毎日勉強をするにはどうすれば良いの?続けるためのコツとは?

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学校行事や部活、その他の用事などで疲れてしまうと、学習に支障が生じやすくなります。そのため、入試に向けて毎日の勉強が重要だと理解していても、うまく続けられず悩んでいるケースも多いでしょう。この記事では、勉強を継続できない人に見られる特徴を紹介し、どうすれば毎日続けられるようになるのか詳しく解説します。

1.毎日勉強ができない人の特徴

勉強を続けられない原因は疲労だけではありません。本人の困った特徴が学習を妨げているケースも多く見受けられます。ここでは、その特徴がどのようなものか説明していきます。

1-1.学校の授業を大切にしない

家で学習できない人は、学校での勉強もおろそかにしがちです。いい加減に授業の時間を過ごしており、大事な内容を聞き逃しているケースがよくあります。授業も毎日の積み重ねであり、カリキュラムに沿って次々と新しいことを習っていきます。そのなかには以前に学んだことをベースにしている内容も多いです。したがって、理解できないことを放置していると、芋づる式に分からないことが増えていきます。その状態になると、家で勉強する気力がますます湧きにくくなるので改善が必要です。

先生が黒板に書くことをノートに写すだけで満足しているケースも少なくありません。写すだけなら難しくないので、予習や復習をしなくても大丈夫だと勘違いすることがあります。しかし、それらを怠っていると授業内容を記憶に定着させるのは困難です。重要なことが身につかないまま過ごし続けることになり、いつの間にか周囲との差が開いている恐れがあります。このように、授業を大切にしない人は勉強で分からないことが多く、学ぶ楽しさを感じられなくなりやすいです。それどころか、続けるのが困難なほど勉強が嫌いになる人もいるので注意しなければなりません。

1-2.集中力がない

勉強に対する集中力が欠如していることも大きな特徴の一つです。学習を続けらない人は、勉強したいという熱意が不足しており、それを中断したくなる誘惑に弱い傾向が見受けられます。継続的に学習する大切さを理解していても、ついスマホを触ってしまったり、テレビを見ながら行ったりするなど、目の前の教材にうまく集中できません。そのような状態では高い効果は望めませんし、勉強する時間は次第に減っていくでしょう。誘惑に負けるのが当たり前になると、机に向かうことすらしなくなるケースもあるので要注意です。

この困った特徴を生み出しているのは、本人の性格や資質だけではありません。学習する環境の影響もとても大きく、1つのことに集中して取り組めるような状態になっていない場合があります。環境を整えないまま放っておくと、たとえ勉強する熱意が強くなっても、依然として集中できないかもしれません。その結果、思うように学習を続けられず、熱意が消えてしまう恐れもあるので対策が求められます。

1-3.計画的に勉強ができていない

継続してものごとに取り組むには、まず指針となる目標を決め、それに向けた計画を立てることが重要です。勉強を続けられない人は、そのステップを踏んでいない可能性があります。目標を決めていないと何のために学習しているのか分からなくなり、モチベーションがなかなか上がりません。問題の量が多かったり難易度が高かったりしたときに、頑張って解こうとする意欲も起こらなくなるでしょう。そうして、やる気を保てなくなると、自然と勉強は途切れがちになるので気を付けなければなりません。

そもそも計画がないと、テンションが上がらない場合は机に向かわないなど、自分の気分次第で勉強のタイミングを決めることが多くなります。計画的に進めないと進捗がよく分からないため、時間をかけて学んだつもりでも、実はほとんど習得できていないケースは珍しくありません。そのような人は、いつもテスト前に焦って一夜漬けをするような非効率なスタイルになりやすいので、計画の重要性を認識する必要があります。

2.毎日勉強するための方法

勉強が続かないことを嘆いていても状況は良くなりません。妨げになっている現状の習慣を変えていくことが大切です。ここからは、毎日の学習を可能にする方法について具体的に説明します。

2-1.まずは机に向かう

勉強を継続するために大切なのは、机に向かっていることが当たり前だという認識です。うまく続けられない人は、そもそも机に向かうことに抵抗を感じている可能性があります。学習を始める前に1つハードルを越える必要があるということです。勉強を続けるうえで余分な負担が生じるので、まずはそのハードルを取り除かなければなりません。ですから、どんなときでも机に向かう習慣をつけることから始めましょう。ただし、最初は机に慣れることが肝心なので、いきなり長時間の勉強をすることは避けるのが無難です。たとえば、15分からスタートして、無理なくこなせたら20分、30分というように少しずつ長くしていくと、継続しやすくなります。

2-2.目標を立てる

何を実現するために勉強するのか考えることも忘れてはいけません。目標を明確にすることで、学習を続けるのに必要なモチベーションを保ちやすくなります。受験生の目標というと、やはり志望大学の合格をイメージする人が多いでしょう。合格を目指すのは当然ですが、日程が離れすぎていると現実味のある目標として意識しにくくなります。合格はあくまでも最終目標としておき、定期テストの点数や模試の順位など、身近な目標を立てることが大事です。それらに挑戦して達成できればモチベーションが高まりますし、成功しなくても無駄にはなりません。駄目だった理由を振り返れますし、それを改善につなげることで勉強が楽しくなることも期待できます。

