慶應大学の受験科目を学部別に徹底解説!偏差値や対策しやすい学部も紹介
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2020.05.19
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更新日:2020.05.18
英語力をアップさせて受験に打ち勝つには、長文読解を音読によって鍛えることが有効です。ただし、効果を得るためにはコツを押さえて正しいやり方をしなければ遠回りとなってしまいます。受験まで日数があるように思えても、時間は限られています。勉強時間を有効に使って納得のいく結果を目指しましょう。今回は、具体的な長文の音読のやり方について紹介します。
目次
英語の長文を音読することは、受験対策においてどのような効果をもたらすのでしょうか。ここでは、具体的な効果について解説します。
英語を音読するためには、まずはCDを聞いて発音の仕方を確認する必要があります。そのため、音読は長文読解だけでなく、自然とリスニングの力を鍛えることにもつながります。リスニングの練習がなかなかできない場合も、長文の音読をすることによってリスニングの要素に触れる機会が増えるのは心強いでしょう。
声に出して実際に英語を発声することは、単語を発音する能力も向上させます。受験のためだけでなくこの先一生使えるスキルが身に付くと考えると、受験勉強のモチベーションが上がるでしょう。貴重な時間を試験にパスするためだけに使うのではなく、未来への投資だと考えることもできます。
このように、長文を音読することで、声と耳を使ったリスニングと発音の両方のスキルアップを一度に行うことができます。声に出さずに淡々と英語の長文問題を目で追っているだけでは、多角的な英語力のアップにはつながりません。
音読を何度も行っていると、速いスピードで英語の文章を読めるようになります。英語を読むという作業に体が慣れてきます。始めは同じ文章を繰り返し読み、速度が上がっていくのを実感しましょう。文章を変えたら速度は振り出しに戻ったと感じるかもしれません。しかし、音読を繰り返していくうちに、耳と口が慣れてきます。単語力アップなどの効果も出て、初見で文章を読む際のスピードは徐々に上がってくるでしょう。スムーズに読めないと感じたり、リズム感がつかめなかったりする場合は、付属CDがついている長文を選んで聞いてみます。CDの音声に重ねて音読できるようになればよいでしょう。
音読が早くできるからといって、すぐに英会話もスムーズになるというわけではありません。しかし、ネイティヴの人たちが話す自然なスピードで英語を発音できるよう練習しておくと、英会話にも応用しやすくなります。口と耳が英語に慣れているので、英会話上達のスピードが上がります。英語の面接がある場合などにも、役に立つでしょう。
英文の内容をしっかり把握しスラスラと音読できるようになると、英語の読解もスムーズにできるようになります。長文読解は受験英語の中でも重点を置かれる場合が多く、合否の決め手となることが多々あります。
英語の文法は日本語と全く違います。時間に制約のある試験では、いかにスムーズに文章内容を読み解き、正確な解答をするかがポイントとなります。しかし、英語と日本語で語順が違うために、わざわざ頭の中で順番を変えながら訳し時間を費やしてしまう人が多くいるでしょう。音読に力を入れると、英語の文法に慣れて語順を変えなくても意味を理解しやすくなります。
長文読解には、全ての文章の正確な日本語訳は必要ありません。問いに対して正確に答えられればよいのです。音読に慣れて読解力が身に付いていれば、設問の解答に必要な箇所や精密に読み解くべき箇所がわかります。読解力がつくと、長文読解を容量よくこなすことができ回答にかける時間配分も変わってくるでしょう。
英語の長文を音読するときは、ただ単に読むだけでは効果はなかなか得られません。ここでは、英語の長文を音読する際の効果的なやり方を解説していきます。
長文を音読するときは、最初のステップとして長文を和訳してみます。まずは長文についている問題を解きつつ、長文のだいたいの意味を把握します。この際に辞書はなるべく使わないようにし、よくわからない単語も予想をつけてみます。問題を解き終えたら、長文の全てを和訳してみます。少し面倒に思うかもしれませんが、終わるまで和訳の答えはなるべく見ないようにしましょう。まずは自力で全てを訳すことが重要です。
訳している中で、どうしても単語がわからなかったり意味を思い出せなかったりした場合は、1分考えてみます。それ以上考えてもわからない場合は、不明部分を飛ばして次へ進みましょう。この際に、知らない熟語や構文などがあれば、後から調べられるようにメモしておくと効率的です。ここでは、訳することに集中しすぎて多大な時間を費やさないように注意しましょう。少し立ち止まって考え、思い出せないものはスキップすることが大切です。次の文章を読んだら、前後の流れで意味を思い出すかもしれません。
