慶應大学の受験科目を学部別に徹底解説!偏差値や対策しやすい学部も紹介
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大学受験では、試験科目や配点が学部によって異なるケースは少な...
2020.05.19
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更新日:2020.05.18
高校生が受験する模試の多くで、志望校の合格可能性についての判定が出ますが、この判定はどのように捉えたらよいのでしょうか。予備校の広告などで「E判定からの合格」といったものを目にすることもありますが、これは実際にあり得る話なのかと悩む人もいるでしょう。本記事では、模試判定の基準について解説し、判定の捉え方や結果をその後の勉強に活かす方法について説明します。
目次
多くの模試では、志望校に対する合格可能性についてAからEの5段階で評価が行われています。模試の結果による判定は以下のような基準で設定されているのが一般的です。
A:合格可能性80%以上
B:合格可能性60%以上80%未満
C:合格可能性40%以上60%未満
D:合格可能性20%以上40%未満
E:合格可能性20%未満
この合格可能性は、過去の受験生の同時期の成績を元に出されているもので、あくまで統計から算出される確率です。A判定の人の場合、順調に学習を積み重ねていくことができれば80%以上の人が合格することになります。模試の時点の学力で受験を行ったときに、80%以上の人が合格するという意味ではありません。そのため、学力がまったく同じであれば、受験が近づくほど判定は下がっていきます。逆に、学力が過去の受験生の平均以上に伸びていけば、判定はどんどん上がっていくということです。
模試の判定結果については、信用できるという声もありますし、気にしてはいけないという声もあります。はたして、模試判定は信用してよいのでしょうか。「模試判定はある程度信頼できる」というのが妥当な答えです。ただし、ある程度であり、絶対に信用できるというものではありません。
そのため、判定がよい結果が出た場合に「必ず受かる」と捉えてしまうのは非常に危険です。しかし、逆に「判定が悪い=このままでは落ちる確率が高い」場合には、素直に受け止めた方がよいでしょう。統計的には模試判定は信頼できるものです。しかし、未来を約束するものではありませんので、基本的に判定を見て気を引き締めるように受け取るべきです。よい結果に慢心して本番で失敗するより、常に気を引き締める方向で考え、本番の成功の糧にしましょう。
模試判定の結果はどのように捉えたらよいでしょうか。判定結果をその先に活かすためには、正しい捉え方をすることが必要です。以下、A〜Eまでの判定別に模試判定の捉え方について説明します。
A判定なら80%以上、B判定なら60%以上の人が合格することになりますので、非常に嬉しい結果です。本人にとっても大きな自信につながるでしょう。しかし、その結果を受け止めて喜ぶばかりではいけません。A・B判定を取ることができたとしても、「合格が確実になったわけではない」ということを心に留めておき、今後の学習に対して気を引き締めることが大切です。
特に、採点結果で科目間のバランスが悪い人は注意しなければなりません。点数がよい科目は、点数の伸びしろが少ないため、苦手科目を放置していると受験が近づくにつれ、どんどん判定が下がってしまいます。そのため、早めに苦手科目の克服に努めましょう。上位になっていくほど、点数が伸びなくなっていき、1点2点を争う熾烈な戦いになっていきます。そのような厳しい戦いの中にいることを認識し、油断せずに勉強を続けていきましょう。
C判定とは、合格可能性は40%以上60%未満、コインを投げて表が出る確率とだいたい同じくらいです。C判定における受け止め方としては、「がんばり次第で合格のチャンスがある」程度に考えておくのがよいでしょう。もっと頑張れば合格の可能性が高まりますし、気を抜けば落ちる可能性が高くなるという、努力の重要性が際立つ成績ともいえます。
C判定からなかなか上にいけない場合は、これまで通りの勉強では心許ないため、今まで以上の努力や、学習方法の見直しが必要です。現状よりも学習量を増やすことが可能か、または質のよい学習をするためにできることがないか、早めに考えて実行に移す必要があります。
D判定・E判定は「このままで受験を迎えると確実に落ちる」と捉えるのがよいでしょう。あまり気落ちするのも考えものですが、ポジティブ思考も度が過ぎれば合格の妨げにしかなりません。厳しい結果を素直に受け止めて、勉強の仕方を真剣に考えましょう。「E判定からの合格」の可能性はゼロではありませんが、頻繁にある出来事でもありません。
相当頑張っているにもかかわらずこれらの判定が続いてしまう場合は、根本的に勉強の仕方を変えなければならない可能性があります。勉強の質に問題があるのか、量に問題があるのか、それとも志望校との相性が悪いのか、さまざまな角度からじっくり考えてみましょう。
