大学受験におすすめの英熟語帳を紹介!慶應志望者向けの物や活用方法も解説

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大学受験の英熟語対策で「どの参考書を選べばいいのか分からない」と頭を悩ませている人は多いのではないでしょうか。英熟語対策の参考書とひとくちに言っても、多数あるので、自分に合ったものを見つけるのはなかなか難しいものです。この記事では、英熟語対策におすすめの、特に慶応義塾大学を目指す受験生にはぴったりの参考書を紹介していきます。

1.英熟語対策で参考書を選ぶ時のポイント

英熟語対策のための参考書を選ぶ際は、これから紹介するポイントを意識してください。1つ目のポイントは「志望校の出題範囲を網羅している参考書を選ぶこと」です。やみくもに勉強するよりも、志望校の対策をピンポイントでできるような参考書をおすすめします。志望校の過去問を数年分調査したり、塾の講師や学校の先生に質問したりして、志望校の出題範囲をしぼりましょう。2つ目のポイントは「自分の実力を分析して、必要十分なレベルの参考書を選ぶこと」です。過去の模試や試験の結果に基づいて、まずは自分の実力を冷静に分析してください。そして、分析した実力に見合った参考書を選ぶことです。簡単すぎても、難しすぎても、学習効率は悪くなります。

また、学習は、英熟語からではなく、英単語を覚えるところからスタートしましょう。大学入試で使用する英単語の7割は、中学で習う英単語です。基礎からしっかりと固めたいなら、中学英単語から始めるのも非常に効果的といえます。英単語の基礎が固まった時点で、英熟語の参考書を選ぶのが効率的な英語学習の鉄則です。

2.大学受験の英熟語対策におすすめな英熟語帳

ここでは、大学受験の英熟語対策に特化した英熟語帳をひとつずつ紹介します。それぞれの特徴も詳しく解説していくので、自分にぴったりの参考書選びに役立ててください。

2-1.英語ターゲット1000

おすすめの英熟語帳、1つ目は「英語ターゲット1000」です。英語ターゲット1000は、とにかくシンプルかつ分かりやすい英熟語帳を探している人にはぴったりといえます。ひとつの単語とひとつの意味がセットになっているので、読みやすく、理解もしやすいです。英語ターゲット1000では、その名のとおりに英熟語1000語を学ぶことができます。1000語が無秩序に並べられているのではなく、意味や語形によってグループ分けされているのが、うれしい工夫です。スキマ時間にも読みやすいので、常に持ち歩いている受験生も多いのではないでしょうか。

英語ターゲット1000は、あえて言うなら国公立大学を志望する人向けのレベルです。英熟語は出題頻度が高い順に並べられているため、学習の優先順位に迷う必要がありません。優先度が高いものを重点的に学習できるので、短期間でも結果を出しやすいでしょう。ただし、例文は難易度が高めに設定されているので、例文暗記による学習には向かない参考書です。

2-2.解体英熟語

難関私立大学を目指す受験生に手に取ってほしいのが、「解体英熟語」です。解体英熟語の魅力は、語数や解説部分の充実度に他なりません。解体英熟語1冊だけで、大学入試に必要なほとんどの英熟語を学習することができます。また、受動的に読むだけではなく、空欄を自分で書き込む問題穴埋め形式がとられているため、自分で考えて答えを出すという能動的な学習も可能です。問題形式であることから、英熟語帳の第1冊目としては不向きでしょう。他の英熟語帳である程度の英熟語を学習してから、復習を兼ねて解体英熟語にとりかかることをおすすめします。インプットだけ、アウトプットだけの単調な勉強では物足りないという人は、解体英熟語で一石二鳥の熟語学習に取り組みましょう。

なお、解体英熟語は、そのカバー範囲の広さと例文の難しさから、受験英語の学習を始めたての人や、英語が苦手な人にはおすすめできません。受験科目数の多い、国公立大学を目指す受験生にも不向きといえます。

2-3.速読英熟語

英文読解と英熟語を並行して勉強したい人におすすめなのが「速読英熟語」です。英単語は覚えられても、長文読解は苦手という受験生は少なくありません。速読英熟語なら、覚えた英単語を復習しながら、長文への苦手意識を少しずつ克服させてくれるでしょう。長文読解にはある程度の英単語の知識を要するため、必然的に、英単語の学習が終わった人向けの参考書ということになります。また、速読英熟語に使われている長文は、実際に入試で使われた長文を参考にしているため、出題傾向の把握に役立てることも可能です。

速読英熟語による学習効率をより高めたい人は、別売りの専用CDを併用してみてください。CDによる学習を組み合わせることで、リスニング力を高めながら、長文読解スキルを身につけられます。最初は、長い文章のリスニングに戸惑うかもしれません。まったく聞き取れずに、自信をなくしてしまうかもしれません。しかし、それは当然のことなのです。聞き取れないなかで、最大限にイメージと知識を働かせて、英語に慣れていくことが、速読英熟語によるCD学習の第1段階だと思ってください。

参考書としては非常に実践的で難易度も高く、カバー範囲も広いため、英語学習の中級~上級者向けの1冊といえます。

2-4.システム英熟語

前置詞を正しく理解することは、英熟語を覚えて使いこなすために重要です。システム英熟語は、前置詞の理解に特化した英熟語帳といえます。英熟語は、基本的に前置詞と単語の組み合わせです。そのため、前置詞の重要性をスルーして単純な暗記だけで英熟語の問題をこなそうとしても、いつかは限界がきます。そうはいっても、前置詞は非常に学習を進めにくい分野です。「of」や「from」などの意味を暗記できたとしても、英熟語の穴埋め問題で前置詞を問われたときに、意味の暗記だけでは間違えてしまう可能性があります。

