勉強のやる気が出ない人必見!やる気を出す勉強方法について解説

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受験生の中には、勉強をするべきなのはわかっていてもなかなかやる気が出なくて悩んでいる人もいるかもしれません。しかし、不安になったり焦ったりすると時間を浪費してしまいがちです。どうすれば勉強のやる気を出し、効率よく受験勉強を進めることができるのでしょうか。今回は、勉強のやる気を出すための具体的な方法について解説します。集中力を高めたい人やモチベーションの維持が難しい人もぜひ参考にしてみてください。

1.勉強のやる気を出すためには環境を整える

勉強のやる気を出すためには、勉強環境を整えることが大切です。まずはその方法について、3つのポイントに分けて解説します。

1-1.勉強部屋を整理する

まず、勉強部屋を整理しましょう。勉強をしながら目に入る場所や簡単に手が届く場所に漫画やゲーム、テレビやお気に入りのキャラクターグッズなどがあると、どうしても気が散ってしまいます。たとえ勉強関係のものでも、今している勉強とは関係のない教科の参考書や勉強道具などが目に入ると、気が散ってしまうかもしれません。気が散る原因となりそうなものはすべて、できるだけ見えない場所や勉強机から離れた場所に収納しておくと良いでしょう。

また、勉強をする気になれないときには、勉強する時間になったら机をきれいに片付け、その時間に使う勉強道具以外はすべて片付けてしまうのも得策です。スマホは着信通知に気づくと気になってしまいがちなので、着信などを知らせない設定にしたうえでバッグの中にしまったり、親にあずかってもらったりするのも良いかもしれません。ただし、テスト直前などに突然始める大掃除は「現実逃避」になりがちです。普段から勉強机の上に不要なものは置かず、きれいな部屋を維持するように心がけましょう。

1-2.適度な室温に調整する

人間の脳は温度の影響を受けやすいと言われているため、適度な室温に調整することも大切です。基本的に、勉強部屋の温度は低めに設定します。具体的には、18度~25度程度がもっとも作業効率が上がると言われている温度です。暖かすぎる部屋では、頭がぼんやりして集中力を維持するのが難しくなるでしょう。特に夏場は、温度を下げない部屋で作業した場合、20%以上も効率が落ちると言われています。逆に、寒すぎる部屋では全身が冷え込んでしまい、風邪をひいてしまう可能性もあるでしょう。試験前に風邪をひいてしまうと、本来の能力を発揮できません。頭寒足熱を心がけると良いでしょう。静かに扇風機を回したり、少し窓を開けておいたりして換気をすることも心がけてください。

1-3.場所を変える

どうしても自宅の勉強部屋で集中できない場合は、思い切って勉強場所を変えてみるのも良い方法です。静かで落ち着いた環境が理想ですが、適度な雑音があると逆に集中力が高まるという研究結果があります。自宅のリビングで勉強してみるのも良いかもしれません。適度な生活音が聞こえますし、家族に見られているという緊張感があります。「勉強をする」と宣言をすることで、家族のサポートを受けられる場合もあるでしょう。実際に東大生の約半数は、子どもの頃リビングで勉強していたという調査結果があります。

また、カフェや図書館、自習室などで勉強をするのも良いでしょう。人の目があるために緊張感が増しますし、勉強を頑張っている他の人たちを見ることで良い刺激にもなります。特に図書館や自習室は気を散らすものが少なく、勉強や読書をするために訪れている人が多いため、勉強せざるを得ない状況に自分を追い込みやすいでしょう。帰宅してしまうとなかなか勉強にとりかかれない場合は授業後にそのまま寄り道をしたり、長時間勉強する予定の日は途中で場所を変えながら勉強したりするのも良いかもしれません。集中して勉強しやすい場所は一人ひとり異なるため、自分にとって勉強しやすい場所を選ぶことが大切です。

2.勉強のやる気を出すためにすること

勉強にふさわしい環境を整えたら、モチベーションをアップして維持することが大切です。勉強のやる気を出すためにさらに心がけたいポイントを3つ紹介します。

2-1.気分転換をする

自然に勉強のやる気を出し、モチベーションを維持するためには気分転換が欠かせません。どうしても勉強をする意欲がでないときは、少し体を動かしてみてください。だらだらと過ごすよりもリフレッシュになり、気持ちを切り替えやすくなるでしょう。適度な運動は、体調管理にも役立ちます。勉強は大切ですが、無理やり勉強だけに集中すると心身を消耗してしまうため、外に目を向ける時間も確保することが重要です。定期的に外に出て散歩をしたり、友人と遊んだりして気分転換をする時間をとると、より前向きに勉強に取り組めるでしょう。気分転換には、好きなものを食べることもおすすめです。ただし、食べ過ぎは集中力の妨げになるため注意しましょう。

2-2.勉強しない日を作る

勉強の予定を立てる際に、あえて勉強しない日を作ることも大切です。前もって勉強計画に1日か半日の休息タイムも組み込んでおけば、その時間をごほうびがわりにして、モチベーションを維持しやすくなるかもしれません。また、ゆとりを持たせた勉強計画を立てれば、自分のモチベーションや体調に合わせて臨機応変に対応することも可能でしょう。どうしてもやる気が起きないときや勉強続きで疲れ切ってしまったときなど、無理して勉強してもはかどらない場合には、思い切って休んでしまうのも得策です。

