早慶セミナーってどんな予備校なの？特徴や主なコースを紹介！

早慶セミナーは静岡県にある予備校です。名前だけは聞いたことがあるものの、実際にどのようなところなのか知らない人も多くいるでしょう。本記事では、そのような人のために早慶セミナーの特徴やコース、実績や通う場合の注意点など気になるポイントについて解説していきます。早慶セミナーに通うことを考えている人は参考にしてみてください。

1.早慶セミナーについて知っておきたい情報を紹介！

まず早慶セミナーとはどのような予備校なのかについて、特徴や理念、コースや講習カリキュラムの観点から紹介していきます。早慶セミナーとはどのようなところなのか、基本的な情報を確認していきましょう。

1-1.特徴

セミナーは静岡県静岡市にある、学校法人が運営している予備校です。一般的には「早慶セミナー」と呼ばれることが多いのですが、正式名称は学校法人静岡学園「静岡学園早慶セミナー」となっています。JR「静岡」駅から徒歩7分、もしくは静鉄静岡清水線「日吉町」駅から徒歩7分のところにあり、アクセスは良いといえるでしょう。中学校1年生～3年生、高校1年生～3年生のほかに既卒生を対象として指導がおこなわれています。指導形態は個別指導、集団指導、映像授業の3種類が用意されていて、自分に合った方法で学習を進められる環境です。

なお、予備校名に「早慶」とついているので早稲田大学や慶応義塾大学を目指す学生を対象とした予備校なのかと思う人もいるかもしれませんが、早稲田大学や慶応義塾大学だけの受験対策をしている予備校というわけではありません。これらの大学のほかにも有名私大や国公立大学の受験対策もおこなっているので、大学受験を目指す学生全般が対象となるでしょう。早慶セミナーの特徴として、予備校大手の河合塾と提携をしているという点があります。

そのため、早慶セミナーに通っていながら河合塾のテキストや映像授業を受けることも可能です。また、受験内容は年々多様化しています。早慶セミナーではそのような変わりゆく受験内容に対応できるようにカリキュラムが充実しているのも特徴といえるでしょう。

1-2.理念

早慶セミナーでは受験に対する理念として、「将来を見据えて受験生が大きな自信を得るための受験対策をしたい」という内容や「志望校に合格するための勉強は自己流では大きな飛躍は期待するのが難しいので、良い指導者が必要である」と掲げています。また、試験で出題される問題は理論を理解すれば解けるものが多いので、演習問題に慣れていくことで合格を目指せるという考え方です。このような理念を知ることで、早慶セミナーの講師はこれらの想いを持ちながら受験生の指導にあたっていることが分かるでしょう。ほかにも失敗をすることは悪いことではなく、失敗から学ぶことが大切であると説いています。

たとえ問題が分からなくても、その分からない問題を理解し次につなげていくことが大切なのです。さらに、受験は公平に与えられたチャンスとして、自分の志望校に向かって努力する価値があるものだとも説いています。志望校に向かって一生懸命に努力し勉強に励むことが、その後の人生においても価値のある体験になるということを伝えているのだと考えられます。

1-3.コース

早慶セミナーに設けられているコースは小学生から受講できるバリエーションがあるのが特徴です。そのため、早くから学習習慣を身につけたい子供や、行きたい学校が決まっている子供は早くから対策することもできます。中学生・高校生のコースは学年ごとに分けられているので学年ごとに学ぶカリキュラムに応じた学習を進めることが可能です。どの授業を取れば良いのかと悩む必要もないので安心できます。

1-4.講習

早慶セミナーではサテライト講習が随時受講可能です。予備校に行って授業を受けるのが難しい場合でも、インターネット環境さえあれば授業を受けることができるので、自宅での学習も問題ありません。また、長期休暇や入試本番直前に集中して学習したいという場合は夏期講習や冬季講習、直前講習を利用するのもおすすめです。これらの講習を受けることで苦手な分野が克服できたり、より一層レベルアップを狙ったりということが可能です。しかし、これらの講習は、教科ごとに設けられた定員数に達してしまうと申し込みが締め切られてしまうので、申し込みたい人は早めに手続きしましょう。

申し込むためには早慶セミナーに来校して申し込み書に受講料を添えて提出する方法、もしくは電話で申し込み、その後で受講料を振り込む方法があります。気になる講習の値段ですが、申し込む講座の数によって異なるものの、例としては冬期講習の1講座（90分×5日）が1万4000円、直前講習（180分×2日）が1万1000円です。講座を担当する講師や開催される日程については予定と変わることもあるので、申し込みをする前にもう一度確認するようにしてください。

2.早慶セミナーの講師について

早慶セミナーでは講師が対面授業や個別指導で授業をおこなっているので、気になるところや分からない問題があればすぐに質問して解決できるのが特徴です。ただ正解を教えるだけではなく、どうしてそのような解答を導き出せるのかなど、解答に至るまでの過程も解説してくれるので理解も深まるでしょう。講師の年齢層も幅広いので自分に合った講師を見つけることもできます。どの講師も受験生自身の力を高められるように工夫して指導をおこなってくれるので、受験勉強を通して自分で問題を解き進めていく力を身に付けられるのもポイントです。

