予備校で浪人するメリット・予備校選びのポイント5つを徹底解説

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大学受験に失敗して浪人をする場合、自宅で勉強するか、それとも予備校に通うかで迷っている人も多いのではないでしょうか。予備校は効率良く受験勉強できるというイメージがあるものの、詳しいシステムや特徴を知らない人も少なくありません。そこで、今回は予備校生活のイメージを明確に持てるよう、予備校に通いながら浪人することのメリットや失敗しない予備校の選び方などを解説していきます。

1.予備校について知ろう

予備校と聞くと、「浪人生が大学入試に合格するために勉強する場所」というイメージを持っているかもしれません。しかし、本来は大学入試のための学校だけではなく、さまざまな資格の合格を目指すための学校全般を指すものです。弁護士資格の取得を目指す予備校もあれば、公務員試験の合格を目指す予備校もあるなど、その種類は多岐にわたります。そんな予備校の中でも、特に多くの人々に利用されているのが「大学受験予備校」なのです。

大学受験予備校は、さまざまな大学の受験勉強に対応するため、全国各地に数多く開校されています。大学入試に特化した予備校であるため、入試に関する情報が豊富にそろっていたり、大学ごとの出題傾向に合わせた講義が受けられたりするなど、受験勉強を効率良く進めることが可能です。予備校ごとに規模や授業形態、サポート内容などが異なるため、事前に特徴をしっかり調べて自分に合うところを選びましょう。

2.予備校に通って浪人するメリット

自宅で勉強するのではなく、わざわざ予備校に通いながら勉強することを不思議に感じている人も多いでしょう。実は、予備校に通いながら浪人すると、主に4つのメリットを得られるのです。次は、そのメリットについて具体的に見ていきましょう。

2-1.生活リズムを確立できる

自宅などで受験勉強をする場合、起床時間や勉強時間をすべて自分で管理しなければなりません。しかし、ほかの人の目が届きにくい環境では、自ら規則正しい生活リズムを守って勉強を続けるのは非常に難しいことです。つい、「まだ眠いから寝てしまおう」「疲れたからテレビでも見よう」など、誘惑に負けて不規則な生活になってしまうケースも珍しくありません。夜更かしや寝坊をして睡眠時間のリズムが乱れれば、集中力や理解力なども低下してしまいます。また、自宅にいるとスマホをいじったり、友人から遊びの誘いがあったりして、勉強時間を確保できない可能性もあるでしょう。

この点、予備校に通うと、カリキュラムやスケジュールに合わせた生活をしなければなりません。自然と生活リズムが整い、心身の健康を保ちやすくなるでしょう。また、講義中は勉強以外のことができないため、集中して知識を高められます。つい誘惑に負け、勉強がおろそかになってしまう人にはおすすめの浪人生活といえるでしょう。

2-2.カリキュラムが整っている

予備校では、大学入試までの勉強のスケジュールがあらかじめ決まっています。大学ごとの出題傾向をふまえた効率的なカリキュラムが組まれており、無駄を省いた効率的な受験勉強が可能です。自分で受験勉強をする場合、大学入試までのスケジュール管理はもちろん、勉強の方法や内容まですべて自分で考えなければなりません。自分はどこが苦手なのか、どのように勉強すれば克服できるのかなど、正しく分析できない場合もあります。このような問題点をカバーし、合格に向けて効率良く勉強できるというのは、予備校ならではの大きなメリットです。

2-3.モチベーションを維持しやすい

志望校への合格を目指して浪人する場合、周囲の友人とは連絡を取りにくくなることも多いです。友人がすでに合格して大学に通っていたり、勉強に集中するために距離を置いたりして、孤独になる浪人生も珍しくありません。自宅で勉強する浪人生は家族以外とあまり触れ合わなくなるため、孤独感から受験へのモチベーションを保てない場合もあります。1年間という長い期間にわたり、モチベーションを保ち続けるのは難しいことなのです。

これに対し、予備校では周囲に数多くの浪人生がいます。自分と同じように志望校の合格を目指し、勉強を頑張る人たちです。良きライバルとして刺激を受けることもあれば、受験勉強の悩みを相談できることもあるでしょう。予備校の講師やスタッフも受験に熱意を持っており、1年間にわたって高いモチベーションを維持しやすいという点は大きな魅力です。

2-4.進路相談や勉強方法の相談ができる

予備校は、単に勉強を教えてもらうだけの場所ではありません。豊富な情報やノウハウを持つ大学入試のプロであるため、進路や勉強方法などの悩みを相談し、的確なアドバイスをもらうこともできるのです。自宅で勉強する場合は周囲にプロがいないため、相談したりアドバイスをもらったりするのは簡単ではありません。悩みを抱えたままでは、受験へのモチベーションも下がってしまうでしょう。受験に関する悩みができた場合を考えると、相談できるプロが身近にいると非常に心強いものです。

3.予備校へ浪人生が通いはじめる時期は?

