慶應大学の受験科目を学部別に徹底解説!偏差値や対策しやすい学部も紹介
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2020.05.19
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更新日:2020.05.18
大学受験を控えている人の中には、どのような対策をとって乗り切るべきか悩む人もいるでしょう。特に、有効な勉強方法について、少しでもたくさんの情報を知りたいと感じている人は多いかもしれません。この記事では、「政治経済」の科目について、勉強法や大学入試対策を考える際のポイント、実践方法、さらに注意点について解説していきます。
目次
はじめに、政治経済の勉強をする際に押さえておきたい3つのコツについて紹介していきます。
もっとも重要な勉強法はとにかく覚えることです。まず、参考書は隅々まで読み、すべて頭に入れるようにしましょう。そして、時間が許す限り、何度も繰り返し読むことがポイントです。そのためには、いつでも参考書を携帯しておくとわずかな時間も無駄になりません。電車やバスでの移動中や待ち時間なども貴重な時間です。何度も参考書を繰り返し読んで暗記し、記憶をしっかり定着させていく作業が求められます。1回で濃密に暗記をするのではなく、何度も何度も繰り返し目を通して満遍なく記憶するようにしましょう。
政治経済の勉強を効率よく進めていくには、どのような「バイブル」を用意して使っていくかもポイントになります。勉強を開始する前に、まずバイブルとなる自分に合った参考書を1冊だけ決めましょう。参考書は、自分が理解しやすいものを選ぶことが重要です。そのためには、わかりやすい解説がされているかどうかを基準にすると頭に入りやすくなります。中には視覚的に記憶できる人もいるので、色使いやレイアウト、文字サイズを見ることも重要です。参考書を探す際には必ず中身を自分で確認できるよう、なるべく書店で購入しましょう。オンラインショップを利用する場合は、中身が閲覧できると失敗を避けられます。
自分に合った参考書を選んだら、あとはひたすら読み込んでいき、記憶を定着させていきます。注意したいのは、一度に何冊も参考書を用意しないことです。複数の参考書を利用するなら、1冊を完璧に使い込んでから次の参考書を使うようにしましょう。参考書選びで迷ったときには、教科書を読むという選択肢もあります。センター試験の問題は教科書の内容を中心に作成されているため、教科書を読み込むことも大切です。
3つめのポイントとして紹介するのは、勉強計画をしっかり立てることです。政治経済の場合、政治と経済を並行して勉強していくのがコツなので、このことを念頭において計画を立てなければなりません。なぜなら、片方だけの勉強を優先させると、もう片方に苦手意識を持ちやすくなるからです。そうならないために、並行して進められるような勉強計画を立てていきましょう。
もちろん、他の教科もバランスよく勉強することが重要です。自分の中で苦手分野を作らないことを念頭に置き、他の教科との兼ね合いも意識しながら勉強計画を立てることが求められます。人より得意な分野を作ろうと考える人もいるかもしれませんが、それよりも苦手分野を作らない方が得点力を高める近道です。そして、遅くとも10月までに1年分の過去問を解いておくよう、計画を立てておきましょう。政治経済の場合、5〜6年分の過去問が解けるように計画を立てることが理想的です
では、実際にはどのように進めていけばいいのか理解するために、ここでは政治経済の勉強方法について具体的に説明していきます。
受験勉強で重要なのは、「1インプット1アウトプット」を基本にして進めていくことです。参考書をひたすら読むだけ、または問題集を説いていくことだけに集中すると偏りやすくなります。これは、どの教科でも大切なことなので徹底するようにしましょう。具体的な方法としては、参考書や教科書で1つの分野を記憶してインプットしたら、その後すぐに問題集を解くというアウトプットを行います。こうして1つずつの分野でインプットとアウトプットを繰り返していくことで、記憶を定着しやすくするのです。
アウトプットに使用する問題集は、志望校の過去問を選びましょう。インプットしたらすぐにアウトプットをすることで、実際に記憶できているかどうかの確認作業ができます。不正解の問題があれば「どうして間違えたのか」といった基本的な部分を注視し、再び参考書を繰り返し読むインプットを行います。そして、もう一度問題集を解いていくアウトプットを繰り返していくのです。確実に記憶をするために、「1インプット1アウトプット」のサイクルを繰り返し行っていきましょう。
