慶應大学の受験科目を学部別に徹底解説!偏差値や対策しやすい学部も紹介
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2020.05.19
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更新日:2020.05.18
人類の歴史について学ぶ世界史は、たくさんのことを覚えなければならない科目です。そのため、受験生の中には世界史を苦手な科目や嫌いな科目だと感じる人が多くみられる傾向にあります。しかし、正しい世界史の勉強方法を学び、それを実践していくことで、短い期間で結果を出せる可能性のある科目でもあるのです。この記事では、世界史を覚えることができない原因や、暗記のために実践していきたい方法などについて解説します。
目次
世界史を勉強していると、なかなか覚えることができず、はかどらないと感じることも多いかもしれません。なぜ、思うように勉強を進められないのでしょうか。まずはその原因を突き止めて改善しなければ、世界史を覚えていくことは難しくなります。原因として、ふたつのポイントを紹介しますので、どうしてなかなか世界史を覚えられないのかと悩んでいる人は参考にしてください。
勉強において大切なもののひとつが「環境」です。勉強を進めるための環境をうまく整えられないと、学習に支障が生じてしまうことがあります。世界史を覚えることを難しくするものとして、この「勉強できる環境が整っていない」ということが原因のひとつに挙げられます。勉強のための環境が整っていない状態では、気が散ることが多くなり、集中して世界史を学ぶことができなくなる可能性が高くなってしまうのです。気が散ってしまうのは、ゲームや雑誌といった、世界史の勉強を進めるうえで直接関係のないものを周囲に置いていることが要因のひとつです。テレビを長時間見てしまったり、ゲームで遊んでしまったり、漫画や雑誌を読みふけってしまうなど、勉強と関係のないものに時間を使いすぎてしまうと、勉強する時間がなくなってしまいます。
集中を妨げる要因としては、受験生の多くが所有しているであろうスマートフォンも挙げられます。ついアプリのゲームを開いてしまったり、SNSをチェックしてしまったりして、ほんの少しのつもりが、結局長時間スマートフォンを触っていたということも少なくありません。環境以外にも重要な要素があります。それは勉強を行う時間帯です。つい深夜まで勉強を続けてしまったり、テストの前日に一夜漬けで覚えようとしたりした経験はないでしょうか。このような勉強の仕方を繰り返してしまうと、眠気によって集中力が続かなくなってしまいます。このように、世界史の勉強に集中するには、誘惑に負けない環境や、勉強する時間帯を考慮してみることも大切な要素のひとつです。どのような環境であれば自分が勉強に集中しやすくなるのかを意識して、勉強する環境を整えてみましょう。
世界史には非常に数多くの用語が登場します。この用語をどれくらい暗記できるかが、世界史の勉強においては重要な鍵となります。しかし、用語だけを暗記しようとすることは避けた方がいいでしょう。なぜなら、用語だけを覚えていても、たとえばその用語にあたるできごとが起こったのがいつなのか、その用語にあたる人物がいつ活躍したのかなどといったことが理解できていなければ、いざテストに臨んでも、結局解答できない可能性が高いからです。同様に、その用語が起こったり行われたりした場所についても把握できていないと、出題された内容によってはせっかく用語を覚えていても答えられなくなってしまいます。
その用語がどういった内容や背景を持つのかを説明できない状態でただやみくもに言葉だけを覚えても、その用語が結局何を指しているのか分からなくなってしまう可能性が高いのです。世界史を覚えられないと感じる原因のひとつが、このように用語だけを覚えようとしてしまうことにあります。これでは効率的に覚えることが難しくなってしまいます。ただ用語そのものだけを頭に入れようとするのではなく、用語について内容や背景まで知るようにしましょう。大切なのは、その用語がいつのことなのか、どこで起きたのか、だれがどんなことをしたのかなどといったことを全体的に掴み、一連の流れをイメージできるように覚えることです。用語とその内容が結びついて記憶されていなければ、結局試験の際に解答できる問題が少なくなってしまうのです。
世界史は人間の長い歴史について扱う科目であり、学ぶ範囲がたいへん広く、覚えることも非常に多くなります。そのため、世界史そのものに興味が持てないと、勉強してもなかなか暗記できるようになりません。ここからは、世界史に興味を持つためにどのような工夫ができるのか、3つのポイントを挙げて解説します。
覚えようと必死になっていないのに、できごとや単語をすんなりと記憶してしまっている場合があります。それは自分が興味を持っていることだったり、楽しいと感じていることだったりするのではないでしょうか。そのようなことであれば、頭に入ってきやすいため覚えることも難しくありません。しかし、まるで興味を持てないものを覚えようとすると、なかなか記憶できないことが多いでしょう。興味が持てないまま勉強しようとすることは憂鬱な気分を招くため、勉強そのものがつまらなくなってしまう可能性も出てきてしまいます。
そこで、世界史について興味を持って勉強できる状態に持っていくことが、世界史を覚えるうえで大切になってきます。方法のひとつとして、世界史に関連した漫画やゲームを楽しんでみましょう。漫画を読んだりゲームを遊んだりすることで、漫画やゲームで扱われている時代のイメージが浮かびやすくなります。また、作品に登場する人物の人となりや生涯などを知りたくなれば、それを勉強につなげることもできます。漫画やゲームのほかに、映画を見てみるのもおすすめです。映画で描かれている時代の流れや背景などを大まかにでも感じることで、世界史に興味を持つきっかけにできるかもしれません。
