【高校生必見】英作文がめきめき上達する4つのコツを紹介!

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英作文は英語4技能のうちの「書く」力が問われます。文法や読解問題の場合、勉強のしかたは比較的わかりやすいでしょう。しかし、英作文はどうやって勉強すれば良いのかが、よくわからない高校生も多いのではないでしょうか。そこで、この記事では、まず英作文がうまく書けない原因を解説し、次に英作文が上達する4つのコツを紹介します。

1.英作文がうまく書けない原因

英作文がどうしてもうまく書けないときは、まずその原因を知ることが大切です。英作文につまずく原因は、大きく分けて3つあります。

1-1.単語・文法の理解が足りない

英語を人の体に例えると、文法は骨格、単語は肉づきといえます。文法をしっかり覚えていなければ文章の骨格を作ることはできないし、基礎的な単語を知らなければ伝えたいことをうまく表現できません。文法と単語が英語を構成する根本的な材料なので、これらの知識や理解が不十分であれば正しい文章を書くことはできないのです。基本的な文法をしっかり理解すると同時に、充分な英単語を覚えておくことが英作文を書くうえでの大前提となります。

1-2.英文の基本構造を理解できていない

英語の文章の構造は日本語とはいろいろな面で大きく異なるものです。1つの文章だけでなく、文章全体の構造も違います。ところが、英作文が苦手な人は、2つの言語の構造的な違いをあまりきちんと理解していない傾向が強いです。日本語の構造をベースに英文を作ろうとすれば、当然なかなかうまく組み立てられません。「英語は日本語とはまったく別の構造を持つ言語である」ということを、最初に理解することが大切です。

1-3.日本語をそのまま英語に直そうとしている

英作文を書くとき、苦手な人は日本語の文章を一語ずつ英語に置き換えようとする傾向が強いです。しかし、先に述べたように、英語と日本語は根本的に構造が異なります。また、日本語の言葉の意味に完全に対応している英単語が存在しないことも珍しくありません。そのため、日本語の単語を逐一英語に置き換えようとしても当てはまる言葉が思いつかず、正しく書けずに悩むこともよくあるのです。特に、和文を英文に書き直す問題では、日本語の主語が省略されていたり難しい言い回しが使われていたりして、そのまま英語に置き換えられないようになっていることが多くなっています。

自由英作文の問題では、最初に日本語で文章を考えて英語に置き替える作業をする人は多いでしょう。このとき、もとの文章が英語に直しづらい内容になっていれば、当然英作文がスムーズにできません。

2.英作文が上達する4つのコツ

英作文は、コツを押さえて練習すればできるようになります。ここでは、英作文がうまく書けるようになる4つのコツを紹介します。

2-1.単語・文法を習得する

まず大切なのは、英文の材料となる単語と文法とをしっかりと習得することです。もちろん、ただ丸覚えするだけでは意味がありません。きちんと使えるレベルで習得することが大切です。英文法は難しくてよくわからないという人もいるでしょう。しかし、基本的な文法事項の大半は、中学校で学んだものです。高校で学ぶ英文法を習得していればより高度な内容の表現も可能となりますが、中学生レベルの文法を知っていれば英作文の骨組みを組み立てることができます。そこで、文法の理解が浅い場合は、まずは中学生で学んだ英文法を復習することが大切です。中学時代の教科書やワークを最初からきちんと見直してみましょう。

また、英単語や英熟語を覚えているほど表現できる幅が広がります。発音しながら何回も書く、覚えたい単語を使った短文を作ってみるなど、自分に合った方法を見つけて語彙量を増やすよう努めましょう。語彙力が向上すれば、読解問題などにも強くなります。

2-2.英文の基本構造を知る

英語学習においては、英語の基本構造を把握することが大切です。構造が理解できれば、英作文力だけでなく読解力も向上します。

2-2-1.一つの文は「主語+動詞」でできている

日本語は、あまり語順にうるさい言語ではありません。たとえば、「昨日、あの映画を見たよ」でも「昨日見たよ、あの映画を」でも、重点を置く言葉は違うものの、根本的な意味は変わらずに文章として成り立ちます。しかし、英語は語順をとても気にする言語です。そのため、日本語のような自由な言葉の移動はできません。英語の語順の基本は「主語+述語動詞」です。最初にIやHeなどの主語が来て、その後にはlookやeatなどの動詞か、isやareなどのbe動詞が続きます。その後にほかの情報が加えられるのです。

たとえば、「私は毎日学校に行く」であれば、主語と動詞のI goが来て、それを説明するto school every day.が続くのです。これは英語の基本ですが、英作文が苦手な人はここを押さえていないことが多いです。まずは「主語+動詞」という構成をしっかり理解しましょう。また、日本語ではカジュアルに主語が省略されますが、英語では命令文などを除いて基本的に主語が省略されることはありません。たとえば、「今日は雨だ」「今日は日曜日です」などというときにIt’s rain today. /It’s Sunday today.とItを持ってきて主語にするのは、この言語特有の性質によるものです。

英作文を書くときは、まずは「主語+動詞(+場合によって目的語)」だけを使って文章の骨格を作ることを意識しましょう。その後に、ほかの要素を付け加えていくのです。こうすると、比較的スムーズに英文を作れるようになります。いきなり完璧な文章を作ろうとせず、骨格から作るのがポイントです。