模試判定の捉え方は、学年によっても違うということを知っておくことが大切です。高校1・2年生と、受験を迎える3年生、そして再度受験に臨む浪人生に分けて学年別に説明します。
高校1〜2年生で受けた模試の判定は、あまり気にする必要はありません。本格的に受験勉強が始まれば、学力は大きく変わっていくからです。基本的な捉え方としては、模試判定を現時点での実力として受け止めて、その後もしっかり勉強に励むようにするのがよいでしょう。
むしろ、高校1年生・2年生の時点で判定が良かった場合に、油断してしまわないように注意しなければなりません。判定が悪かった場合は、落ち込む必要はありませんが、先を見据えて、勉強法や勉強量について早めに考え直すようにして、成績アップを目指していきましょう。
受験を控えた高校3年生で受けた模試の判定は、高校1・2年生のときとは受け止め方が大きく変わってきます。出てくる結果に注意を払い、素早く行動につなげなくてはなりません。
たとえ悪い判定が出たとしても、まとまった学習時間を確保できる夏までなら、まだ逆転合格の可能性は十分ありますので焦る必要はありません。しかし、秋以降にD・E判定をとってしまった場合は、逆転の可能性は相当少なくなると考えるべきです。その場合、志望校の変更や学習方法の大胆な変更などが必要になります。「E判定から逆転合格」はかなりのレアケースですので、現実的な受験戦略を模索することが大切です。
浪人生の場合、模試判定の結果をそのまま受け止めてはいけません。むしろ、ハードルを高く設定して捉えるべきです。現役生よりも1年分余分に勉強をしているからこそ、A判定が当たり前だという意識で模試に望み、判定結果も重く受け止めなければなりません。
多くの現役生は、部活を終え、まとまった学習時間を確保できる夏頃から本格的に受験勉強が始まります。その結果、秋頃から成績がぐんぐん伸びてくるため、浪人生は春や秋の模試でよい判定が出たとしても、油断は禁物です。浪人生は現役生よりも伸びしろが小さいことを念頭に置いて、常に現役生の先を行く意識で受験勉強に取り組まなければなりません。もし、現役生と横並びになっている状況なら強い危機感を抱く必要があります。
模試判定を今後の勉強に活かすためにはコツがあり、そのコツを知っているかで否かが受験に与える影響は非常に大きいです。以下、模試判定を活かすためにやるべきことについて解説します。
模試の結果が出たら、必ず自分で結果を分析するようにしてください。模試が返ってきたとき、つい点数や判定の良し悪しに目が行ってしまいますが、もっと重要なのはその内容です。模試では項目ごとの正答率など細かいデータが返却されますので、それを確認しながら自分の強い部分や弱点について自分でしっかりと把握するようにしましょう。
自分が間違えた問題については「なぜ間違えたのか」「どんな勉強が足りなかったのか」「次に同じ問題が出た時にどうすれば正解できるか」といったことをしっかり考えるようにしてください。自分の普段の学習への取り組みや、試験中の状況などを知っているのは他の誰でもない自分自身ですので、自分で分析してこそ、正確で役立つ分析ができるはずです。
模試を受けたら受けっぱなしで終わらずに、間違えた問題を中心に、しっかりと復習を行いましょう。模試の問題はクオリティが高く、模試で出題された問題と似た問題が入試本番でも出たことも少なくありません。そのため、模試で間違えた問題を自力で解けるようになれば、かなりの確率で成績アップにつながります。
また、模試は問題のレベル、出題される項目などが、本番の試験を意識して作られていますので、過去問と同様に受験の予行演習としても活用可能です。本番さながらの時間や緊張感の中で、もう一度模試を解けば本番の緊張を和らげる効果も期待できます。
模試判定を受けて、「今のままでは志望校に合格できないかも」と焦ってしまう人も多いものです。こういった場合には大胆な学習方法の見直しや、受験戦略の見直しが必要になります。自分ではなかなか良い方法が浮かばないという場合には、「下克上」の個別指導がおすすめです。
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模試判定を受けて、今やるべきことが知りたいという人は、ぜひ下克上を試してみてください。
受験生は試験本番に向けて普段から規則正しい生活を送り、コンディションを整えることが必要です。食事にも気を配り、必要な栄養素を摂取するように心がけることも大切です。試験直前には胃に負担をかけないよう消化のよいもの、当日はリラックスできるように食べ慣れたものがおすすめです。試験までのタイミングに応じて適切なメニューの食事をとりリラックスして、試験本番では自分の実力を出し切りましょう。
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