【大学受験】英語文法の勉強法!NG勉強法や文法書の効果的な使い方を紹介

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受験までにそれほど時間がないにもかかわらず、英文法がなかなか身につかないと感じている人もいるでしょう。英文法をマスターするのにどんな勉強をしていいのかわからないときには、焦りだけが大きくなります。英文法には効果的な勉強法だけでなく、してはいけない勉強法もあるのです。この記事では、英文法対策に効果的な勉強法を、間違った例とともに紹介しましょう。

1.英文法は超大事!受験における英文法の必要性

英文法は、英語を勉強するうえで非常に重要です。英文法を理解していないことには、受験で点数が取れないことも多いでしょう。ただ、英文法には間違った勉強法があるのです。ここからは、英文法の間違った勉強法について、英文法の必要性を交えて解説します。

1-1.おすすめできない勉強法

受験で英文法を勉強するときにはいくつかの方法から選べます。しかし、なかにはおすすめできない勉強法もあるでしょう。それが、ただ暗記する方法です。もちろん、英文法は暗記する必要があります。しかし、単に暗記するだけでは覚えただけで満足してしまうことが多いでしょう。実際に使わないままになり、使い方が分からなくなってしまうのです。また、英語の参考書は分量が多いため、1周読んだだけで終わりとなるケースもみられます。暗記する方法と同じく、読んだだけで覚えた気になることは多いものです。英文法は英語の基本ですので、英文法が理解できていないことには和訳やリスニングでも点数が取れなくなってしまいます。英語全体の点数を上げるためにも、英文法は覚えるだけでなくしっかりとアウトプットを繰り返して頭に入れていくことが大切です。

1-2.単語帳形式で丸暗記

英文法は暗記する必要があると説明しましたが、教科書や参考書に書かれている英文法を、ただ単語帳形式で丸暗記するという勉強法にも問題があります。目の前の英文法をとにかく覚えなければならないと躍起になっても、勉強の効率は上がりません。英文法を理解せず、ただ覚えてしまうだけでは使いこなせないのです。文法というのは文章のルールでもあります。よって、意味を正しく理解しながら覚えるように心がけましょう。どのくらいの理解が必要かというと、人に説明できるくらいが目安です。単語のようにただ覚えるのではなく、人に説明できるほど理解できているのかを確かめながら覚えましょう。そうすることで、英文法を理解しながら頭に入れることができます。

1-3.何冊も文法書を買って全て網羅しようとする

英文法を覚えるとき、何冊もの文法書を購入してすべてを網羅しようと考える人もいます。しかし、受験に多くの文法書は必要ありません。基本的には基礎を勉強できるものが1冊、応用編となる少し難しいものが1冊の計2冊で十分です。この2冊でほとんどの大学に合格できるレベルに達するといえるでしょう。何冊もの問題集や文法書を持っていても、すべてをやり遂げるのは困難です。よって、中途半端に終わってしまうケースはめずらしくありません。そのため、自分にぴったりの問題集や文法書を何度も繰り返しこなすのがベターです。間違えた問題には印をつけておき、できるまで復習を繰り返すことで自然に英文法が身につきます。この問題集からの出題であれば満点が取れると感じるほどやりこみ、その後、次の問題集へと進むと効率のいい勉強が可能となります。

2.大学受験に効果的!効率的な英文法の勉強方法

大学受験ではそれほどの時間がないため、効率よく勉強を進めることが大切です。ここからは、大学受験に効果的な効率のいい英文法の勉強方法を紹介しましょう。

2-1.教科書の文章を参考に実際に文章を作成する

英文法事項の内容が理解できたら、実際に文章を作成してみましょう。日本語と英語では語順が異なります。例えば、日本語では動詞が文の最後に来るのに対し、英語の動詞は主語のすぐ後です。まずは、この語順に慣れる必要があるといえるでしょう。そのためにも、実際に覚えた知識を使い、自分で文章が作成できるようになることが大切です。何度も文章を作成する作業を繰り返すと、書いたり話したりするときにスムーズに出てくるようになります。英作文を作成するときには、覚えたい英文法の例文をノートの書き出し、その日本語訳もノートの反対側に書いておきましょう。英文法の例文を隠し、日本語訳だけを見ながら自分自身で文章を作成してみます。その後、例文を確認し、意味を考えながら音読をするのがいいでしょう。これを繰り返すことで、覚えた英文法を生かした文章が作れるようになります。

2-2.人に説明する

先ほども説明した通り、英文法は人に説明できるまで理解することが大切です。受験のためはもちろんのこと、人に教えることも目標に勉強をすると、点数アップにつながります。実際に覚えた文法知識は、誰かに説明してみましょう。人に説明をし、しっかり理解できているかを確認することが大切です。誰かに説明する場合、相手の質問を想定しながら教え方を考えていきます。どんな質問がくるかをあらかじめ想定しておくことで、自分が難しいと感じている部分を確認し、理解につなげられるのです。人に説明するときにわからない部分があると、曖昧な説明しかできません。誰かに教えられるようになるということは、わからないところはないというレベルまで英文法が理解できている状態だといえるでしょう。

