欠かせない暗記の仕方のアドバイスをもらいたいなら、大学受験個別指導塾の「下克上」を検討してみましょう。下克上は、勉強のやり方から丁寧に指導してくれる塾です。人によって最適な暗記の方法は異なります。たとえば、書いて覚えるのが好きな人、音読して覚えたほうが高効率と感じている人など、人によって暗記の仕方はさまざまです。

下克上では、一人ひとりに合った勉強法を提案してくれます。また、下克上なら日本全国どこでも受講が可能です。下克上の場合、都心に住んでいなくても細やかな指導が受けられるという特徴があります。加えて、下克上なら勉強の進み具合などを毎日チェックしてもらえるので、モチベーションが維持しやすいという点も大きなメリットのひとつです。

覚え方のコツを知って効率的に日本史を勉強しよう

日本史の勉強を進めていくとき、がむしゃらに覚えるのは非効率です。ストーリーと用語や意味内容を結びつけながら暗記をするのが、成績アップのコツといえます。また、これまで教科書を読むなどのインプットしかしてこなかった人は、参考書を使ってインプットの整理とアウトプットを積極的に行ってみましょう。「下克上」のLINE@では説明会の案内のほかに、高校生に役立つ情報を配信しています。ぜひ、登録してみましょう。

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