また、講師だけでなく、チューターと呼ばれる進路指導担当の職員がいて、毎週1回相談する機会が設けられています。勉強の進め方や志望校の選びかたなど、気になる悩みを相談することができる仕組みです。

3.早慶セミナーの実績は？

早慶セミナーからはテスト生や講習生を除く合格者実績が開示されています。開示されている情報によると静岡大学や静岡県立大学など、静岡周辺の大学合格の割合が多いことが分かるでしょう。これは、早慶セミナーが静岡県にあるため、その予備校に通う学生も静岡周辺に住んでいる人が多く、そのような人たちは静岡県の大学を目指す場合が多いのは自然なことでしょう。また、静岡県の大学だけではなく専修大学、慶応義塾大学、駒沢大学などの有名私立大学をはじめ、中央大学や立教大学、帝京大学などさまざまな大学への合格者も多数輩出しているなど、合格実績が豊富な点も特徴です。

4.早慶セミナーの学費は？

早慶セミナーの学費としては、まず入学金が10万円かかります。そのほかの学費は、受講する講座の種類や数によって異なるでしょう。なお、受講料の中には割引制度や免除制度が適用できるものもあります。制度を受けるためには、決まっている条件をクリアしていないと受けられないものもあるので、事前に確認してください。割引制度の例としては冬季講習を受ける場合、夏期講習の受講生や高校現役コース生の場合は授業料が割引されるというものもあります。授業料は一括払いか分割払いを選べるので、無理なく支払える方法を選ぶようにしましょう。

5.受講生の評判を紹介！

早慶セミナーに通っていた人の実際の評判として、静岡大学に合格した受講生の感想には、「テキストが充実している」「問題形式の授業で古文の実戦に役立った」などがあります。演習問題を解くことに慣れることで本番の問題も解けるようにするという予備校の理念が反映されているのかもしれません。また、北海道大学へ合格した受講生は、「演習問題が充実している講習の内容を予習・復習で定着させた」と振り返っています。ほかにも「講師に自分の苦手な分野について質問したことでよく理解できた」と中央大学に合格した学生が述べています。

受験生の問題を解く力がつくような講習の内容に加えて、質問しやすい環境を作り、分からないところをなくしていくことなどが受験生からの高評価にもつながったのでしょう。また、早慶セミナーでは全国の大学の入試問題を研究して作成されたオリジナルのテキストを採用しています。このような教材を使うことで、効率的に必要な部分を学ぶことが出来るのです。さらに、授業の解説が分かりやすかったという意見や、受講する科目を自分で選べるのが良かったという意見もあります。自分の苦手分野を克服するために早慶セミナーに入る人もいるようです。

6.早慶セミナーはテストが多い？内容は？

早慶セミナーではテストの回数が多いという特徴があります。講座に「テスト」と書かれているものはテストと解説がセットになっているものです。数多くテストを実施することで問題慣れをしていくことはもちろん、自分の苦手な分野を見つけたり、問題を解くペース配分を学んでいったりすることもできるでしょう。なお、早慶セミナーは河合塾と提携しているというメリットを生かし、全国規模のテストをおこなっています。このようなテストを受けることは実際の入試に近い状況になるため、自分の実力を認識できる絶好の機会になるのです。

できない部分があることは悪いことではなく、それをできるようにしていけば良いので、早いうちに数多くのテストを受けて自分の強みと弱みを知っておくことは志望校合格のためにも役に立つでしょう。

7.早慶セミナーには注意点もあるの!?

さまざまなメリットがある早慶セミナーですが、電車や車を使って通う場合は予備校に行くのに時間がかかってしまうので注意が必要です。特に、静岡県にある予備校なので、近隣に住んでいないような受験生にとっては負担が大きくなってしまう恐れもあります。また、既卒生だとしても早慶セミナーに通うために近くの賃貸マンションなどを借りて行き来した場合、家賃や生活費など、予備校に通う以外の出費も多くなってしまうでしょう。ちなみに、一般的な賃貸物件は4～5万円程度ですが、生活するとなるとさまざまな出費がかさむので月10万円程度はかかってしまうことが多いでしょう。

早慶セミナーに通うのも良いかもしれませんが、近くに住んでいない場合は全国どこにいても受験勉強ができるような、効率的な予備校や学習方法を探すのも良いでしょう。予備校に通う時間や出費を考えて無理のない範囲で受験勉強をしていくことが大切です。

自宅で受験対策できる個別指導塾がおすすめ！

早慶セミナーは受験生の評判も良く合格実績はあるものの、遠方に住んでいる人が通う場合は時間や費用がかかってしまいます。そのため、そのような人には全国どこでも自宅で指導を受けることができる個別指導塾がおすすめです。「下克上」は、自宅で大学受験対策ができる個別指導塾を展開しています。難関大学も合格できる勉強法についての説明会をおこなっているので、まずはLINEに登録してみると良いでしょう。