苦手・わからないを克服!現代社会で高得点を取る勉強法・ノート活用術

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受験科目として、「現代社会」は地歴公民のなかでも、難易度はそれほど高くありません。そのため、「現代社会の勉強方法が確立できていない」という人であっても、取り組み方次第では高得点を目指しやすい科目です。現代社会で成績アップを目指すには、正しい勉強法とノートの活用術がポイントです。そこで、この記事ではおすすめの勉強法やマンツーマンで指導してくれる個別指導塾「下克上」の魅力について紹介していきます。

1.現代社会の3つのジャンルとセンター試験での配点

まず、現代社会は大きく3つのジャンルに分かれており、センター試験では満遍なく出題されることは理解しておきましょう。そこで、各分野の特徴と配点について説明していきます。

1-1.政治・経済分野

大学受験の出題科目である政治・経済分野は、簡単にいうと「中学で学習する公民をバージョンアップさせた内容」です。「基本的人権」「憲法」「三権分立」といった法律的なテーマや、「裁判員制度」「消費者問題」といった社会的に身近なテーマが出題範囲になっています。そのため、教科書を読んで過去の政治や経済分野で起こった事柄を暗記することはもちろん、現代のニュースについても知識を深めておかなければいけません。

現代社会には主に3つのジャンルがありますが、そのなかでも政治・経済分野は最重要とも呼べるジャンルです。なぜかというと、現代社会において出題割合が多く、配点は60~70点に及ぶからです。現代社会のなかでも重点的に学習を進めていく必要のある科目だといえるでしょう。

1-2.環境・国際分野

環境・国際分野はその名のとおり、「ゴミ問題」や「循環型社会」といった現代の社会で問題になっている事柄を取り上げるジャンルです。ただし、学習範囲に含まれるのは現代の問題だけでなく、高度経済成長期に頻発していた「公害問題」なども含まれます。環境分野については誰もが身近に感じる問題なので、比較的なじみのある内容も多いでしょう。

注意点としては、環境分野は「日本国内の問題だけが出題されるわけではない」という点です。センター試験においては、「バーゼル条約」などの国際条約の理解度を問われる出題も目立ちます。特に国際分野では「ラムサール条約」などの教科書レベルの内容だけでなく、倫理的背景が説明できるかどうかも重要になってくる点には気を付けましょう。なお、環境分野の配点は20点程度で、配点としてはそれほど高くはありません。

1-3.青年期分野

青年期分野とは、それぞれのライフスタイルや思想に重点を置いた学習分野です。たとえば、日本で問題になっている「少子高齢化の到来」や女性の社会進出などが取りざたされる「男女が共に生きる社会」といった具合です。また、「適応と欲求不満」「青年期と自己実現」「生き方の思想」といった具合に、「どのようにして生きていくか」といった部分も出題範囲に含まれます。青年期分野は現代社会のなかでも最も身近な問題を扱っているため、得点しやすい分野です。

ただし、最も身近で誰もが得点しやすいという性質上、青年期分野の配点は10~20点程度と低く抑えられているケースが多いです。学習にあたっては倫理や宗教はもちろん、古代から現代にかけての各国の思想などについても知識を深めておく必要があります。

2.現代社会の難易度

現代社会という科目は社会科選択科目のなかでも、得点を上げやすい分野だといわれています。その理由としては、現代社会は身近なジャンルを出題範囲として取り扱っているケースが多いからです。歴史のように、現代社会を生きるうえでは直接的に関係のない知識を深める学習ではありません。現代社会は日常生活を送っているうえで、自然と身に付く知識もあるため、最低限の勉強で、ある程度点数が取れるケースもよくあります。

とはいうものの、各分野の内容が濃く、背景理解が必要な問題も多々あるのが現代社会の特徴です。社会科選択科目は暗記が主な勉強方法になりますが、現代社会は単純暗記だけで得点を伸ばせるわけではない点には気を付けなければいけません。一般的に60~70点程度を目指すのであれば、難易度はそれほど高くないでしょう。しかし、それ以上の高得点を目指す場合にはより詳しい内容まで理解しておかなければいけないため、難易度はぐっと高まります。

現代社会は、比較的短期間である程度の点数を狙える半面、出題範囲が広く高得点を狙いにくいという特性がある科目です。そのため、「現代社会はほどほどにして、他の科目でより高時点を狙う」という受験生が多いのも事実です。また、実際に試験問題を解く際には問題文が長く問題数が多い傾向にあるため、時間切れにならないようなペース配分も重要になります。

3.センター試験における現代社会平均点

センター試験における令和2年の現代社会の平均点は、57.30点です。この点数は過去の平均と比べても、それほど変わりはありません。実際に平成27~29年に行われた3年間のセンター試験における現代社会の平均点は56.97点です。毎年、現代社会における平均点は大きな変動はないことが分かります。

また、センター試験の現代社会は例年出題傾向にあまり大きな変化がないことも特徴です。年によって図表問題だったり、組み合わせ問題だったりという具合に出題方法が工夫されていることはありますが、基本的な知識が問われるという点では変わりません。さらに、TPP問題などのその年に話題になった時事問題がよく取り上げられる傾向にあるのも覚えておくとよいでしょう。ただし、イレギュラーケースとして、倫理分野や政治分野に深く踏み込んで出題される年もあり、その場合は難易度が高くて平均点も落ち込みやすくなっています。

4.現代社会で高得点を取る勉強法

現代社会は比較的短期間でそれなりの得点を目指せる科目です。しかし、高得点を取るためには出題傾向や各分野の対策をして勉強しなければ難しい科目でもあります。ここでは、現代社会で高得点を取るための具体的な勉強法について解説していきます。