2-2-2.文章の中心となるのは「結論」

日本語では、エッセイなのか論文なのかなど、これから書く文章の性質によって構成が異なります。一方、英語の場合は次に述べるような構造になっていることが多いです。
1.結論:意見、主張の提示
2.理由:意見や主張を支える理由や根拠の提示
3.まとめ:意見、主張の再提示

または、次のようになっています。
1.導入:意見、主張の説明
2.譲歩:自分の主張の反対意見を敢えて提示(最後に論理的に打ち消す)
3.理由:意見、主張の理由を提示
4.結論:意見、主張の再提示

自由英作文のときも、この順序に沿って構成するのがポイントです。最初に今から書く文章で主張したいこと・結論を決め、次にその結論を支える論理的な理由・根拠を複数提示するという順序で文章を書くことを意識しましょう。

2-3.和文を簡潔に捉える

和文英訳をするときは、最初に問題文を「英文にしやすい和文」に直すことがコツです。自由英作文で日本語の文案を作る場合も、英文にしやすい形にするよう意識しましょう。文章をほぐして小学生が読んでもスムーズに理解できる形にすると、英文に訳しやすくなります。英作文を作るには、ある程度国語的な能力も必要なのです。例えば「私は疲れていたから何も言わずに寝た」という文章を書くとしましょう。このとき、「『私は疲れていた』はI was tired、『から』はbecauseにして『何も言わずに」は…」などと、最初から1つずつ訳してはいけません。

まずはこの文章の骨格を見つけましょう。すると、枝葉をとりのぞいた文章の根幹は「私は寝た」であることに気づきます。そこで、I went to bedで始め、「~もせず」をwithout でつなげるというように、文章を作ることができるのです。

※正解の一例はI went to bed without saying anything because I was tired.

2-4.身近な話題を使って書く

自由英作文を書く場合、何を書いたら良いのか迷うことも多いものです。英作文そのものに慣れないときに、環境問題や経済など堅いテーマを選ぶと書きづらいこともあるでしょう。そこて、自分の周りの身近な話題からテーマをチョイスして書いてみるのも、英作文上達のコツです。ファッションやスポーツ、ゲーム、アニメなどなんでも構いません。自分が興味を持っていてよく知っていることをテーマにすると、書くことが浮かびやすく、文章の構成もしやすいでしょう。

毎日英語で日記をつけてみるのも良い方法です。難しく考えることはなく、長文で書く必要もありません。最初は、「今日○○さんに会った」「朝食で○○を食べた」「友達と○○に行った」などのシンプルな文書を数行書く程度からで充分です。1日の出来事がメインになるので、動詞の時制には注意して書くようにします。新しく日記帳を購入しても良いですが、使っているスケジュール帳の空きスペースやスマートフォンのメモ帳などに書くようにすれば、手軽に始められるでしょう。大切なのは続けることです。気軽にできて続けられそうな方法を選びましょう。

3.英作文は毎日の積み重ね

ここまで、「英文の基本構造を理解する」「文章全体の構成を理解する」「和文をシンプルな形に再構成する」「身近な話題を選ぶ」という4つのコツを紹介しました。ただし、これらを実践したからといってすぐに英作文が上達するわけではありません。英作文力を向上させるには時間がかかります。そこで、「少しずつでも毎日練習する」ことが大切です。ただし、意気込んでたくさんの英作文を書こうとすると、最初はよくてもしだいに面倒に感じてやめてしまうことがあります。極端な例ですが、「日曜日に英語の文章を7文書いてほかの曜日は何もしない」より「毎日1文ずつ書く」ほうが英作文力の向上には効果があるのです。

まずは1日1行からのスタートで構いません。英文を毎日書く習慣をつけましょう。先に説明した英語で日記をつける方法も有効ですし、日常生活でふと気になったことをその場でさっと英語で書きとめてみるのでも構いません。

4.英作文でのつまずきを克服するなら「下克上」

英作文を自分だけで勉強していても、合っているのか判断がつきづらく、この方法で良いのか不安になるものです。毎日英作文に取り組むことが必要だとわかっていても、つい怠けてしまう人もいるでしょう。大学受験個別指導塾「下克上」では、授業をするのではなく市販の参考書を使った望ましい勉強の方法を指導しています。これは、いくら勉強時間が多くても間違った方法や効率の悪い方法で学んでいては成績を向上させるのは難しいからです。

間違った勉強法を続けるのは、たとえていうならハンドルを目標とは別の方向に向けたまま、必死に自転車をこいでいるようなものです。これでは、疲れるだけでいつまでたっても目標に到達しません。下克上では、ハンドルの正しい向きや自転車をこぐのに望ましいペースを指導するので、無理なく目標にたどりつくことができるのです。英作文のような学ぶのに工夫が必要となる分野ではどのように勉強するのが良いか客観的なアドバイスを受けられるため、効果的に学習できます。

一人ひとりに合った勉強法を指導するだけでなく、生徒が毎日の勉強の進み具合を報告するのも下克上の特徴です。毎日報告することで学習のモチベーションを維持できます。また、毎日の報告でずれた勉強法をしていることがわかったときには軌道修正してもらえるため、自信を持って学習を進められます。

英作文のコツを押さえて練習を重ねよう

うまく英作文ができない原因はいくつもあります。まずは原因を突き止めることが大切です。原因が判明したら、それに合わせて上達のコツをとりいれて練習しましょう。毎日の積み重ねで実力がついていくため、継続することが大切です。「下克上」なら勉強法の正しいアドバイスが受けられ、モチベーションが維持できる環境があります。気になる人は公式LINE@に登録してみましょう。説明会や勉強のお役立ち情報を知ることができます。

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