重要なのは、単なる暗記を超えた、視覚的な理解です。システム英熟語は、前置詞をイメージで理解できるように、わかりやすいイラストが添えられています。イラストで前置詞の意味をつかむことで、英熟語への理解も飛躍的に深まるでしょう。また、大学入試で頻出する意味を赤文字で目立たせてくれているので、学習の優先度も決めやすいです。前置詞を地道に学習し、由来やイメージを把握すれば、初めて見る英熟語でも、前置詞からおおよその意味を推察できるようになります。1つ欠点があるとするなら、例文が少ないところです。文脈の中で、英熟語の使い方を覚えたい人は別の参考書と組み合わせて学習することをおすすめします。

2-5.DUOセレクト厳選英単語・熟語1600

DUOセレクト厳選英単語・熟語1600は、英単語学習の基礎固めに不安が残る人におすすめしたい英熟語帳です。1600語を学ぶことができ、そのうちの1000語は英単語で、残りの600語は英熟語で構成されています。そのため、英単語もしっかり復習しつつ英熟語学習もスタートするという、1冊で2役の活躍が期待できるでしょう。また、本書を使うことで、ネイティブが日常使いするような、自然な例文にも触れられます。例文を丸暗記するだけでも、平均的な受験英語からのステップアップをはかることができるのです。

また、別売りのCDと組み合わせれば、よりレベルの高い英熟語学習も実現できます。1冊目には別の英熟語帳を買い、プラスアルファの2冊目として活用するという使い方もおすすめです。使い方によって十人十色の効果が得られる、自由度の高い参考書といえるでしょう。

2-6.英熟語FORMULA1000

難関国公立、早慶上智レベルの大学を目指したい人におすすめなのが、英熟語FORMULA1000です。英熟語を覚えるのが苦手、という人のなかには、覚え方が分からないためにつまづいている人もいます。英熟語を覚えるうえでは、暗記は良い方法とはいえません。似た熟語と頭の中で混ざってしまい、問題を解く際に判断ミスを招きやすいからです。英熟語をしっかりと覚えたいなら、英熟語を構成する動詞や前置詞、副詞を理解する必要があります。

英熟語FORMULA1000なら、動詞、前置詞、副詞についてイメージを使って解説してくれるため、直感的な理解が可能です。理解したうえで英熟語の学習に進むため、効率も格段に高まります。また、同義語、類義語、反義語といった関連語が、英熟語ごとにまとめられているのもポイントです。それぞれに省略記号が付与されているので、パッと見ただけで、同義語、類義語、反義語のうちのどれに該当するのかも分かります。こういった工夫は、他の参考書にはあまり見られません。同義語、類義語、反義語までも理解できれば、受験においては心強い武器になります。特に、早慶上智では、類義語と同義語が頻繁に出題されるため、早慶上智を志望する受験生にはぴったりの英熟語帳です。

3.慶應義塾大学志望の受験生におすすめの参考書と活用方法

これまで、6つの英熟語参考書を紹介してきました。ここからは、特に慶応義塾大学を志望する受験生におすすめの英熟語帳を1つ紹介します。さらなる点数アップをかなえるための、おすすめ英熟語帳を使った効率的な学習方法も紹介しているので、参考にしてください。

3-1.慶應志望なら「解体英熟語」がおすすめ

慶応義塾大学を志望する受験生におすすめの1冊目は「解体英熟語」です。解体英熟語を使うメリットは、なんといっても、その解説の詳細さにあります。解説が詳細であればあるほど、英熟語に対する理解が深まるため、記憶への早期定着が期待できます。一度記憶に定着させることができたなら、あとは応用するだけです。応用によって英熟語をさらに覚えられるようになり、問題を解くスピードも速くなります。全体的な英語力にも余裕と奥行きがでてくるでしょう。奥行きが出れば、英語を次第にイメージで理解できるようになり、リスニングや長文読解にも役立ちます。

別冊の文法問題集も、別冊のレベルを超えたすぐれものです。この文法問題集1冊をマスターすれば、慶応義塾大学入試にも対応できるようになると言っても過言ではありません。

3-2.効果的な活用方法

解体英熟語で英語の学習効率を高めるには、うわべだけの暗記を卒業する必要があります。英熟語の意味を、機械的に暗記するだけでは、応用力を鍛えることは難しいです。字面だけでなく、意味を理解しながら英熟語を学習することで、慶応義塾大学の入試問題に対応できるだけの実力を養えるようになります。

まずは、解体英熟語の巻末にまとめられている、前置詞のイメージ解説を読み込むところからスタートしてください。「自分の言葉で説明できるようになること」が次のステップに進める一つの目安です。前置詞をしっかりと理解してから、メインと言える英熟語の学習に移ることで、スムーズに覚えやすくなります。また、解体英熟語に記載されている例文はすべて音読しましょう。暗唱できるレベルまで、記憶に落とし込んでください。また、音読しながら書き取りを行うことで五感が刺激されて記憶に定着しやすくなるので、おすすめです。

おすすめの参考書で英熟語対策をしよう

英熟語帳選びの際は、自分のレベルに合わせることが重要です。難しすぎる参考書を選ぶと、自信と学習意欲が低下してしまいます。慶応義塾大学を目指すなら、一度は解体英熟語で学習しましょう。英熟語だけでなく総合的に慶応義塾大学合格レベルの実力をつけたいなら、個別指導塾「下克上」がおすすめです。独自のメソッドによって、合格を後押ししてくれます。まずは公式LINE@に登録して、説明会に参加してみてはいかがでしょうか。

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