世界史に興味を持つために、ニュースや動画を活用することもおすすめです。ニュースを伝える媒体には新聞やテレビがあります。国内にとどまらず、国外の情勢も伝えてくれる新聞やテレビは、説明がかみ砕かれていて理解しやすいため、世界に関する知識を身につけるうえで有効に活用することができます。もし、テレビや新聞のニュースの説明がわかりにくいと感じた場合は、YouTubeなどの動画サイトで解説動画をチェックしてみることもおすすめです。解説のための動画なので、より説明がわかりやすくなっています。また、1度見ても理解できなければ、何度も繰り返して視聴できる点もメリットです。そのため、世界の現況を把握するための方法として非常に適しています。
世界史の勉強によって身につけた知識は、日常的な会話でもどんどん使ってみましょう。たとえば勉強した内容を友達に話してみたり、世界史に登場した人物を身近な人物などにたとえてみたりするのです。友達と世界史の話をしているうちに、わからないことが出てくれば相手に聞くことができます。その反対に、自分が知っていることを相手に話すことで、覚えた内容を反復でき、より知識として残りやすくなります。また、歴史上の人物を自分の知っている誰かにたとえてみるのもひとつの方法です。有名人や家族などにたとえることでよりその歴史上の人物が身近に感じられ、印象に残って忘れにくくなります。
では、実際に世界史を覚えるための具体的な方法にはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、世界史を暗記する方法を3つ挙げて、それぞれ詳しい解説を行います。
世界史を暗記するにあたって最初にとる手段として、教科書を読むことが挙げられます。その際、教科書を黙読するのではなく、実際に声に出して読む「音読」を実行してみることがポイントです。音読であれば、リズムを付けて読んでみることもできますし、声を出さない黙読に比べてより内容が頭に入ってきやすくなるのです。世界史の流れを全体的に掴んでみるためにも、まず教科書を3回から5回程度、繰り返して音読してみましょう。集中して音読することで、暗記の効果は高まります。
「フラッシュカード」を自分で作って暗記する方法もあります。フラッシュカードとは、学習のための教材のひとつで、情報のインプットや暗記などの目的で利用されるカードのことです。このフラッシュカードを、世界史を暗記するために自作してみましょう。使用するのは単語帳です。英単語などを覚えるために使われることの多い単語帳を、世界史の暗記にも活用するのです。単語帳は100円ほどで購入できることが多く、安価なので積極的に利用してみましょう。
まず、カードの表には人名を、カードの裏にはその人名に関連するできごとを書き込んでいきます。世界史の暗記においては、人物と起こったできごとをきちんと結び付けて覚えていくことが大切なポイントだからです。書き込み終わったフラッシュカードは、声に出しながらめくります。繰り返し繰り返しめくることで、カードの内容を記憶に定着させていきます。この人物はこういったできごとに携わった、と反射的に思い出せるようになるまで、何度も何度も繰り返してみましょう。
教科書やフラッシュカードの効果的な利用は、知識を身につけるうえで役に立ちます。知識がついたら、いよいよ実践です。実際に問題を解いてみましょう。ここで参考書や問題集が登場します。これらを何度も解いてくことが大切になってきます。いきなり分厚い問題集に手を出すのではなく、まずはコンパクトなものから始めてみることがおすすめです。その方が覚えやすいうえ、持ち運びにも便利なので、勉強がしやすくなります。9割以上正解できるようになるまで、ひたすら問題を解き続けてみましょう。そこまでたどり着いたら、今度は赤本などを使っての勉強に移り、さらに実践的な問題に挑戦していくようにします。
世界史の暗記において重要なのは、とにかく何度も何度も繰り返してみることです。そのため、学習にはどうしても時間が必要となってきます。しかし、受験勉強をしなければならない科目は世界史だけではない場合がほとんどでしょう。複数の科目の勉強時間を捻出するためにも、世界史だけに時間を割いているわけにはいきません。そこで、時間の使い方を工夫してみましょう。
ポイントは、隙間時間の有効活用です。世界史の勉強において必要とされるのは、ひたすら繰り返しての暗記です。生活の中で、予定と予定の間などに少しだけ時間ができたら、それを世界史の暗記作業に使ってみましょう。たとえば、通学中の電車内や散歩の途中などに勉強するのです。持ち運びのしやすいフラッシュカードを使った暗記ならちょっとした時間にもチャレンジしやすいかもしれません。ほかの科目との時間配分も考えながら、限りのある時間を効率よく使えるように自分のスケジュールを管理することが重要です。
世界史は暗記が大変な科目です。しかし、暗記作業を妨げている原因を突き止めて改善したり、世界史に興味を持つ取り組みをしてみたりなどで効率を上げることは可能です。これらを実践することで、効率よく覚えられるようになる科目でもあります。徹底的に正しい勉強法を指導している個別指導塾「下克上」では、短い期間で成績アップも可能です。この機会にぜひ下克上のLINE@に登録して、受講を検討してみてはいかがでしょうか。
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