2-3.スケジュールを立てる

目標が決まったら、達成までのスケジュールを考えましょう。せっかく目標があっても、そこまでの過程をあいまいにしか思い描けていないと実現は難しくなります。達成するには、何をどれくらい勉強する必要があるのか明確にしなければなりません。その際のポイントは、挫折するリスクをできるだけ抑えることです。必要な勉強量が多いと分かったら、焦って無謀なスケジュールを組んでしまう人もいます。たとえば、勉強の習慣がないのに毎日10時間も勉強する前提で考えても、長くは続かないでしょう。2ページ分の演習や1時間の勉強など、最初は1日のノルマが小さくても構わないので、継続的にこなせそうなスケジュールを設定することが重要です。

2-4.勉強内容を記録する

学習した内容を記録しておくことも、勉強を続けやすくする工夫の一つです。定期的に記録を見返せば、どれだけ頑張っているのか自覚できますし、目標に対する自分の位置を理解することも容易になります。それによって、着実に進んでいる現状に自信を持てると、継続的に学習しようとする気持ちが強化されるでしょう。また、勉強時間を記録するために、ストップウォッチを用意しておくことも大事です。学習した正確な時間を手軽に測れるので、科目や単元ごとに、自分がどれくらい勉強しているのか細かく把握できます。それらに過不足がないかチェックすることで、効率の改善などに役立てられるでしょう。

2-5.自分にご褒美をあげる

志望大学の合格を目指して受験勉強を続けるのは簡単ではありません。ひたすら学習しているだけでは、最後まで体や心がもたない可能性もあります。そのリスクを回避したいなら、目標を達成するたびに、自分にご褒美を与えるようにしましょう。定期テストの5点アップなど目標は小さくても問題ないので、何か自分の励みになることを用意しておくと、勉強を継続させやすくなります。たとえば、映画を見たりゲームをプレイしたりする時間を設けることもご褒美の一つです。納得できる結果を出せたときに好きな娯楽を楽しめると、心身をリフレッシュできるとともに、次に向けて引き続き努力しようと思いやすくなります。

3.毎日勉強をするためのコツ

日々の学習を欠かさない人は、そのためのコツをつかんでいることが多いです。続けられなくて悩んでいる人にとって、それらは状況を良くするためのヒントになるでしょう。ここでは、勉強の継続を容易にするコツを詳しく紹介します。

3-1.勉強の時間を決める

勉強が生活の一部になっていれば、続けることに苦痛を感じにくくなります。毎日勉強をしている人は、食事や入浴、睡眠などと同様に、勉強も時間帯を決めて生活習慣に組み込んでいることが多いです。ライフスタイルの構成要素として時間帯が常に固定されることで、学習をしないという選択肢がなくなり、毎日安定して進められるようになります。また、自分の集中力がどれくらい持続するのか考慮することも重要です。時間を決めるときは無理のない長さにすることで、集中した状態を毎日キープできるようにする必要があります。

基本的に、最初のうちはあまり集中を続けられません。そのため、15分間の学習が終わったら5分間の休みを挟むなど、短い周期のパターンで進めていくと良いでしょう。そして、少しずつ学習のほうを延ばしていって、自分に適したパターンを見つけることが大事です。このように、時間帯やその中での進め方を確立することにより、勉強を継続できる可能性が上がります。

3-2.勉強ができる環境を整える

勉強を続けやすくするコツとして、環境を整えることが挙げられます。テレビや雑誌などがある場所だと、それらが視界に入るたびに集中力が落ちかねません。特に、スマートフォンは非常に大きな妨げとなる存在なので注意が必要です。机の上にあるとふと手を伸ばしてしまい、勉強と関係のないことをしてしまうケースがよくあります。ゲームやチャットなど多様な遊びが可能なので、たくさんの娯楽品を机の上に置いたまま勉強しているようなものです。

このような状況で、学習を継続するのは容易ではありません。言い換えると、学習以外のことができない環境をつくれば、集中して取り組みやすくなります。短い時間でも効率的に進められるので、その分だけ継続的に勉強を行いやすくなるのです。机の上や周りをチェックして、最適な環境づくりを心がけましょう。

毎日勉強するための方法とコツをおさえよう

継続的に勉強できない人には、その原因となる特徴があります。しかし、学習の習慣化や環境の改善などのコツを踏まえて努力すれば、次第に続けられるようになるので、あきらめる必要はありません。成功率を上げるポイントは、自分に適した勉強方法を身につけることです。下克上は、これまで多くの受験生に正しい勉強方法を指導し、成績をアップさせてきました。興味があるなら、LINE@に登録してみると良いでしょう。

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