早稲田アカデミーの特徴や評判は?向いている人や注意点も紹介

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大学受験には進学塾に通うことが効果的です。しかし、数多く存在するため、どこの進学塾に通ったらよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、進学塾として有名な早稲田アカデミーについて、その特徴や実際に通っていた体験談をもとに評判を紹介していきます。また、指導方針や授業内容、向いている人の特徴などについても解説します。

1.早稲田アカデミーとは?

「早稲田アカデミー」は東京23区を中心に神奈川や埼玉、千葉などに160校以上展開する名門進学塾の1つです。難関校への合格者を多数輩出し、主に中学校・高校受験対策で有名となっています。中学受験や高校受験、大学受験などの人生の大切な分かれ道に「早稲田アカデミーあり」といわれるほど難関校向けの進学塾として有名です。対象は小学校1年生から、高校3年生までとなり授業形態は集団指導塾となっています。集団で学ぶことによってライバルと切磋琢磨でき、学力アップにつながりやすいのです。個々の状況に合わせた授業を好む人には、同じ系列での個別塾「早稲田アカデミー個別進学館」もあります。

2.早稲田アカデミーの合格実績

大学受験に関して1番の目的は、希望する大学に合格することです。早稲田アカデミーでは、多数の難関校へ合格者を輩出しています。2019年度の合格実績について、東京大学には75名が合格しました。早稲田アカデミーでは東京大学や国立大学の医学部などを目指す専門コースがあります。2019年度の東京大学の受験においては、この専門コースに在籍していた生徒の約6割が合格しています。また、慶應義塾大学の2019年度の合格者は133名でした。

早稲田アカデミーのSKクラスは、慶應義塾大学や早稲田大学などの難関私立大学を目指す生徒が在籍し、基礎から応用までの丁寧な指導で各単元を本質的に学べます。これにより早稲田大学でも187名の合格者を出し、上智大学も111名が合格しました。その他の有名私立大学や難関大学への合格者も多数輩出しています。

3.早稲田アカデミーの特徴

早稲田アカデミーは少人数制の授業で、きめ細かな指導をしてくれることが特徴の1つとなっています。1クラスの平均生徒数は約15名となり、大手の予備校のような大教室で講師がマイクを使って講義をする授業形式ではありません。サクセスダイアリーと呼ばれる塾用の生徒手帳を利用し、一人ひとりの学習状況を把握して、きめ細かい指導を実践しています。早稲田アカデミーは志望校によってクラス分けされ、使用する教材も長年にわたる入試問題を研究してきたなかで裏付けされた、担当講師のオリジナルのものを使用。各コースの志望校に合わせて最適な授業内容で学習することができます。

また、完全単位制で、得意な科目は上級クラスで学び苦手な科目は基礎クラスで学ぶというスタイルの受講も可能で、各科目で自分の実力に合わせて学べます。さらには、学期ごとにクラス移動も可能となり、常に自分に必要な講座だけを受けられるシステムとなっています。春期講習会や夏期講習会、冬期講習会など特別講習も充実。私語がない緊張感のある授業、それでいて、元気で活気のある明るい雰囲気も、早稲田アカデミーの特徴の1つです。

4.早稲田アカデミーの評判

ここでは実際に早稲田アカデミーに通っていた人の体験談をもとに、その評判を紹介していきます。なお、ここで紹介するのは集団指導塾の「早稲田アカデミー」の評判で、個別塾の「早稲田アカデミー個別進学館」の評判ではありません。

4-1.授業に緊張感がある

早稲田アカデミーでは志望校別にクラス分けされ、クラスのみんなが同じ大学を目指すライバルとなります。学校での和気あいあいとした雰囲気での授業ではなく、皆がライバルという緊張感のなかで生徒は授業を受けています。もちろん授業中の私語は厳禁。大学受験というのは人生がかかった重要な戦いです。早稲田アカデミーは難関校への合格者を多数輩出している実績があり、ハイレベルな環境を整えています。

そのなかで皆が厳しいプレッシャーに耐えながら受験勉強に取り組んでいます。講師陣もやる気のない生徒には厳しく、やる気のある生徒にはとことんまで付き合ってくれて、言うならば体育会系の雰囲気が強くあります。したがって、体育会系の雰囲気が苦手な人にとっては、ついていくのが難しい環境かもしれません。

4-2.生徒や保護者へのケアが充実している

早稲田アカデミーでは入塾して間もない生徒には必ず個別面談の機会を作ることで、一人ひとりの生徒と向き合い、特徴や学習状況に合った家庭学習方法などのアドバイスをしてくれます。また、保護者へのフォロー体制も充実しています。大学受験、特に難関校への受験は生徒と塾の講師だけで達成できるものではありません。生徒の塾以外の生活を支えている保護者のサポートが必要となるのです。保護者に、子どもを通わせている塾として不信感を抱かせては生徒の成長の妨げにもなってしまいます。そのため、早稲田アカデミーでは生徒だけではなく、保護者へのケアにも力を入れているのです。