政治経済の入試勉強には、年号を自分で工夫して覚えていくことが求められます。入試の政治経済科目を見ると、年号について質問する問題が頻出しています。しかし、発行されている参考書のほとんどが年号を暗記できる内容ではありません。そのため、年号の問題が出題されるとその部分を落としてしまうことが懸念されるのです。参考書で触れていないこともあり、受験対策として手薄になりがちといえるでしょう。年号を暗記するための具体的な勉強方法としては、自分でオリジナルの年表を作ることです。問題集や過去問、そして模試などで年号の問題が出題されたら、その都度オリジナル年表に加えるという方法を取ります。もっとも簡単な方法でいえば、使っている参考書に加筆するのもいいかもしれません。こうして、確実に年号を暗記していきましょう。
政治経済は、生活に密接に関わっています。そのため、学習する機会は日常的にあると考えて、普段から新聞やニュースなどを注意深く見ることが重要です。参考書や問題集の活用も大切ですが、ニュースサイトや新聞にじっくり目を通すことも勉強法の一つといえます。実際に、新聞から時事問題が作成されることも多いため、新聞で話題になっている情報は必ずチェックしておいた方がいいでしょう。
特に注意して見ておきたいのは、最新のニュースです。できれば、偏りがないよう発行されている新聞全紙に目を通すことが理想ですが、紙版ではなかなか難しいかもしれません。いつでもチェックできることを考えて、スマートフォンでネット版を見るようにするといいでしょう。中には有料版もありますが、参考書や問題集を購入するより安い料金で設定されていることがほとんどです。ただし、古い出来事についてはニュースサイトや新聞で無理に探す必要はありません。参考書で学習することも可能です。今年以外の時事については、参考書でも学習できます。
ここまで、政治経済の勉強法について「対策のコツ」と「実践編」に分けて説明してきました。ここでは、政治経済の勉強法を実践する際の注意点について解説していきます。
入試対策では、問題が完璧に解けることを目指して取り組む人は多いかもしれません。幅広く吸収しようとして、良いと聞けば、さまざまな参考書や問題集に手を出す人もいるでしょう。しかし、入試対策において行き過ぎは良くありません。完璧に解けることにこだわりを持ちすぎてしまうと、返って学習効率が悪くなってしまうこともあります。
政治経済の入試対策は、8割程度の点数を目指しておく程度で考えておくといいでしょう。政治経済は、暗記を中心とした科目とは性質が異なるからです。時事問題など自分では知らない内容も多いうえに、グラフを解読する問題なども少なくはありません。複雑な要因が絡むことから、点数を安定させることは難しい傾向にあるといえます。そのため、完璧を目指してしまうと覚えることが増えてしまい、記憶全体の混乱につながる心配が出てくるのです。政治経済は、9割以上を目指すことは考えず、8割程度解けることを目標にしましょう。
政治経済入試対策として、語句が書けるようにしておいた方が良いか気にする人もいるでしょう。語句を書く必要性については、過去問から確認しておいた方がいいかもしれません。センター試験対策のために政治経済の対策をしておきたいなら、語句を書く必要はないので心配することはないでしょう。しかし、私大の受験を視野に入れているのであれば、語句を書けるようにしておくことは必要です。
語句が書けるようにしておけば、対策は練りやすいといえます。例えば、志望校の問題形式が変更になる場合もありますし、途中で志望校を変える可能性も出てくるかもしれません。心配な場合は、まず志望校の過去問を調べて語句で書く必要性があるかどうかをチェックしておくと安心できます。必要であれば、書き間違いなどの単純ミスがないようしっかり暗記することが重要です。難しい語句については、正しい漢字を使えているか確認しながら実際に書きながら暗記するといいでしょう。
政治経済を学習していくうえで注意したいのは、過去問と現在では解答が一致しないケースがあることです。これは、法令の改正などが行われる場合があるからで、特に不思議なことではありません。ただし、古い情報で解答することのないよう、どの点が改正されているのか、変更点をチェックして最新の情報で覚えておく必要があります。この点だけ注意深く進めていけば、過去問を使うこと自体は特に問題はありません。
ただし、過去問を解いていく中で疑問があれば、その都度最新の情報を確認しておきましょう。インターネットで検索するなど、確認方法はさまざまです。その際、できるだけ信頼性の高いサイトで情報を得ることが求められます。内容を検索しても、納得がいかない場合は理解できるまで複数の情報を参考にすることも大切です。また、過去問を解いていて特に疑問がなくても、余力があれば出てきた問題で法令の変更がないかチェックしておくのもいいでしょう。
政治経済の科目は暗記が中心の科目とは違い、点数が安定しにくいという特徴があります。そのため、できるだけ試験範囲を網羅し、インプットとアウトプットの繰り返しを基本に勉強計画を立てることが対策のポイントです。しかし、うまく勉強計画が立てられないときや不安を感じる場合には、大学受験個別指導塾「下克上」の利用を考えてみるのもいいかもしれません。志望校合格に導いてもらうためにも、LINE@に登録をしてみましょう。
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