2-3.英語の文章を音読する

英文法を勉強するときには、英語の文章を音読しましょう。音読を繰り返すことで文章が早く読めるようになり、余った時間を問題を解くのに充てられます。また、声に出して読むことで記憶として残りやすく、文法が早く覚えられるでしょう。さらに、英語を一度日本語に訳して考えると、それだけで時間がかかってしまいます。音読の習慣を付けることで英語を英語のまま理解できるようになり、英語が身近に感じられるようになるでしょう。理解した文法の例文を繰り返し声に出して読むことは、文法を覚えることにもつながります。勉強の効率が高まりますので、音読を積極的に取り入れましょう。

ただし、音読の際には注意点もあります。意味を理解しながら声に出して読むことが重要です。意味がわからないままに続けていても、ただ声を出しているのと変わりありません。しっかりと理解し、記憶として定着させるためにも意味を理解しながら音読をしましょう。また、一度の音読だけでは長期記憶になりにくいといえます。音読は定期的に続け、復習を繰り返すことが大切です。

2-4.演習問題をとにかく解く

英文法がわかってきたら、演習問題をたくさん解いていきましょう。英文法を覚えたと思っても、いざ演習問題に取りかかると思いのほか解けないというケースはめずらしくありません。それは、英文法をアウトプットする練習を行っていないからです。問題の数をこなすことで、即座にアウトプットできる力が身につくでしょう。英文法を習得するには、基本となる形を覚え、それをアウトプットできる力が必要です。そのためには、問題集などを使用し、できるだけ多くの問題に取り組みます。多くの演習問題をこなすと、即座に文法問題が解けるほどの実力が得られるのです。可能な限り多くの問題に触れ、英文法の基礎を固めていきましょう。

3.文法書は2周しよう!勉強の流れ・進め方

文法書を使って勉強するとき、一度読んだだけで覚えた気になってはいけません。文法書は2周してこそ意味があるといえるでしょう。そこで、文法書を2周して身につける勉強の流れや進めかたを説明します。

3-1.1周目:暗唱しながら理解に徹する

参考書を読む1周目は理解に徹します。なぜなら、1周目には覚えていない文法が出てくることが多いからです。理解できていない部分を軽く読み進めてしまうと、頭に入っていない状態で読み終えてしまうでしょう。そのため、参考書に書いてある文章を区切り、読んだところを口に出して唱えることが大切です。また、どんどん読み進めるのではなく、1回で覚えられる量は1ブロック分だと考えましょう。1つのブロックを読み終えるたびにそのブロックに書いてあることを暗唱し記憶として定着させます。このとき、一言一句間違えずに暗唱することにこだわる必要はありません。重要なポイントをピックアップして覚えていきましょう。次のブロックに移る前にしっかりと復習しておくと、新しいことを覚えるたびに前のことを忘れてしまうことを防げます。このとき、誰かに説明できるレベルで文章を作ってみると理解が深められるのです。

3-2.2周目:理解できていないところを明確にする

ブロックごとに暗唱を繰り返し、参考書を1周したという人は、2周目に移りましょう。2週目では、すでに覚えてしまった部分を何度も読む必要はありません。ただし、あまり覚えきれていないと感じるところや、解けなかった問題は印をつけておきます。それらを、何度も解いて間違えないようになるまで繰り返すことが大切です。また、知らない単語や覚えていない文法事項が出てきた場合にも、後回しにしてはいけません。その場で理解し、覚えていくようにしましょう。参考書にも、新しく出てきた単語や文法事項を書き加え、いつでも見直せるようにしておくと便利です。そうすることで、参考書を読み直すたびに、自分が間違えたポイントなどがチェックでき、同じ問題でのミスが防げます。2周目は自分の弱点を参考書に詰め込み、自分専用の参考書を作ることを目標に読み進めていきましょう。

4.文法書が全く分からない場合は中学の基礎から!

文法書を読んでもまったく意味が理解できないという人は、中学英語の復習から行いましょう。受験で英文法が難しいと感じている人の多くは、中学英語が身についていません。大学受験を控えて中学英語を勉強するのは恥ずかしいと考える人もいますが、受験を乗りこえるためには必要だと割り切り、恥ずかしいという気持ちを捨てて学びましょう。中学英語の英文法は、参考書を読んで問題を解くという流れを最初のページから最後のページまで1周します。1周し終えたら2周、3周へと進み、何度も復習を重ねることが大切です。

ただ暗記せずに「声に出す」「人に説明する」のが大事

英文法はやみくもに暗記をしてもなかなか身につきません。ただ暗記するのではなく、声に出したり、人に説明したりして理解を深めることが重要です。そのうえで問題集を解き、アウトプットを即座に行えるようにしておきましょう。英文法は英語の基本的な部分ですので、習得すると全体点数のアップにつながります。今回紹介した方法に挑戦し、使える英文法を手に入れましょう。

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