休息日には、勉強のことは忘れて遊ぶこと、好きなことに集中しましょう。友達と出かけたり、自然に触れたりするのもおすすめです。遊んでいる時間がもったいないと感じるかもしれませんが、気分転換をすることでより勉強に集中しやすくなり、長期的に見ると良い影響があるでしょう。ただし、無計画な状態での休みすぎや、勉強に支障が出るほど疲れ切ってしまうような遊び方には注意してください。大切なのは、適度に行うことと、遊ぶときと勉強をするときのメリハリをしっかりつけることです。

2-3.短時間の仮眠をとる

夜の時間帯や学校の後、食事の後など、眠気を感じるときは思い切って短時間の仮眠をとると良いでしょう。眠い状態で勉強しても効率が悪いですし、仮眠をとった後は集中して勉強しやすくなるからです。ただし、寝すぎると睡眠のリズムを崩してしまいかねません。何時間も寝るのではなく、15分~20分程度にとどめるのが理想です。限られた時間を有効に使うためにも、寝過ごし防止策を忘れないようにしましょう。アラームをかけたり、机などに突っ伏した状態で仮眠をとったりするのも良い方法です。1分間目を閉じるだけでも、脳や目を休めてリフレッシュできます。

部活の後など体が疲れ切っている場合は、夜は思い切って早めに休み、朝早めに起きて勉強するのもおすすめです。朝に使える時間は限られていますし、脳もすっきりしているため集中しやすいでしょう。また、睡眠不足はやる気を削ぎますし、集中力や記憶力を低下させます。普段から睡眠はしっかりとるように心がけましょう。寝る間を惜しんで勉強しても、体調を崩したり勉強の効率が下がったりしては元も子もありません。できるだけ同じ時間に寝起きし、最低でも6時間~8時間は睡眠をとれるように、生活習慣を見直してみてください。

3.やる気を出すため勉強方法

勉強のやる気を出すためには、勉強の取り組み方をひと工夫することも大切です。ここからは、やる気を出すために実践してほしい勉強方法について解説します。

3-1.得意科目から勉強する

分からないことがあると、やる気がなくなってしまいがちです。まずは、分かるところや得意科目から勉強を始めて、モチベーションを上げましょう。気分が乗ってきたら苦手科目に取り組み、疲れたらまた得意科目を勉強してやる気を取り戻してください。得意科目と苦手科目を交互にすることで、やる気を長続きさせることができます。わからないことがあるとネガティブな気持ちになりやすいですが、わからないところを特定し、復習したり誰かに聞いたりして「わかる」経験に変えることで、よりやる気をアップさせることができるでしょう。

また、なかなか勉強する気になれないときでも、とりあえず「始める」ことが役立つ場合があります。「始めるまでが大変でも、いざ勉強を始めたら自然に気分が乗ってきた」という経験をしたことがある人もいるかもしれません。これは「作業興奮」と呼ばれる状態で、行動することでドーパミンが分泌され、自然とやる気が高まるからです。とりあえず始める勉強には、簡単な作業やあまり頭を使わずに行える勉強、例えば音読などが向いています。

3-2.小さな目標を立て達成する

達成感は、やる気アップにつながります。受験勉強でモチベーションを維持するためには、最終的な目標をしっかり見据えることが大切ですが、短期的・中期的な目標も立ててください。達成しやすい小さな目標を立て、それをクリアしていくことで達成感を味わうことができるからです。目標は「小テストで100点を取る」など、できるだけ具体的なものにしてください。「毎日2時間勉強する」というような目標だと、するべきことが明確になっていないため、ダラダラ過ごしてしまいがちです。21時までにこのページを暗記する、今月末までにこの参考書を読み終えるなど、期限と合わせて設定すると良いでしょう。目標を達成したら大好きなおやつを食べる、などごほうびを用意しておくのもおすすめです。目標を書き出して、目に見える場所に貼っておくのも良いでしょう。

3-3.成果を記録する

自分がどれだけ勉強したかを記録すると、成果が見えるようになり、やる気アップにつながります。例えば、方眼紙を用意し、15分勉強するごとに1マスずつカラーペンで塗っていくのはどうでしょうか。科目ごとに色を分けると、どの科目にどれだけの時間を費やしたのかが分かりやすく、バランスよく勉強しやすくなります。「もっと塗りたい」「この色をもっと増やしたい」など、勉強に前向きに取り組みやすくなるでしょう。ときどき勉強の記録を見直すことは、自信にもつながるかもしれません。勉強の成果を記録できるスマホアプリなどを活用するのもおすすめです。もっと勉強したいと思えるような工夫をしましょう。

やる気が起きない場合、予備校や塾を活用しよう

なかなか勉強のやる気が起きないときは、勉強に取りかかるまでに時間がかかってしまいがちです。自分一人ではどうしても勉強を始められないなら、予備校や塾に通うことも選択肢のひとつに入れてみてください。個別指導塾「下克上」では、シンプルで効率の良い勉強法を学べます。まずは説明会や@LINEへ登録してみるのはいかがでしょうか。

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