問題を解く際には、教材となる長文のコピーを取っておくと使いやすいでしょう。訳すときや音読するときにも見やすく、持ち運びもできます。また、コピーを作成しておくことでメモ書きを足していくことも可能です。
復習するときは、和訳した内容を確認したうえで問題の解答を採点します。まずは和訳を確認してみましょう。正しい内容をしっかり把握できるので、問題で間違った箇所についても理解しやすくなります。
自分の和訳と答えを見比べ、間違いを正します。知らない単語が多かった場合は、どこかで内容の本筋を誤って理解してしまっているかもしれません。長文のテーマによって、知っている語彙の数に差が出る可能性もあります。答えを見るだけでわからないときは、辞書や参考書を見ます。特に苦手意識のあるテーマでは、足りなかった知識を補充して定着させるようにしましょう。
時間をかけて確認して、単語・熟語、構文など全ての要素を一通り理解できた状態にします。あやふやなままにせず、納得いくまでしっかり確認することが大切です。しっかり理解しないで音読しても効果が得られないためです。
和訳作業を行って完璧に長文の意味を理解できたところで、音読を開始します。音読は何度も繰り返し行いましょう。最低でも10回は声に出して読みます。最初は訳すときにメモを書いたものを見ながらで構いません。意味や単語のつながりにも意識を配りながら読んでいきます。
何も考えずに読むだけでは、音読の効果はあまり期待できません。頭の中で常に考えながら声を出すことで、読み方と一緒に意味も復習することができます。始めはつっかえたり時間がかかってしまっても、繰り返していくうちに口も頭も慣れてきます。
スムーズに読めるようになってきたら、メモ書きのない英語の長文だけが書かれているものを読んでみましょう。できるだけ早いスピードを意識します。こうすることで、読解のスピードが上がります。
英語の長文を音読する手順を理解したところで、実際に音読する際に注意するポイントを確認していきましょう。ここからは、英語の長文を音読する際のコツを紹介します。
音読は英語の発音の能力を高めるのに効果的な勉強方法です。ただし、間違った発音で何度も音読していると、間違った発音が定着してしまいます。音読するときは確実に正しい発音をすることを意識しましょう。こうすることで、英会話のスピーキングにも応用の効く英語力が身に付きます。
文章中にあやふやな単語があれば、その都度確認する癖をつけましょう。電子辞書で発音確認の機能を使ったり、インターネット上の翻訳ソフトで音声を再生してみたりするとすぐに確認できます。勉強する環境で音が聞ける場合はこういった音声つきの辞書を活用することで理解するまでの時間を大幅に短縮することができるでしょう。発音が確認できたら、調べた箇所で再度突っかかることのないように、繰り返し発音練習をすると忘れにくくなります。
教材として使う長文にCDが付属している場合は、音読する前に聞いておきましょう。長文全体を通して聞くことで文章のリズムを把握しやすくなります。また、正しい発音についても確認できます。
CDを通して聞いたら、次はCDと一緒に音読してみるのがおすすめです。そうすれば、発音やリズムについての間違いを認識することができるでしょう。または、自分が遅すぎる場合はCDとずれが生じてきます。何度かCDと一緒に音読して慣れてきたら、ひとりで音読してみます。わからない部分や自信のない部分が出てきたら、後からCDを聞きなおしてもよいでしょう。これを繰り返すうちに、いつのまにかリスニングのトレーニングにもなり効果が期待できます。
スマートフォンなどにCDのデータを入れて持ち運ぶと、通学中の時間を利用して発音を確認することができ便利です。発音の苦手な箇所で止めたり、リピート再生したりできます。
長文はいくつかの段落に分けて構成されており、それぞれが意味のかたまりになっています。音読するときは一文一文の意味を考えるのも大切ですが、それと同時にそれぞれの段落で何を表しているのかをイメージしながら読むことが重要です。そして、前後の段落の関係も意識してみましょう。こうして大きなまとまりごとにとらえることで、読解力がさらに高まります。設問を解く際にも、どこの段落を参照しにいけばよいか見当がつけやすくなるでしょう。
いきなり長文全体を読むのが難しければ、最初は段落ごとに区切って音読をし、慣れてきたら全体を通して読むというテクニックもあります。いきなり難しすぎるものに挑戦して苦手意識を持ってしまうより、段落ごとにフォーカスして練習を始めるとよいでしょう。
英語力をアップさせたいのであれば、長文の意味を理解したうえで音読に力を入れると効果的です。ここで紹介した正しい方法を身に付け、効率よい勉強を心がけることが大切です。個別指導塾の「下克上」では、大学受験に向けた勉強方法について指導しています。英語の成績をアップさせたいなら、LINE@に登録して説明会に参加してみましょう。
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