予備校は、通い始める時期が決まっているわけではありません。基本的に、浪人生が希望する時期ならいつでも入校が可能です。しかし、受験に向けた1年間のスケジュールの中で、通い始める目安となる時期はいくつか存在します。具体的にいつ入校するのがおすすめなのか、3つの例を見ながらチェックしていきましょう。

3-1.3月・4月

一般的に、予備校に入校するのに最も適しているのは「3・4月」です。多くの予備校では、大学入試のスケジュールに合わせて4月から開始するカリキュラムを組んでいます。志望校合格に向けて本格的に対策をしたい場合や、基礎学力を高めたい場合などは、最初のカリキュラムから受講したほうが良いので3・4月がおすすめです。この時期に入校手続きを済ませていれば、4月からの受講にも間に合います。早めに受験勉強を始めれば、勉強する習慣のある生活リズムを作りやすいでしょう。また、この時期に入校する浪人生が多いため、友人もできやすいです。

予備校にとっても稼ぎ時なので、大学入試に関する情報を豊富にそろえていたり、割安で入校できるキャンペーンをしていたりすることもあります。ほかの時期に入校するよりメリットが多い場合もあるので、特に予定がなければ3・4月中に入校手続きをすると良いでしょう。

3-2.夏

予備校にもよりますが、夏になってからでも入校を受けつけている場合があります。夏は特別講義として夏期講習を行っているところも多く、合格を目指すならぜひとも受けておきたいものです。夏期講習は、現役合格を目指す高校生やその予備校に通っている浪人生しか受講できないケースもあるため、夏期講習で力を付けたい場合は夏までに入校しておいたほうが良いでしょう。

3-3.秋以降

人生は、一度志望校を受験するために受験勉強を経験しています。勉強の基礎はできていると考え、秋以降に予備校へ入校しようとする人もいるでしょう。しかし、受験勉強は1年をかけて計画的に取り組むものであり、予備校では秋以降になると試験対策の仕上げの段階に入ってしまいます。このため、秋以降に入校しようとしても受け入れてくれる予備校は少なく、選択肢はかなり減ってしまうため注意が必要です。予備校で勉強したいならできるだけ早く、遅くとも夏までには入校することをおすすめします。

4.浪人生の予備校の選び方5つのポイント

いざ予備校に入校しようとしたとき、どの予備校を選べば良いのか迷ってしまう人も少なくありません。次は、後悔しない予備校を選ぶための5つのポイントについて紹介していきます。

4-1.志望校への対策に強いか

浪人する段階で志望校が明確に決まっていれば、志望校対策がしっかりできるかどうかを基準にして予備校を選びましょう。どれほど魅力的な講義やサポートを行っている予備校でも、肝心の志望校への対策が弱ければ意味がありません。現役で志望校に落ちた原因を分析して克服する必要もあるため、志望校対策に強いというのは必須条件ともいえます。インターネットで評判を調べたり、志望校対策コースがあるかどうか問い合わせたりして、事前にしっかり確認しておきましょう。

4-2.合格実績は十分か

予備校を選ぶときは、合格実績についても確認することが大切です。このとき、難関大学の合格者数ではなく、自分の志望校の合格者数を確認するように注意しましょう。予備校は志望校への合格を目指して入校するものなので、どれほど多くの人が難関大学に合格していても、自分の志望校の合格者が少なければ意味がありません。また、合格者数だけでなく、合格割合で判断することも大切です。規模の大きい予備校は通っている人の数も多いため、自然と合格者数が増えます。合格割合で見ると意外と結果が良くなかったというケースもあるので、規模も考えたうえで実績を判断しましょう。

なお、予備校の規模によっては、校舎やクラスによって実績に幅がある場合もあります。可能であれば、自分が通う予定の校舎やクラスでの実績まで調べておくと安心です。

4-3.環境に問題はないか

予備校では、長い期間にわたって勉強をします。予備校内の居心地や勉強のしやすさは重要なポイントになるため、予備校選びのときもわすれずにチェックしなければなりません。室内で騒ぐ予備校生が多かったり、電車や工場などの騒音が響きやすかったりすると、なかなか勉強に集中できないでしょう。また、予備校内だけでなく、予備校に通うまでの環境にも注意が必要です。移動時間が長かったり混雑したりしていると、ストレスがたまってモチベーションを保ちにくいですし、繁華街が近いと遊びの誘惑に負ける可能性も出てきます。予備校内と通う環境の両方にまで視野を広げ、しっかりチェックしておきましょう。

4-4.指導スタイルは合っているか

予備校は、それぞれ指導スタイルが異なります。学校のような集団講義を行うところもあれば、個別講義だったり、講義を行わずに指導したりするところもあるのです。指導スタイルによっては自分に合わないこともあるので、入校前に指導スタイルについて詳しく確認しておきましょう。可能であれば、お試しで講義を体験してから入校の判断をするのもおすすめです。

4-5.しっかりしたサポート体制があるか

浪人生として生活していると、勉強以外にも進路などさまざまな不安が生まれることも多いです。このような場合に備え、気軽に相談できるようなサポート体制がある予備校を選ぶという選択肢もあります。精神的に安定して勉強できるかどうかは、志望校の合否にも大きく影響するものです。いざというときにすぐ不安を解消できるよう、精神面のサポートに力を入れている予備校を探してみるもの良いでしょう。

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