4-1.教科書・参考書から基本知識を身につける

現代社会で高得点を目指すときは、まず基礎を固めることが重要です。なぜなら、現代社会の出題範囲は広いですが、数学のように見たことも聞いたこともないようなレベルの問題がいきなり出題される可能性は低いからです。基本的には教科書や参考書レベルを超える出題は少ないため、基礎をしっかりと固めていくことである程度の点数を狙えます。その際は、教科書や参考書に出てくるワードの意味をしっかり覚えるようにしましょう。ただ何となく暗記しているだけでは身に付いていないケースもあるので、理想としてはほかの人に説明できるレベルにまで持っていくことです。

また、ワードの意味だけでなく原因や影響などの背景も含めて理解しておくことで、その問題に対する知識が深まりますし、関連する事項も覚えやすくなります。そのほかにも、現代社会では細かな部分が採点に影響する可能性があるため、高得点を狙うときは年号や人物名はもちろん、統計資料や脚注にも注目して覚えるようにしましょう。

4-2.時事ニュースに関心を持つ

現代社会で高得点を目指すのであれば、時事問題でもしっかりと得点を取れるようにしなければいけません。時事問題で高得点を目指すためには、普段から意識的に社会や各国の動向に興味を持っておくことが大切です。基本的にはニュースや新聞などで、その年に話題になった事柄について出題される傾向にあります。そのため、普段から意識的に時事ネタに興味をもって情報収集しておくことが大切です。

また、教科書や参考書は基本的に出版されてから改定されるまでにタイムラグが発生するケースが多いです。そのため、直近で起こった出来事と教科書や参考書に記載してある事柄を絡めて出題されることもよくあります。ニュースや新聞をチェックしておき、わからないワードが出てきたらしっかり調べてインプットしておきましょう。ただし、インプットだけだと「覚えているつもり」になっているかもしれません。知識を定着させるために、アウトプットを心がけることも忘れないようにしましょう。

4-3.単語の内容や使い方をマスターする

高得点を目指すのであれば、ちょっとした間違いで減点にならないように気を付けなければいけません。そのため、単語の内容や使い方まで意識して勉強する必要があります。現代社会は暗記科目だと思われがちですが、単語に付随する知識が問われるケースも多いです。そのため、単純暗記だけで現代社会で高得点を取るのは難しいといえます。特に経済分野はワードの意味だけでなく、背景を理解したうえで使い方もマスターしておくことが重要です。

たとえば、2017年のセンター試験では「カルテル」、2020年では「デモンストレーション効果」といった用語の意味を問われる問題が出題されました。このように、ただ単語として覚えるだけでなく、意味を知っておかないと得点が取れないケースもあるのです。単語の内容や使い方をマスターするためには、センター試験対策問題集や過去問を使って復習し、学習した内容を定着させていきましょう。

5.現代社会で成績アップを目指すノート活用術

現代社会で成績アップを目指すためには、勉強しづらいノートを作っていてはいけません。大切なのは「使いやすい・見やすい・修正しやすい・凝りすぎない」といった点を意識してノートを作ることです。そのためにはまず「時系列を覚えるためにノートを見開きで使って年表を作成」してみましょう。時系列で覚えていくことで、ひとつずつ覚えるよりも効率的に学習できます。また、「暗記したい部分は赤シートを活用」「ルーズリーフを使う」といった部分にも注意すると良いです。暗記したい部分だけ赤シートで隠せば付随する知識も一緒に身に付きますし、ルーズリーフのほうがノート整理しやすいうえ、必要なページだけを持ち歩けるからです。

そのほかにも、間違った部分をしっかり覚えるために、専用の「復習ノート」を作って苦手を克服するのもひとつの方法でしょう。学習するノートと分けて作ることで、自分が苦手な部分だけを集中して勉強できる点はメリットです。

6.高校生や受験生に個別指導塾「下克上」をおすすめする理由

成績アップや大学受験のためには、独学だけでは難しい場合もよくあります。そうしたときは、苦手分野の克服や学力アップをサポートしてくれる存在に頼るのも良いでしょう。たとえば、高校生や受験生に人気の個別学習塾として「下克上」があります。下克上をおすすめする理由としては、「無駄がない勉強方法で効率よく成績アップできること」が挙げられます。なぜなら、個別学習塾のメリットとして、生徒に合ったスピードで学習を進めていけるからです。また、同様の理由から、学習方法がわからない人にも丁寧にサポートを行ってくれるため、正しい勉強方法を身につけられる点もメリットだといえます。

マンツーマン指導なら苦手科目を早期に克服して有名大学でも合格を目指せるでしょう。日本全国どこでも受講可能なので、近くに実績がある塾や予備校がないという人でも安心です。そのほかにも、LINE登録すると受験生に役立つ情報を毎日受け取れる点や、迷惑な勧誘は一切行っていないため気軽に説明会に参加できる点もメリットです。

現代社会の勉強法がわかればセンター試験で高得点も夢じゃない!

現代社会の出題範囲は広いですが、取り組み方次第では他の科目に比べて高得点を目指しやすいといえます。単純暗記だけでなく単語の意味や背景、使い方や社会情勢との関連性を理解するためにも、正しい勉強法を教えてくれて手厚いサポートが受けられる個別指導塾の活用がおすすめです。有名大学合格を目指せる「下克上」のLINEに登録して、説明会への参加を検討してみてはいかがでしょうか。

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