例えば、保護者会や電話フォロー、個別面談などがあります。面談を担当するのは志望校別の担当講師で、最新の入試情報や科目別勉強法など、的確なアドバイスをすることで保護者の精神的なフォローに努めています。こうした生徒や保護者への面倒見が良いという評価の反面、干渉を嫌う生徒や保護者にとっては早稲田アカデミーは向かない塾だと言われることもあります。

4-3. 1講座の価格はリーズナブルだが追加出費が多い

早稲田アカデミーの大学受験部の料金内訳は主に入塾金と授業料、実費教材費に年会費となります。1講座あたりは120分授業で、月に税抜き1万2400円とリーズナブルです。さらに、大学受験部では受講講座が増えるごとに割引されていくシステムとなっています。しかし、追加で受講するオプションコースも多く、追加出費が高くなることがあり不満を抱いている人も少なくありません。

例えば、大学受験部は夏期講習や冬期講習などの特別講習を開催しています。志望校別にクラス分けされているため皆がライバルという状況のなか、周囲の人が特別講習を受けると自分だけが遅れてしまうと感じ、受けないわけにはいきません。ただ、特別講習を受ければ実力もあがってくるので、値段とサービスが見合っているとの声や他の大手進学塾と比較すると安いという声もあります。

4-4.志望校に合わせたコース選択ができる

早稲田アカデミーは志望校に合わせたオプションコースが用意され、選択肢が充実していると評判です。例えば、大学受験対策を総合的におこなうクラスや、東京大学・国公立大学の医学部を志望する人のためのクラスがあります。また、慶應義塾大学や早稲田大学、上智大学などの難関私立大学を志望する人のクラスなど、幅広く用意されています。さらに、英語に重点を置いたクラスや古文に重点を置いたクラスなど、一般的に大学受験の不安要素とされる科目についての対策が組み込まれたコースも充実し、人気があります。しかし、コースによっては多くの人が応募するために希望する曜日に取れないことも多々あります。

4-5.自習システムが充実している

早稲田アカデミーでは自習システムが充実していると評判です。難関校を目指す生徒にとっては塾の授業だけでは足らず、自習が必要です。早稲田アカデミーでは私語のない緊張感ある自習室があり、真剣に学ぶライバルたちに囲まれているため集中して勉強ができます。自習室を完備していない校舎でも空いている教室を解放し、自習できる環境を整えています。また、独自のデーターベースから自分に合った問題を自習できるF.I.T(フィット)というシステムがあり人気です。これはトレーニングと個別指導を組み合わせた学力向上プログラムとなります。

コンピューターに蓄積された10万ページ以上の教材データから、一人ひとりに合わせた問題を選んで学習することできるシステムがあり、塾生は週2回4時間までは無料で受講することができます。さらに、人気なのは自習後に現役の東京大学や慶應、早稲田など大学生で構成されたアシスタントスタッフに解説してもらえるサービスです。これらの充実した自習システムが高額の授業料でも見合っていると、満足している人が多くなっています。

4-6.講師の質が高い

早稲田アカデミーには講師陣が、志望校別の対策コースごとに在籍しています。同じ志望校別対策コースを、経験豊富な講師では何十年も担当し続けていて質が高いと評判です。生徒は自分の志望校に特化した講師から授業を受けることができ、時には講師自身が作成したテキストを使用して授業が展開されるため、他の進学塾では教えてくれないことも学べます。講師陣の多くは生徒の様子がおかしい場合にはすぐに保護者に連絡してくれるなど、とても親身です。また、本気でやる気を育てるという熱血あふれる講師も多く、こうした理由から早稲田アカデミーの講師陣は良いという高評価が口コミでも広まっています。

5.早稲田アカデミーに向いている人の特徴

早稲田アカデミーは難関校への合格者が多いことでも有名ですが、講義の長さと宿題の多さも有名です。長時間集中が必要な勉強が苦にならずに頑張れるという人は、向いているといえます。また、体育会系の指導で難関校を志望する生徒が多いため、授業のレベルは高いです。志望校ごとにクラス分けされ、ライバルと競い合うのも特徴です。高い授業のレベルについていこうという向上心を持ち続けられる人や、ライバルと切磋琢磨して受験勉強に取り組める人は、早稲田アカデミーに向いているといえるでしょう。

6.早稲田アカデミーを選ぶ際の注意点

早稲田アカデミーは独自のカリキュラムで集団授業をおこなうという特徴があり、校舎ごとの講師のレベルや対応にも差があると言われています。また、教室が狭く膨大な宿題が出されるという特徴もありますので、勉強が機械的になってしまう可能性があります。その状況では人によって思考力が衰えてしまう恐れもあり、気をつけなければなりません。大学入学共通テストでは記憶力や計算力だけではなく思考力も求められますので、自分のペースで勉強をしたい人は選ぶ際に注意が必要です。

早稲田アカデミーは体育会系と評判

生徒に競争意識を持たせ、熱血で親身な講師が多い早稲田アカデミーは、体育会系の進学塾です。そんな雰囲気が苦手な人や自分のペースで勉強をしたいという人には個別授業の方が向いています。大学受験個別指導塾「下克上」では慶應義塾大学への合格ノウハウを持った講師がマンツーマンの指導を行っています。自分のペースで着実に学びたい人は、一度説明会へ来てはいかがでしょうか。LINE@へ登録すれば下克上の情報が得られます。

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